都内における都基準の重症者は3人ですが、国基準では103人となっています。この違いについては以前からの説明をツリーにぶら下げますが、つまり「人工呼吸器・ECMOの装着には至らずともICUに入室している患者」がすでに100人いるということです。先週金曜には46人だったので、1週間で倍増しています。
本日の都内新規感染者は922人。7日間移動平均の対前週比は623.6%、感染爆発が起きています。直近のデータでは約7割がオミクロン株に置き換わっており、その影響と思われます。この勢いだと来週には4ケタ、すぐに検査キャパに達します。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
直近7日間の12/30〜1/5でデータをとってみると、すでにL452R陰性が59.9%、逆転していました。なお、変異株PCR検査は全数検査ではなく「特にオミクロン株と疑わしき」検体をピックアップしている(全体の5〜6割)ので、少しバイアスもかかっていますが。いずれにせよ、急速に置き換わりが進んでいます。
もはや今さらですが、新規感染者のうち海外渡航歴あり=空港検疫からのすり抜け例が多すぎます。昨日は13例、ここまで多いのは見たことがありません。強化どころかむしろ緩和したのではないかと思うくらいガバガバ、こんな水際対策でオミクロン株を防げたわけがないよなと思っています。今さらですが。
あと、そもそも重症化について認識のギャップがありそうなので、言葉を選ばずに言うと「瀕死」です。都の定義では、人工呼吸器・ECMOで命を繋いでいる状態です。そこに至らない軽症〜中等症でも十分に苦しく、後遺症も残りやすい感染症です。なので、感染しても重症化しなければ良いわけでもないです。
何度でも言いますが、感染してから重症化し、亡くなるまでにはタイムラグがあります。そのため、重症者数は新規感染者数より遅れて増えます。死者数はさらに遅れて増えます。本日も「新規感染者は641人でも重症者は3人だから大丈夫」というコメントがありますが、違います。この後、必ず増えてきます。
都の変異株PCR検査において、L452R陰性=デルタ株でない=オミクロン株と推測される割合が急激に上がっています。12/7〜13は0%だったのが12/14〜20は5.1%、12/21〜27は9.1%、直近の12/28〜1/3は44.6%。先日「デルタ株が主」とツイートしたばかりですが間もなく逆転、急速に置き換わりが進みそうです。
本日の新規感染者641人のうち334人、半数以上がワクチン2回接種済み=ブレークスルー感染でした。オミクロン株だけの傾向でいえば約7割にのぼります。都民の接種率は約8割、感染率は接種済み・未接種であまり変わらないのかもしれません。重症化率はこの後ですが、第5波では死者の多くが未接種でした。
本日の都内新規感染者は641人。先週同曜日の10倍、対前週比は447.6%に。年末年始で検査が減っていた反動もありますが、ここまで急激な増え方は経験がありません。この傾向が続くようであれば「まん防」を要請せざるを得なくなります。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/shutoken-news/…
まん防が適用される沖縄・広島・山口の感染拡大は明らかに米軍基地由来。「治外法権」のもと水際対策が機能しなかった、機能するよう求めることも出来なかった、弱腰外交の結果と言わざるを得ない。一方で、国民には負担を強いることになるわけで。まして現・元総理大臣のお膝元で。しっかりしてくれ。
本日は390人、一気に増えたように見えますが「年末年始で検査が減っていた」ことと「休み明けに検査が集中した」ことの凸凹はあるので、明日以降の推移に注意。本日時点では7日間移動平均が135.6人、対前週比が302.0%。オミクロン株の影響かどうかはゲノム解析の結果待ちですが、尋常でない勢いです。
本日の都内新規感染者は390人。昨日までは年末年始で検査が減った影響を受けていました。本日は休み明けの検査結果が出てきた状況、一気に増えたように見えますが、見えなくなっていただけで、これが本来の感染状況と考えてください。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
昨日予告したとおり、年末年始の検査減の影響を受けない、本来の感染状況が現れてくるのは休み明け1/4の結果が出てくる本日1/5からです。沖縄は600人前後、大阪は200人超とのこと。東京もかなりの数となる見込みです。現状はまだデルタ株との同時流行ですが、オミクロン株の勢いが尋常ではありません。
これも誤解がありそうなので。オミクロン株は変異株検査→ゲノム解析を経て判明するので、陽性判明とはタイムラグがあります。例えば昨日、東京では「新規感染者103人、オミクロン株25人」と報じられましたが、この25人は12/22〜29に発症しており、25人/103人がオミクロン株だったわけではありません。
本日は151人となりましたが、昨日1/3までお休みの医療機関・検査機関は多く、影響が残っていると思われます。本来の感染状況が現れてくるのは休み明け・本日1/4の検査結果が出てくる明日1/5以降です。デルタ株かオミクロン株かのゲノム解析にはさらに1〜2日かかるので、傾向がわかるのは1/7以降です。
なお、本日判明したオミクロン株25例は12/22〜29に発症・陽性判明したもの。うち海外渡航歴がある人・その濃厚接触者が14人、市中感染が11人。年代は10〜80代まで幅広いです。無症状は3人、ほとんどは発熱、咳、咽頭痛など症状がありますが、無症状の感染者が捕捉されていないだけの可能性もあります。
たった今、都・福祉保健局より、年末分のゲノム解析でオミクロン株が新たに25例確認されたとの報告がありました。うち海外渡航歴なし・感染経路不明で市中感染とみられるのは11例。これで計47例(うち市中感染15例)となりましたが、やはり今のところ「デルタ株が主」という傾向に変わりはありません。
この後予想されるのは、オミクロン株とデルタ株の同時流行です。海外では置き換わりが進みましたが、日本ではまだわかりません。休み明けには年末年始のゲノム解析の結果が出てくるので、最新の傾向はそこでわかります。いずれにせよ、ワクチンの3回目接種と経口治療薬の供給が間に合うかがカギです。
やはり誤解がありそうなので、いま一度触れておきますが、都内で起きている感染拡大はデルタ株によるものです。新規感染者のうちオミクロン株はごく一部、まだ22例しか確認されていません。つまり「感染拡大しても、オミクロン株は弱毒化しているから大丈夫」という楽観論は、前提から間違っています。
本日は103人。昨年10/8以来、3ヶ月ぶりに100人を超えました。年末年始で検査が減っていることを考えると、本日時点では感染状況を反映し切れておらず、実際にはもっと増えている可能性があります。2ヶ月ほど続いてきた「そうそう感染しないだろう」というフェーズは終わりました。切り替えてください。
沖縄の新規感染者が本日130人。ここでは従来のデルタ株と米軍由来のオミクロン株との「同時流行」が起きていると考えられています。年末年始も沖縄・東京間の行き来はあったわけであり、決して対岸の火事ではない、むしろ時間の問題と考えるべきです。第2波や第5波の拡大も、沖縄が先行していました。
本日も84人、7日間移動平均の対前週比は188.0%に、先週日曜からは倍増となっています。うちワクチン2回接種済みは43人と半数を超えており、やはりブレークスルー感染が増えています。オミクロン株が話題となっていますが本日も確認されず、現在の感染拡大はあくまで従来の「デルタ株」によるものです。
年末年始(〜1/3)に発熱など新型コロナの感染が疑われる場合の相談窓口・医療機関を案内しておきます。 ・発熱相談センター 03-5320-4592(24時間) ・診療・検査医療機関(必ず事前に電話連絡ください) fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/co… ・新型コロナ・オミクロン株コールセンター 0570-550-571(9〜22時)