yhkondo(@yhkondo)さんの人気ツイート(リツイート順)

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マンガの世界では、昔から、「キャラ助詞」(定延利之氏の造語)というのがあって、「ざんす」(イヤミ)、「だっちゃ」(ラム)「ナリ」(コロ助)など、その例も多い。しかし、Twitter界では、私の知るところ、その例は、「ラジ」一つのみ。かなりユニークな創造である。dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/zadanka…
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ちょっと珍しい刊行年のルカ伝と使徒行伝があったので買ってみた。普通の漢文訓点聖書かと思ってよく見ると違う!片仮名じゃない。韓国語の吐が加点してあるいわゆる懸吐文だ。調べてみると、韓国にもほとんど残っていない、李樹庭(イ・スジョン)が1884年に橫浜で刊行した懸吐漢韓聖書だった。
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前にも書いたが、うちの大学のIPアドレスは自慢できる。133.2.0.0/16という素晴らしい2番アドレスをいただいていて(1番は阪大、3番は京大、4番はWIDE)、私が赴任した頃は、133.2の次の番号が学部の番号、その次が学部内の個別のワークステーションの番号という単純さだった(インターネット老人会)。
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こういう、比喩の固定化で元ネタをあまり知らなくても理解できるメタファーは他にもいくつかあると思う。が、〈この「タコツボ化」の類例を探しなさい〉というようなタスクは人間にとってけっこう難しいので、「国語力」をあげる訓練になると思う。一種の「逆引き」のような感覚だ。 twitter.com/hkr_osc/status…
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スピーチが話題だが、最近、日本の政治家の名スピーチというものをあまり聞いたことがない。(スピーチライターも含め)人文・社会の教養不足もあるが、日本語スピーチの型の不在も影響しているような気がする。「私」という代名詞を使うかどうかというような基本の文法のところから規則がないと思う。
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授業で感情形容詞をやっていて面白いことに気がついた。「あの人のどこが好きなの?」などと言うが、別に具体的な「場所」を聞いているわけではない。「やさしい所が好き」などと、性質を「所」に喩えているのだ。一種の概念メタファーだと思う。「そこが面白い」など感情形容詞には一般的構文だ。
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非常勤先の大学から、この秋からは、台風が来た時は、休講にせずオンラインに切り換えるという新方針のお知らせが来た。これはよいアイデアだと思う。台風休講になったのに進路がそれていい天気になったり、その逆で、風雨の中を出かけたりということが結構あったものだ。
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空也上人像の、口から出る念仏の音声が仏になる描写は、中国に先蹤があるという話を田中草大先生から聞いて、いろいろ探して購入したのがこれ。浄土経の祖の善導大師の像で、この構図は中国から伝来したもの(これ自体は幕末か明治頃の版本か)。
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六波羅蜜寺の空也上人像が来年東京に来る。とても楽しみだ(Twitterアカウント @kuya_rokuhara もある)。口から「南無阿弥陀仏」が出ているので、有名だが、これは言語の線状性を可視化した世界初の音声学的観察ではないかと思っている。鳥獣戯画の「吹き出し」とちょっと発想が似ている。#空也上人
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なぜ今ローマ字か?というと、GIGA端末でのローマ字入力を、小学生にまずどの方法で教えるか?という論点があるらしい。大人はどちらでもいいで済むが、たしかに小学校では何か最初の標準は必要だろう。 twitter.com/horilab/status…
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また「ジェンダー論」論議が盛んだが、大学の日本文学・日本語学研究ではジェンダー論は必須知識だ。なにしろ、「男もすなる日記といふものを女もしてみむ」と男が書いたりする世界。また、現代のアニメも男性女性のステレオタイプ言語に満ちている。これらを「ジェンダー」概念抜きに論じるのは無理。