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わたし個人が黙食するのは簡単なんですよね。しかし、店がくる客すべてに黙食を要請するのは簡単じゃないです。わたしが外食をしないのも、他の客が黙食をしてくれないからです。だから、メディアや政府がこぞって世間の人に黙食を訴えてほしいと思い、ここで書いているんです。
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#ミヤネ屋 できょうも宮根さんが感染防止についていろいろ言われているけど、最初の宣言のころ、どなたかに黙食について言われたとき、「黙ってご飯食うなんてこと、われわれできませんよね」と同番組で宮根さんが言い放ったことを、わたしが忘れることはないです。
#不要不急の会話を控えよう
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わたし個人としては、いまや百害あって一利なしの時短営業を強制して、飛沫感染の対策は、人前での会話回避と、黙食しかないということを理解しない人の頭の中が、まったくわかりません。
#不要不急の会話を控えよう
404
実際、わたし、野田さんが運転するフェアレディZ 2+2 に小松さん、星さん、豊田さん、田中光二さんと一緒に乗ったことあります。最若輩のわたしはトランクルームかと思ったのですが、お情けで、みなさんの足もとにもぐりこませてもらえました。この顔ぶれで、誰もためらってなかったです。
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知人からwikipediaに「SF作家クラブには星新一と小松左京は移動の際、同じ車に乗せない。二人の身になにかあったらできたばかりのSF界が崩壊してしまうので」という不文律があったと書かれていると教わったのですが、ネタが入っているような気がしてなりません。
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ぬえから電話があり、細野くんの漫画の話もでたので眼鏡のことを訊いたら、「あの作品はほとんどフィクションなので、細かいことは気にしないでくれと言われてる」って答えが返ってきました。なるほどー。フィクションなら、どーでもいいっすね。(^^;
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というわけで、わたしはぬえで誰も育てていません。デビューさせただけです。いやあ、ふたりとも才能があってよかったよ。こういうことがあるから、デビュー屋はマジに楽しい。あ、ソノラマは「高千穂さんがいいと言うのなら。その人でいいです」と即断してくれました。あっちも太っ腹でしたな。(^^;
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だから、細野くんのときも、何もしなかった。基本設定だけ使って、ストーリーは勝手につくってね、好き放題やるんだよ」と丸投げした。長編漫画経験皆無だったのに。(^^; 結果は、これもみなさんご存じのとおり。わたしはソノラマに謝罪しなくてすんだし、細野くんは一定の評価を得た。つづく。
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なので、アニメ化は原則新作。「そして誰もしなくなった」だけは、どうしても原作をそのままやりたいとサンライズに強く要求されてしぶしぶオッケイしたけど、あれは例外。コミカライズ版の「クラッシャージョウ REBIRTH」もそうで、どれだけアレンジしてもいいよと伝えてあった。つづく。
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わたしは、基本的に小説と漫画、アニメなどはまったく別物だと思っている。構成も物語も。小説で書いた作品は、文章で最適化されているから、そのままでは絶対に他ジャンルに持っていくことはできない。漫画化とか映像化するのなら、基本設定以外は1から再構築してほしいと言っている。つづく。
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そしたら、松崎くん「まだ早い。カットが描けるようになったばかりだ。いきなり長編で漫画家デビューなんて無謀だと思う」と反対した。「いやいや」とわたしは反論。「わたしの原作なんだから、不出来でも困るのは、わたし。他に迷惑かからないからいいじゃん(←相当な暴論?(^^;)」。つづく。
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その後の河森くんの仕事は、みなさんご存じのとおりね。細野くんは、ソノラマから「クラッシャージョウを漫画化したい、ついては誰に描かせましょう」という相談があった。それで松崎くんに「細野でどうかな?この前ちらっと絵を見たら、行けそうな気がしたんだけど」と言ってみた。つづく。
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「いやいや」と、わたしは反論。「指導する側は判断が厳しすぎる。あの絵なら、あんたがゼロテスターやったときよりうまいよ。やらせちゃおう。だめだったら、あんたが尻拭いすればいい(←暴論?(^^;)」。これで、宮武くんも折れて、河森くんはメカデザイナーとしてデビューとなった。つづく。
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それで宮武くんにスケジュールを訊いたら「1ミリも隙間なし。りーむー」という答えが返ってきた。「じゃあ、河森にやらせよう。この前ちょっと絵を見たら、もうそこそこできてるじゃん」と言ったら「だめだめ。まだプロのレベルじゃない」と宮武くんが主張する。つづく。
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ぬえでは、わたしはデビュー屋をやっていた。指導はしない。指導担当は細野くんなら松崎くん、河森くんなら宮武くん。で、河森くんの場合、サンライズから「ザ・ウルトラマンってアニメをつくるんだけど、メカデザインやってくれる?」って打診がきた。つづく。
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細野不二彦くんがビッグコミックオリジナル増刊号で、「1978年のまんが虫」という自伝的漫画を描いていて、ぬえの4人というがでてくるんだけど、あんたはいるのと知人に訊かれた。読んでないから知らないのだが、そのカットだけチラ見したら眼鏡をかけていない。だったら違うんじゃないかな。つづく。
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街頭インタビューで「これ以上、何をすればいいのか」と言っている方に、「人混みに行かない。電車、バスに乗らない。外では可能な限り口をきかない。外食をしない」と書かれたステッカーをつくって渡すというのは、どうなんでしょうね?>東京都。大阪府。#不要不急の会話を控えよう
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原画や資料は、わたしが預かっていれば残るんです。おたくだから。
永井豪ちゃんの幻のデビュー作「GO! GO! スイート」も、わたしのとこにきていたから無事、ダイナミックプロに返却できました。どなたかの作品が落ちていたら、掲載されてデビュー作になっていた作品です。落ちなくて幻になったの。
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当時、河森くんがやりたかったことは、マクロスにすべてぶちこまれているはずですよ。その斬新なコンテを最高の形で映像化してくれる板野さんというアニメーターにもめぐり合えたし。才能は、こうやって表舞台にでていくんですね。
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肝腎のコンテの原画は「どこにあるかわかりません」との返事。これはサンライズを通したものじゃないから、サンライズにはないはず。安彦さんも原画は持ってないと思う。となると、河森くんに戻したか、ぬえにあるのかだが、ぬえにはないらしい。というわけで、これもまた行方不明なのである。(^^;
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たしかにそうだね。まさしく作品を統括する監督の意見である。かくて、河森くんの初コンテは没になった。この前、河森正治展があったとき、その没コンテも展示されているかなと思ったら、なかった。河森くんに訊いたら、「そんなこと、ありましたねえ」と忘れていた。つづく。
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で、河森はコンテを切って持ってきたので、それを安彦さんに渡した。いやもう実に斬新なコンテだったなあ。でも、結論から言うと、没。安彦さん曰く「なるほどと思うけど、これは他のカットと違いすぎる。採用したら、ここだけ浮いてしまって、作品全体の統一感が損なわれる。だからだめ」。つづく。
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そうしたら「切れます」と断言するから、監督の安彦さんのとこに行って、「河森がこんなこと言っている。そのコンテをすごく見たいから、許可してくれ。で、よかったら、使ってくれ」と、けっこうむちゃなお願いをした。そしてら、さすがは安彦さん「いいよ」と快諾してくれた。つづく。
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「頭の中にはあります。絵で描けと言われたら描けます。でも、言葉では説明できません」と応じた。わたし、それ聞いて「もしかしたら、こいつって映像作家としてすげーんじゃない?」と思い、「コンテには切れるか?」と尋ねたの。つづく。