坂本龍一さんが「銀座にあるめちゃくちゃうまい寿司屋に、今度一緒に行こうよ」と誘ってくれた。なんて嬉しい誘いなんだ、と思っているところに「まあ今年で閉店だから行けないんだけどね」とぼそっと言われた意味がわからない。
居間で紅白歌合戦を見ながら母親に「SMAPといきものがかりがトリなんだってね」と話しかけたら、「え? スマップという生き物は鳥?」と聞き返された。
紅白を見ながら「ねえ、この『梅ちゃん先生』っていう朝の連ドラはいつ頃やってたやつなの?」と母親に聞いてみた。「朝」と言われた。
今日1/1の22:00からNHK-FMで放送される「坂本龍一 ニューイヤー・スペシャル」に出演します。教授、細野晴臣さん、小山田圭吾さんと僕の4人が青葉市子さんを囲んでセッションをする内容になっています。 cgi2.nhk.or.jp/navi/sp/detail…
22:00から放送が始まったNHK-FM「坂本龍一 ニューイヤー・スペシャル」、PCでは→ nhk.or.jp/fm/ で聴けますよ! 出演は坂本龍一、細野晴臣、小山田圭吾、青葉市子、U-zhaanです。
いつ見ても読みにくいな。 twitpic.com/brp802
丸広百貨店で開催されている書初め秀作展を見てきた。「新春」「元日」「こま」「ふじ山」など正月っぽい言葉が並ぶ中、1人だけ力強い字で「バチカン」と書いていたかずやくん(小2)の作品が印象的だった。
渋谷公会堂に飛んでいるWi-Fiの、名前負け感がすごい。 twitpic.com/bsm99l
総武線で隣に座った中国の人から「君みたいな髪型にするにはどこに行ったらいいんだい?」と英語で尋ねられたので、行っている美容室の名前と場所を伝え「ユザーンみたいにしてくれ、って言うといいよ」と教えたら「What is U-zhaan? Kind of animals?」と言われた。
今からしばらくインドに行ってくるね、と母親に電話したら「あらそうなの。私は来月、奈良に行くのよ」と得意気に言われた。
ムンバイなう。
ムンバイ便が着陸するとき「そのトレイが出ていると危険なのでしまいなさい」とインド人CAから言われた。「これ、壊れてるみたいでうまくしまえないんですよね」と伝えたら、彼女は不機嫌顔でガチャガチャと試した後「はい、出したままで大丈夫です」と去って行った。僕の危険はどうした、と思った。
大家のお婆さんとの「お昼にサメのカレー作ったんだけど食べる?」「今日は外で食べるんで大丈夫です」「サメ、嫌い?」「いや、嫌いとかそういうことじゃなくて」「サメカレーはなかなか食べられないのよ」という押し問答の結果、部屋でサメカレーを黙々と食べているところだ。しかもサメがまずい。
インドの携帯にかかってきた見知らぬ番号の電話に出たら「あ、おれおれ」と言われた。こんなところまでオレオレ詐欺の手が伸びてるのか、と思って早く切ろうとしたら「おれおれ。おれだよ。七尾旅人」という声が聞こえてきた。
インドの携帯が突然つながらなくなったので、どうしたのかと思って電話屋に持っていってみた。なにが原因なのかいろいろ調べてくれたおじさんが、少し寂しそうにこちらを見つめて「ねえ、君の番号は既に存在しないらしいよ」と言っている。なんでだよ。
下水修理の人が来た。「部屋に下水が入ってきたって聞いたけど、水なんかどこにもないじゃないか。ノープロブレム」と言っている。僕がさっき拭いたんだよ、と伝えたら「じゃあ、またあふれたら呼んでくれ」と去って行った。日本に帰りたい。
近所のレストランにもいいかげん飽きて来たので、おいしい店を新しく開拓しようと思い、iPhoneを立ち上げてSiriに聞いてみた。 twitpic.com/bz6wgt
インドの人が「お、それが噂のiPhone5か? ちょっと見せてくれよ」というので貸してみた。嬉しそうに少しいじったあとに、とつぜん怪訝な顔になった彼が「…おい、これは君のボーイフレンドなのかい」と、待ち受け画面に表示されたレイ・ハラカミさんを指さしながら言っている。
路上で僕を見つけるたびに「ニンジャ! ニンジャ!」と叫びながらエア手裏剣を飛ばしてくるおじさんのいない街に引っ越したい。
母親が「あんた、インドに行くならティッシュ持っていきなさい。いろいろ便利だから」と持たせてくれたポケットティッシュを見ながら、"これ、いつのだよ" と小さくつぶやいたムンバイの朝です。 twitpic.com/c0rkyu
タブラが見つからないので、練習用の楽器を友達のところに借りにきた。友達のお母さんが「スクォール飲む?」とすすめてきたので「なんですかそれ」と聞いたら、「味はよくないし、体にもよくない。ただ、色はきれいなの。どうする?」と言われた。飲まないよそんなの。
ベンガル人から話しかけられた。「わたし、日本語すこし話せます。OK牧場。OK牧場」と言っている。彼はもう少しきちんとした先生を探したほうがいいと思う。
近所のヒモ屋に「売れ行きはどうだい」と聞いてみた。「お前にもし次の人生があったら、ヒモ屋になるといいよ。暇だぞ」と言われた。 twitpic.com/c1t4nx
カルカッタのタブラの先生が、僕の兄弟弟子に「お前のタブラは音楽的じゃないんだ。いい演奏をいっぱい聞かなきゃダメだ!」と叱っているのを見て、「なるほど、いいことを言うなあ」と思っていたら、そのあとに先生が「もっとネットでYouTubeとか観ろ!」と言い出して思わず噴き出した。
「チョイチョーイ」というベンガル語を新しく習った。湖で白鳥を呼ぶときに使う言葉だそうだ。おそらく使うことはないだろう。