「看護師500人をボランティアで派遣してください」というのは500人も派遣する余裕が医療現場に出来るくらいまで感染収束させてから言うべきで、順番が逆。確かにオリパラにも医療スタッフは必須だが、コロナ対応から引き抜くようでは本末転倒。そもそもその余裕がない状態で開催すべきではありません。
繰り返しますが、分科会が言っているのは「行動制限は必要ない」ではなく①ワクチン接種の加速化②検査のさらなる活用③効率的な換気の提言④国・自治体による効率的な医療機能の確保⑤基本的な感染対策の再点検と徹底「が出来ていることを条件に回避できる」です。この条件が無視されているのが問題。
子どもたちに関しては感染リスクも許容しつつ正常化を図るという政治判断は尊重されるべきと思いますが、だからこそ、職業柄、今後も黙食を続けざるを得ない医療従事者に対して、知事がこの物言いは如何かと。これでは反マスク・反ワクチンの「一生マスクしてろ」「一生ワクチン打ってろ」と同じです。 twitter.com/kumagai_chiba/…
埼玉・ふじみ野市の立てこもり事件で亡くなった鈴木純一医師は、高齢者の在宅医療に取り組まれており、コロナ禍では訪問診療に尽力されていました。第5波のピークでも自宅療養者支援の先頭に立たれていて、素晴らしい先生だった。NHKが取材していたので、印象に残っていました。お悔やみ申し上げます。
GWに旅行や帰省をしたい人が民間PCRセンターに殺到しているようなので、あらためて言います。「PCR検査で陰性=安全ではありません」。検査時には陰性でも、その後に感染する可能性は十分にあります。陰性証明など意味がないと思ってください。大切な家族や友人のためにも、今年はやめておきましょう。
都内における都基準の重症者は3人ですが、国基準では103人となっています。この違いについては以前からの説明をツリーにぶら下げますが、つまり「人工呼吸器・ECMOの装着には至らずともICUに入室している患者」がすでに100人いるということです。先週金曜には46人だったので、1週間で倍増しています。
残念ながら、現行のワクチンではオミクロン株への「感染」を防ぐことは難しそうです。2回接種済みでも、この後3回目接種が済んでも、感染対策は緩めないでください。比較的に「重症化」は防げているようですが、軽症〜中等症でも十分に苦しく、後遺症も残りやすいです。そろそろ楽観視はやめましょう。
宮沢孝幸准教授もそうだが、とにかくピークアウトと言い続ける。そうすればいつかは当たる。どなたかがギャンブルの「倍プッシュ」に喩えていたのが秀逸だった。ただし、ギャンブルにおいて損は取り戻せるが、感染症対策において失われた命と健康、経済のダメージは取り戻せない。騙されてはいけない。
この時期になると、若い世代の「微熱・倦怠感あり、友人たちと旅行の予定あり→どうしても行きたいから自費検査を受けてみよう→陰性→安心して出発→現地で体調を崩して病院へ→陽性→友人たちが濃厚接触者に→全員陽性→そのまま現地で入院」といった感染事例が増えますが、本当に勘弁してください。
この人は市議会議員の立場で中学校に行き、ノーマスクで反ワクチンのビラを配り、市議会から厳重注意を受けた上、鼻マスクで議会に出席、さらに反抗したことが問題になっているのであって「鼻マスクくらい目くじらを立てることではないのでは」とかいう話ではないんですよね。 news.yahoo.co.jp/articles/9f1af…
「全国有志医師の会」 の550人とありますが、これは全国の医師34万人の0.16%。さらに、この550人というのは(歯科医師、獣医師含む)なので、全国の歯科医師10万7千人、獣医師4万人を含めると0.11%。勇者だか異端だか知りませんが、わざわざ報じるほどのことでもないのでは。 business.nikkei.com/atcl/gen/19/00…
1年以上、飲み会もカラオケも旅行も行かず、もちろんGo Toイートやトラベルの恩恵も受けられない医療従事者が、飲み会やカラオケや旅行で感染してきた人を診るときの気持ちを考えたことはありますか。怒りとか悲しみとかではなく「心が折れる」そうです。もうちょっと想像力豊かに生活してみましょう。
イギリスで発生し、大阪でも過去最多を記録するなど猛威を振るっている変異株「N501Y」が東京でも拡大し始めました。一昨日・昨日のスクリーニングでは計39例を確認。感染力は従来型の1.7倍、子どもにも感染しやすく、基礎疾患のない20〜40代も重症化しています。かなりまずい状況だと思ってください。
何度でも言いますが、感染してから重症化し、亡くなるまでにはタイムラグがあります。そのため、重症者数は新規感染者数より遅れて増えます。死者数はさらに遅れて増えます。本日も「新規感染者は641人でも重症者は3人だから大丈夫」というコメントがありますが、違います。この後、必ず増えてきます。
本日報告された10歳未満の子どもの重症化については、陽性確認後にけいれんを起こして救急搬送、そのまま人工呼吸管理となっているようです。基礎疾患はなかったとのこと。都内では3例目となっており「子どもは重症化しない」というのは過去の話です。また、20代も2人、30代も3人が重症化しています。
政府が行動制限はしたくないのは重々わかりましたから、せめて「行動制限はしない」=「感染対策もしない」ではないということをきちんとアナウンスしてほしいです。何故か「行動制限はしない」しか言わず、メディアもそこだけ強調するものだから、完全に誤ったメッセージとして国民に伝わっています。
政府が「行動制限をかけない」ということはわかりましたが、それによって何が起きるのかを説明する責任があります。このまま感染拡大を放置すれば、医療提供体制は早期にひっ迫します。通常医療が制限されるので、そもそも医療にアクセスできない=医療崩壊となり、死者数も確実に過去最多となります。
読みましたが、ただの古市憲寿さんのお気持ち文でした。コロナ対策において専門家・医療従事者は真剣に取り組んできたし、その情報発信・注意喚起により救われた命もあります。それを「コロナ万歳」などと揶揄。こんな人を政府・有識者会議のメンバーに選んではダメでしょう。 news.yahoo.co.jp/articles/c461d…
「行動制限のない(代わりに感染拡大が完全に放置され、コロナ禍3年目にして最大の第7波を招くも打つ手はなく、全国各地で医療崩壊、発熱外来がパンク、検査も受けられず、救急車は来ず、搬送先も見つからず、感染による死者だけでなく医療にアクセスできないことによる死者も最多となる見込みの)夏」
削除前のツイートで【“顔パンツ”ご意見募集】という反マスクがマスク着用者を侮辱するための用語を用いたのも論外ですが、そもそも表現の問題ではなく、秋〜冬の第8波・インフルエンザとの同時流行も予測され、マスクはますます必須になる中、公共放送でこういう企画をやること自体が間違っています。 twitter.com/nhk_shutoken/s…
これを言ったら元も子もないかも知れませんが、本当に悪意はないのですが、専門家でもない素人が「ただの風邪」とか、いつピークアウトするとか、安易に発言していて怖くないんですかね。私も仕事ではありながらやはり門外漢なので、専門的分野にはかなり慎重になるのですが。 tokyo-sports.co.jp/entame/news/39…
どなたか、子どもがマスクを着用することによる脳や心の発達への影響について、研究論文などエビデンスをお持ちではないですか。今のところ反マスク・反ワクチンの「かもしれない」しか見たことがないのですが、お気持ちで感染症対策の継続・中止を決めるわけにはいかないので。よろしくお願いします。 twitter.com/hosono_54/stat…
決して分断を煽りたいわけではないですが、以前からあった「感染対策VS経済対策」の構図ならまだしも、最近は「専門家VS非専門家」「医療者VS非医療者」「科学VS非科学」みたいになってきていて、酷いですね。本来は議論の余地もない議論に国会議員までもが参加していて、本当に酷い。リテラシーとは。
本日からスタートした渋谷・若者ワクチン接種センターに希望者が殺到、早々に受付終了した件、ご迷惑をおかけしました。想定を超えた理由として「接種をためらう若者が多いということだったので」とのことだが、認識がズレている。まだまだ打ちたくても打てない若者がほとんど。枠の拡大を検討します。