「みなし陽性では保険がおりない」という説も流れていますが、医師による診断で陽性が確定すれば対象になります。一方、医師が診断しても保健所で断られるケースも発生しているとのこと、現場が混乱するのもわかりますが、こうなるとそもそも感染者の扱いになりません。状況を確認し、対応を急ぎます。
みなし陽性が叩かれていますが。都内では検査がひっ迫しており、結果まで3〜4日かかることもあります。一方で、感染初期に投与しなければ意味のない治療薬がありますが、それらも医師の診断がなければ処方できません。苦肉の策かも知れませんが、むしろ早期に治療を開始できる、良い制度だと思います。
決して分断を煽りたいわけではないですが、以前からあった「感染対策VS経済対策」の構図ならまだしも、最近は「専門家VS非専門家」「医療者VS非医療者」「科学VS非科学」みたいになってきていて、酷いですね。本来は議論の余地もない議論に国会議員までもが参加していて、本当に酷い。リテラシーとは。
みなし陽性が話題となっており、そのせいで新規感染者が増えたのだという人もいますが、本日の21,576人のうち、それにあたる「特例疑似症患者」は589人、全体の2.7%しかいません。また、同じくそのせいで増えたとされている無料PCR検査の陽性率は5.4%。残念ながら、そんなことは関係なく増えています。
本日の都内新規感染者は21,576人。過去最多を更新、2万人を超えました。今週にはピークアウトするという予想も出されたことで楽観ムードが広がりつつありましたが、事態はむしろ悪化しています。重症者は30人に、6人が亡くなりました。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/shutoken-news/…
気が早いかも知れませんが、夏〜秋に予想される第7波で流行するのはオミクロン株とは限りません。デルタ株のような強毒・強感染性の変異株がまた発生する可能性もあります。ワクチンを打っても感染はしますが、重症化はかなり防げます。次の感染拡大までに3回目接種をされることを、強くお勧めします。
「有識者がコロナを煽っているとは今でも思う。でも彼らには責任がある。国や自治体、医者も同様で情報発信に慎重であるのは当たり前。私たちは何を言っても責任を取らなくていい。SNSでコロナは風邪と言っても罪に問われることはない。調子に乗っていた、この一言に尽きる」 news.yahoo.co.jp/articles/c333e…
ピークアウトはあくまで楽観的予測、希望的観測です。政策判断の根拠にすべきではありません。仮にそうなっても医療提供体制への負荷が急に軽減されるわけではなく、2〜3週間以内に逼迫しそうというのは変わりません。「ピークアウトするのであれば緊急事態宣言はしなくて良い」というのも、甘いです。
実効再生産数をもってピークアウトを予想している人がいますが。現在、都内では検査が全く追いついていません。陽性率は35.5%(適正は3〜12%)まで上昇しており、実際には報告の数倍はいると思われます。実効再生産数はその当てにならない新規感染者数から計算しますから、こちらも当てになりません。
コロナ禍の2年で、政治家という職業柄もあるかも知れませんが、身内だけでも5人が亡くなりました。少なくとも第5波までは絶対に「ただの風邪」ではなかった。本当にそうなれば良いと思うし、そうなるように努力しているし、その意味でも第6波は分水嶺になる可能性がありますが、まだ油断は出来ません。
本日の都内新規感染者は11,751人。月曜で1万人を超えるのは初、過去最多となりました。検査が逼迫しており、結果までにかかる日数が伸びている影響、木曜〜金曜の検査分も多く含まれていると思われます。ピークアウトはしていません。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
ぱっと見それっぽく見えますが、このグラフから読み取れるのは「各国の波を合わせてみると、ピーク前は増えて、ピーク後は減った」ということくらいなんですよね。未だ感染拡大している国は無視されているし、チェリーピッキング・確証バイアスの極み。もはや、ピークアウト言いたいだけちゃうんかと。
警視庁の皆さま、お疲れ様でした。 twitter.com/leo2ed/status/…
三浦瑠麗さんの「私、医者じゃないんで」が炎上していますが、私は流すメディアにも問題があると思っています。今回は生放送とは言え、これまでにもこういう発言は繰り返してきているわけで、キャスティングした朝生の制作陣、ひいてはテレ朝が悪い。視聴率さえ稼げれば良いと開き直っている節もある。
連絡先は以下です。 自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)0120-670-440 土日祝を含む24時間受付、日本語以外にも11ヶ国語に対応しています。自宅療養中で体調に不安がある方、食料品やパルスオキシメーターの配布を希望する方、医療面・健康面以外での一般的な相談がある方などはお電話ください。
都内の自宅療養者のフォローについて、週明け1/31からは「50歳未満で基礎疾患のない無症状者・軽症者」の健康観察を行わず、体調不良となった場合に連絡していただく対応に切り替えます。医療・検査が逼迫しており、リソースを高齢者・ハイリスク者に集中させる必要が生じているため。ご理解ください。
都立・小児総合医療センターでは子どもの入院患者の増加に伴い、通常診療を2割制限しています。公的病院ということで高度小児医療も行っているのが最大の特徴ですが、その手術・入院も延期となっています。何度でも言いますが、これが感染者が増えても重症者が少なければ大丈夫「ではない」理由です。
本件、捜査情報にもかかわるので詳細は控えますが、警視庁に相談の上、対応済です。法律・条例には限界もありますが、野放しにしているわけではありませんので、ご理解ください。ノーマスクでの山手線乗車に加え、武器を所持している可能性もあります。皆さまはとにかく近づかないようにしてください。 twitter.com/rengoku56771/s…
「そろそろピークアウトするのではないか」という見方について、結論から言うと、わかりません。すでに十分な検査、積極的疫学調査も出来ておらず、感染の全体像が掴めていません。第5波のように頭打ち・高止まりが続いた後、よくわからないまま収束することはあり得ます。楽観視はしないでください。
本日の都内新規感染者は17,433人。「そろそろピークアウトするのではないか」との見方もありますが、楽観は禁物です。陽性率が異常に高いことから、検査が全く追いついていないこと、感染の全体像が掴めていないことはわかっています。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
日本では結局、感染対策こそが経済対策というのが真理ですが、未だにわからない人が多いですね。まん防や緊急事態宣言も経済損失ばかりクローズアップされがちですが、逆に「何もしなかった場合」のことを冷静に考えてみましょう。仮に政府・行政が感染を放置したとして、それで経済が回るのかどうか。
私が国際政治学者や獣医師や元厚労省医系技官をテレビに出すなと言うのは、彼・彼女らが感染症の専門家でないからと言うより「一度も合っていたことがないから」です。間違った情報発信は感染対策にとってマイナスでしかない。個人的な主張は妨げないが、公共の電波で流すのはやめてくれという話です。
ちなみに、政府が緊急事態宣言の基準にしたい重症者用病床使用率は、都基準(人工呼吸器・ECMO装着)だと20人/510床で3.9%ですが、国基準(ICU・HCU等入室)だと540人/1,468床で36.8%なので、いずれにせよ遠からず50%に達してしまいます。重症者を「どこで診るのか」という意味では、国基準が正しい。
都は病床使用率が50%を超えた時点で緊急事態宣言要請を検討する予定でしたが、政府がわざわざ事務連絡で「重症病床使用率が重要」とゴールポストを動かしてきたので、見送るかも知れません。重症者数は遅行指標で、増えたときにはもう手遅れであることも、第5波の経験からわかっているはずなのですが。