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火曜に大山ヒルズへ放牧に出るラニ。
昨年はみやこSに向かったけど今季は何も聞いてない。
いよいよオスの本能が目覚めてきた…。
誰かが言った
「ラニは遠くから眺めてるだけでいい」と
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はい、おかえり。
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1月下旬からずっと動かしてきたので今回は長めのお休み。
大山でゆっくり休んでね。
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深夜2時くらいにトレセンに到着してラニを馬房に戻した後、ビッグディザイアがいた馬房に作られた祭壇に線香をあげて手を合わせました。
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ラニは目黒記念と発表。
ムーア騎手の助言もあって、帰国初戦は目黒記念という事になっていました。
そしたら府中にD2100mのブリリアントSがあって、ユタカさんが乗りたいという事になり、じゃあ使おうかという事になり帰厩後12日でのレースとなりました。なので目黒記念は想定通り。
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ユタカさんが笑顔で戻ってきた。
ゲートから歩いて検量前に向かいながらレースを見て、直線で外から来てたのは分かった。それと同時に届かないのも分かった。
いろいろ成長を確認できたのは良かった。
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ラニを見ても久しぶりという気がしない…帰国してからまだ1ヵ月経ってないもんね。
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再来週、ラニがトレセンに戻ってきてマイルカップの日のブリリアントSをユタカさんで予定されています。
そして遠くアメリカではヘヴンリーロマンスがタピットの男の子を出産しました。いまのところ鹿毛だそうです。ラニも最初は栗毛といわれていて芦毛になったしね。
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先生が帰国されました。ラニの適性の話になって、大きなストライド故にコーナーで減速してしまう。たとえ距離が長くても、直線で加速してコーナーで減速するから、コーナーの広い競馬場がいいね、と。予定にあるジョッキークラブゴールドカップはベルモント競馬場の10F戦。あそこは広い
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こぼれ話①厩舎地区から競馬場エリアへ馬運車で移動してラニを降ろす際、ちょうど隣の馬運車からアメリカ馬が降りるタイミングだった。
「先に行かせてくれないか?」
「ヤダね!エキサイトしてるんだ」
「ラニだぞ」
「…お先にどうぞ」会釈しながら…。
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今朝のラニ
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ユタカさんとラニのコンビが見たいと思う意見もよく分かります。アウォーディーもラニもユタカさんでデビューする事が決まっていたから、ユタカさんが好きだろうな、という感じで作りましたからね。昨年、食事をした時に「ホントに考えて作ってくれてるなって思う」と言われて、自己満足した(笑)
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ラニが引きあげてきてムーア騎手は興奮しながら言ってた。「この前より良かった!スタートは速いけど、最初が遅いのは直せない。その分ラストが素晴らしい。3歳のダービーのメンバーならこの脚で勝てたけど、今は2000mでは短い。勝たせ方がわかった、いつでも乗せて下さい!」気に入った様子。
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レース前日の今朝もアウォーディーとラニは併せ馬。後ろからアニキに並ぶ時に急に耳を伏せてアニキの首を噛もうとした以外はやりたかった馬体を寄せた併せ馬ができました。「もう一段ギア上げよう」とアニキに乗るスタッフに声をかけながら、鼻面ピッタリでゴール。アニキにもラニにもいい調教でした。
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前走直後の「sorry」と何回も何回も言った、その意味はとても重たいし「また自分に乗せて頂けるのなら是非お願いします」そこまで言わせるラニ…。今度は応えて欲しい。
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そして昨年のドバイワールドカップデーの最終追い切り。日本馬の追い切りに乗る為に待機していたムーア騎手の前にラニが通るのでした。
ヒヤシンスSを見て「あれはラニの走りじゃなかったから心配しなくていいんだよ、ここはチャンス」と、帯同してるスタッフに言ってくれたそうです。
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翌週のカトレア賞でラニが勝って検量室前で運動をしていたらムーア騎手が近付いてきて、ラニの前後左右に回ってずっと見ていました。無言で見てるから、こちらは「なんだなんだ??」って感じでしたが(笑)
この時も通訳の人に「一度でいいからあの馬に乗ってみたい」と話したんだとか。
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ムーア騎手はラニが勝った未勝利戦、連闘で勝ったカトレア賞で他の馬に騎乗してました。未勝利戦のパドックでラニを見て「凄くバランスがいい体!一番良く見えるし勝つと思う」と通訳の人に話し、実際に勝つところを見て「やっぱり勝った!」と興奮しながら「あの馬に乗ってみたい」と話したそうです。