小沢さとる(@ozawasatoru2005)さんの人気ツイート(古い順)

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“プーチンに死を”そんな激情に駆られた自分に身震いを覚えた 小学四年で終戦を迎え漸く死の恐怖から開放されて 平穏な団欒に食卓を囲んだ“芋粥”の旨かったことと言ったら今も忘れられない人間が人間でアルバム限り戦争は永久に無くならないと言うがウクライナの人に一日でも早く“芋粥”を食わせたい
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未だ転落前の5倍の時間を要するけどとにかくタマゴローが描ける 86老のわずかな余生に光明が宿った 描きまくるぞ!“旗ふりタマゴロー”は爺の“守護神”だからね
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思い出したんだ ノロくてアタマが悪く勉強嫌いのボクにマムシの這い回る荒川土手の草いきれの中で親父に言われたことだ おマエはおマエのままゆっくり生きて行け たとえ置いてきぼりにされても その分、長生きすりゃいい そのままの生きざまを踏襲した86老は残りの余生もそのままに元気に行こう…
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何とか707一世を描き上げた 怪潜UC-140 とのエンカウンターバトルを想定しながら敢えて画面には仕立てずに 色紙に描く模型 として挑んでみた この一枚に一昼夜を費やしたがせめて3~4時間で描ければ 机上にコレクションビューシリーズとして 小沢さとる の再生の踏み台としてみたい
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気付かれない様に忍び寄る認知症の気配はとっくに気付いている 病もうが痛もうが旅立つその日まで元気だけは手放さないと決め込んでいる86老には 進行を遅らせる手立てとして毎日机上で手にする器具類を “見える化”して置くために作業場の引き出しを全廃してスタンド方式にするのも必要な手立てだ
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もう一度この画面を見てくれ 小沢さとる の出世作と伝えられている“ルミ死なないで”の背景である終戦時の情景の一コマを見たままに描いたものだ 終戦から24日を経て漸く日本人の前に姿を見せた米軍の異様に“こんな奴らに勝てるわけがない”と身震いを覚えた少年の日の忘れられないリアルだ
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齡86才(歳に非ず)も半ばに至り 小沢さとる の生涯を通して最後の一枚となる作品を本日描き上げた それがこの「命の特攻」と名付けた“ゼロ戦と大和”だ 全身の激痛に耐えながら感覚の失せた手ゆびに筆を握らせ 文字通り目視の遠隔誘導で筆を運ぶ三日間に渡る不眠不休の悪戦苦闘の産物だ
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実はこの画面 二年前に描いた作品を引き写して“デフォルメ”に手を加えたものだ 旧作の①はややもすると“ひよわ”に見えるゼロ戦を 強力で豪快なイメージに仕立てるために機体後半を切り詰めて 大胆なデフォルメを取り込んでグラマンに匹敵する強力な固まり感を強調して見せたのだが……
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もう一度新作②を見てくれ 背景にジュズつなぎに飛ぶ白い光彩は特攻隊員達一人一人の体から神の手によって 一足先に天国へ召されて行く「魂」だ 魂が失せて命だけになった隊員にはもう未練も呻吟する命の葛藤も洗い流されて 心穏やかに桿を握り大和もまた豪快に全力航走する 最後の一枚に合掌
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“青の6号クライマックス”としたこの一作には 今もし「青の6号」を描くとしたら 脳裏に描いてきた数知れない物語が噴出して その熔岩流に作者自身が呑み込まれるに違いない クワバラくわばら
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突然だけど月刊誌の“昭和40年男”の9月号で久々にまた「ロボダッチ」の特集が見られる 記事にあるように ボクが手塚治虫先生に才能を認められたことはないが認められていたのは手塚治虫先生の現場放棄の逃亡幇助の才能だったかも 面白かったなぁ……あの15日間
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それでも筆を取り直して描き上げたクライマックスは渾身の労作と言っていいだろう 一度は完成にしようと決めたプロセスを凌駕しようと注ぎ込んだエネルギーはハンパなかったからね もう二度と描けないグレードだ
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さて、ボクの中では最高傑作としているそのクライマックスのフレーム仕立てのプロセスだが 共に棺桶に入ってあの世に行く筈が 気持ち一転してヤフオク出品を決めた 何いっ!? だよね でもね、決めたよ 出すぞーっ! どうしてだって… 聞かない聞かない…
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自分のために作った色紙だ 全身の痛みが一向に治まらないのには泣きたい気分だ 殊に初動の痛みときたらそりゃもう地獄の沙汰だ 生きた心地がしないから動きは超スローモーになる“御先真暗”だ 元気を装うしか外に手立ては無いが 守護神の「旗ふりタマゴロー」頼みに活路が開くかな……
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初対面の時だった 挨拶にテヅカ先生ですかと問うたらムッとした面持ちでマジに言われたボクは“テツカ”だってね 確かに作品の作者名にはテツカオサムorてつかおさむとルビが付られてた でも周囲の誰もがテヅカ先生と言ってたけど面と向かえば“先生”としか呼ばないから今になればテツカ先生は幻だね
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同じく初対面のことだ “ボクにはマンガは描けない”と手塚先生にいきなりそう言われた “ねぇキミぃ漫画に代わる何かいい呼び名はないか”と続けて問われても高校生上りの僕には応える術はなかったけど 手塚先生の同人誌「COM」にはそんな想いがあったかもね…もうすぐ又、お会い出来るその時に又……
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昭和29年の夏に描いた「ルミ死なないで」は48頁の短編だが日の目を見ることは無かった 月刊誌「少女」の増刊に載せると言って受け取ってくれた編集者が社に持ち帰る途中 都電の網棚に置き忘れてしまったせいだ ところが 絵柄もストーリィも全く別もののルミが増刊に掲載され画料も受け取った…
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奇々怪々「ルミ死なないで」だが 当時まだ漫画家に成るとは思ってもいなかったボクにとっては大枚のボーナスに有頂天でね 真相に関心もなく4万円近い大金をフトコロにナンパドライブに掛けずり回っていた 未だに誰が描いたかもわからない“ルミ”がボクの出世作の筈もなく「ゆけ竜太郎」が処女作だ!
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がんばれ86歳(爺々)自身を励ますための色紙だ がまん出来ない痛みではない それでも四六時中途切れることの無い全身の痛みには閉口してる…さあ今日も1日 元気と意欲の旗をふる“旗ふりタマゴロー”にすがって空元気で行こう! 空でも嘘でも元気でなけりゃ人間やってらんないからね…それ行け爺々!
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タマゴローなら描ける時間は掛かるが何とか描き上げられる長年描き続けてきたカラー画稿はもう描けない 階段転落後の体の状態では完成に漕ぎ着けつる途方もない時間と向き合って集中する気力は残されていないタマゴローなら完成するまで筆を運べる一体描き上げるのに半日一日掛かっても付き合える…
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近ごろ認知症の進行が加速してる 何時まで自分でいられるのかな……ま…明日に向かって 今日を精一杯生きる しかない……か せめて元気に行こう!
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ゴジラってロボダッチいやロボダッチ・ゴジロボ“ゴジロだ”ロボダッチなら描けるそう思って挑んでみたがここまでくるのにメッタヤタラに時間を費やした完成するまでまだまだ時間いや日日が掛かるが描き上げるまで何とか息をしていたい何とも危ない手指の痛みシビレはハンパないからね祈ってくれタノム
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タマゴローなら描ける 全身の痛みはガマンの程度だが 手指の痛み・シビレ・マヒには打ちのめされそうになる それでも時間をいとわなければタマゴローは描ける せいぜい元気ぶって何とか握った絵筆で 目線の軌跡を追う何とももどかしい作業だがタマゴローなら描ける
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新たな命が生まれた“おめでとう”の色紙を描いた 高揚感誘われて痛み・シビレ・マヒの三重苦の手指がまるでウソのように弾んだ イヤ~こんなに楽しく描いた色紙は初めてだ 新ロボダッチのタマコンの誕生にもなった ウソでも元気ぶることで 生まれる何かを感じた一枚だ アルガトウ美玲ちゃん!
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顔を合わせて一言交わした覚えも無い存在だが その非凡な才能には畏敬の念すらあった 巨星墜つと言う言葉があるが彼にはそぐわない 遥かなアンドロメダ星雲の彼方に 一際異彩を放つ巨星の一つとして居場所を移して光り輝いているにちがいない それがボクにとっての “松本零士” だ 合掌