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和歌山県知事、ただものではないと思ったので、ググってみたら、本格的な蝶マニアだそうで、ブルネイ大使だった時に採集したその国のすべての蝶を網羅した学術的図鑑を出版しておられた。経済学部卒だが「科学的」センスがあるのだった。コロナ対策は、やはりサイエンス。kawamo.co.jp/roppon-ashi/su…
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先もRTした和歌山県知事のメッセージは、今までどこの公的機関が出したものよりも優れている。政府の専門家委員会のものよりもいい(と、知事自身も最後に書いているが)。これほどの人物が知事にもいることを知れたのは、今回のコロナ禍での、収穫だったかもしれない。pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/…
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「無断引用」でもめているTLだが、これは昔からある話ですでに解決済み。「引用」の際は、もちろん、原著者に「無断」で「引用」してかまわないが、読者には、それが「引用」であることを明示する必要があり、読者に「無断」で引用してはいけない。(「無断」の方向性の二義性)。
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メールの「取り急ぎ…迄」が話題だが、江戸時代の書状でも「先者右之段申上度迄」とか「先者取急用事」とかは普通に使われる末文の定形だ(『解読近世書状大鑑』)。毛筆で書いていた江戸の書状の定形が今に残っているのは興味深いが、丁寧過ぎということはあっても、「失礼」はあり得ない。
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マイナカードに成績紐付けの話は危険すぎるだろう。だいたい、教員がつけた内申書が、一生マイナンバーから検索できるとしたら、生徒の生活はとてつもなく窮屈なものになる。まさに一生を支配されるのだ。
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言葉を与えると絵になる、というAI作画は、
言語を研究しているものにとって非常にエキサイティングだが、なんとなく既視感があった。で、よく考えると、このプロンプトの元祖は「創世記」なのだ。「神はまた言われた。「水の間に大空があって、水と水とを分けよ。」そのようになった。」
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政府に、500人の看護師を集めることができるなら、今すぐ大阪に各国でも作られた体育館型の臨時病院を作るべきだろう。1万4千人が自宅療養など、文明国の姿とはとうてい思えない。隔離して家庭内感染を防ぎ、初期から投薬するのが有効なことは世界中で証拠が出ている。
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無症状者へのPCR検査は不要、有害とまで言ってきた政府が、五輪には、ホテル従業員までPCR検査全振りなのはさすがに皆おかしいと気がついてきた模様。
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批判的コメントが多いようだが、これはひとつの理想的授業。しゃべるのは教員だから、そこからの飛沫を完全になくすことができる。通学したい学生は教室で、遠隔で聞きたい学生は自宅からオンラインで聴講できる(画面はWebexのようだ)。 twitter.com/y_vrchat/statu…
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「閑さや岩にしみ入る蝉の声」は芭蕉の名句だが、その背後には〈音は液体だ〉という概念メタファー(一般化された比喩)がある。実はこのメタファーは現代語にも継承されていて「流れるような発音」「音楽を流す」「蝉の声が降り注ぐ」とか言う。物理的には〈音は波〉なのだが、面白い認知だと思う。
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来年の非常勤講師をいくつか依頼されているのだが、そのひとつが驚きなのだ。対面ではなく、オンライン授業前提(なにしろ、新幹線でも時間のかかるところ)というご依頼。これが、今後すべての大学で可能になると、今までの、大学の非常勤講師の概念が一変するだろう。
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大学図書館が古い本を捨てがちという話が流れてきたが、その逆で驚いたのが、東工大の図書館である。明治時代からの著名(らしい)工学書がきれいに背表紙が補修されてすぐに使える状態で開架にずらりと並んでいた。工学史などの研究に使うのだろうか。さすが「工学」の本山だけあると思った。
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私の友人の経営する中学・高校(宇都宮短大付属)で、自前のPCR検査機器を購入し、養護教諭が操作して校内生徒のスクリーニング検査を開始したという話。ここまで簡易にできるようになっていることに驚いた。これは多くの大学なども考える必要があるのではないか。shimotsuke.co.jp/articles/-/424…
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「はい」と「いいえ」。面白いと思ったので、国語研の日常会話コーパス(CEJC・240万語)で調べてみました。「はい」が18554件、「いいえ」が32件で、予想以上の大差がついて実証されました。 twitter.com/bd_gfngfn/stat…
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国デジの個人送信の拡大によって、古書店業界が大激震という話をいくつか聞いた。また、書棚不足で困っている大学図書館などからも古い本が廃棄される危険性がある。いずれの場合もそうだが、書籍は現物がないと困ることが多々ある。単なるデータではない。しっかりと使うことで保存を図っていきたい。
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来年の日本語学概論の音声のところで絶対に使いたい用例です。low,law等の説明は言語学的には、ちょっとずれていて、これはモーラと音節の食い違いの現象です。(日本語の長音、促音はモーラとして1単位となるが、英語は違う) twitter.com/girlmeetsNG/st…
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選手は毎日PCR検査と報道されているが、どうもおかしいと思ったので、オフィシャルプレイブック(第2版)で調べてみたら、なんと唾液抗原検査だった!抗原検査が陽性の場合だけ唾液PCRで再検査なのだ。だから、抗原検査で陰性の場合はそのままスルー。これはどうかと思われる。gtimg.tokyo2020.org/image/upload/p…
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もとのマナー講師の方が「「取り急ぎ」自体は相手を選ぶ言葉であり、後日別途説明をするといった意味があります。」と言うのは、書状の歴史を見るに、誤りだと思われます。
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流れてきた蓼科親湯温泉。3万冊の蔵書を持つすごい宿だった。「当宿自慢の「みすずLounge & Bar」はみすず書房の社主が茅野市の出身であり、また「岩波文庫の回廊」は、同じく岩波文庫の創業者も諏訪市の出身であることから」と。tateshina-shinyu.com/library/
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最近、「了解しました」がダメというので、若い人で、代わりに「把握しました」という人がある。これは自分にはかなり耳慣れないが、相当に一般化しているようだ。漢語の力は強いものだと改めて思う。
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西村大臣の「マスクして屋外でも(距離が近ければ)感染リスク」というのは真剣にとらえたほうがいい。国からの発信なのだ。これに従えば、教室での(マスク・換気を徹底しての)学生の発話を伴う演習等は感染リスクがあることになる。今までの前提がひっくり返っている。
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もうひとつ驚いたのが東北大学の「最終書庫」である。各部門図書館で使わなくなった明治時代の洋装の書物が全部送られて配架されている。そのスペースはまさに巨大、まるで体育館。インディージョーンズに出てきた、アークを入れた箱を片付けた倉庫みたいな感じである。
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擬陽性で出場できない選手の「人権侵害」である、選手へのPCR検査は反対、などと言う人が誰一人出てこないわけで。