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俺のオカンは嗅覚が異常によくて「あ、柑橘系の何かにカビの生えた匂い」とか言うんやけど、1番怖かったのは「なにこれ、タンパク質の腐った匂い。家の中じゃない。外から。あっちの窓から」と言ったしばらく後にそっち方向50mくらい離れたアパートから死後数日たった殺人遺体が発見された時。
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長男がアウトレットで買った靴をその場で履いて帰るという。靴にタグがついているのでプラスチックの紐を切らないといけない。どうするのだろうと思っていたら「こんな時こそ、黒曜石だわ〜」と言いながらポケットから黒曜石のかけらを取り出して紐を切っていた。黒曜石を日常使いするやつおる⁉︎
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かつて「麺の達人」の麺と「スープの達人」のスープで「麺とスープの達人」をつくり、余ったもので「麺とスープの凡人」を作ったことがある。
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双子弟が「ゲームしてる」というので見てみたら、ギガスクールで学校から貸し出されてるタブレットでドリル形式で地理の勉強をしていた。クイズ形式でこなせばコインが貯まるらしく、コイン枚数をクラスで自慢し合うのが流行っててみんなめっちゃドリルで勉強してるらしい。ついに来たか…
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こんまりの「ときめかないものは捨ててよし」より、昔なんかの本で読んだ「なんでアレを捨ててしまったんだ!と真っ青になってる自分を想像できなければ捨ててよし」の基準の方がしっくりくる。
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いまNHKのニュースでやってる「障害者雇用の新たな選択肢を」というタイトルの特集。農園が障害者を雇い、企業がその障害者にお金を払うことでその企業が障害者を雇っていることにするシステム。みんなハッピーというストーリーで紹介されているが、これは「障害者雇用率の売買」という新たな市場。
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2ヶ月で会社を辞めて大学院に行って研究者になると言ったときは親には反対されたんやけど、おじいちゃんが「うちの家系に大学院出てるやつおらんから行ったらええ。大学出てサラリーマンなるより大学院出てホームレスになれ」と謎のアドバイスを言ってくれて親も認めてくれた。
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妹からのタレコミで俺の知らなかったエピソードが発覚。ニーマン・マーカスで服の匂いを嗅いで「絹入ってるけど100%ちゃうからアカンわ」と言ってどっか行ったので妹が確認したら93% Silkってのが発覚したらしい。タグ見ればいい話ではあるが。嗅覚にそんなに信頼置かれへんやろ普通。
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妹「そういえば何日間も『あ、タンパク質が腐った臭い強なってきた』『だんだん臭い強なってきた』って言うてたな。私にはにおわんかったけど。警察きて鑑識来た時、マザーが、やっぱりタンパク質腐ってたな、いうてたん思い出したわ」←もう犬やん。
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長男が塾の宿題でイラついている。「わかんねえ!なんで2人で池の周り何周も回ってんだ!」と言っていて、そこは父も助言できんな…と思った。
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文科省の考えてるインクルーシブ教育ってのは「障害のある子どもへの教育をよりよくしようとするアプローチ」なんやけど、国連や欧米が考えてるのは「通常教育を改革して、結果的にいろんな事情があっても人権を(学ぶ権利)侵害されないようにするアプローチ」やからもう全然違うねん。
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新しい市場というか、10年以上前に生まれたやり方でネットで「遠隔地雇用サービス」と調べれば出てくる。障害者雇用率の売買はお金になる。根が深いなと思うのは短期的に見れば多くの人がハッピーに見える点。問題はこれがソーシャルインクルージョンと逆方向ってこと。
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うちの妹は結構いい歳になるまで「〜ならでは」のことを「〜奈良では」だと思っていて、奈良はいろんな物事の比較基準になっていると信じていた。
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勉強嫌いな子供たちがゲームにはハマるんやからさ、勉強がゲーム化したらもう最強なわけよ。子供らは進んで自分でやる。だから考えないといけないのは、その次のことよ。
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双子弟、どうやら朝起きてからずっとタブレットでドリルをやってたらしい。コインを貯めるため。すげーなと思って詳しく聞いたら「同じ問題やり続けたらすぐにコインたまる!」と言っていたので「ハック…」ってなった。
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注意欠如系の子供を育てるのに特に大事だなと思うのは、注意そのものに関することよりむしろ「(失敗したとき)嘘をついてごまかさなくてもいいんだ」ということを本人にわかってもらうということではないかと思う。でもこれが難しいんだなー。
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この「遠隔地雇用サービス」はいまは「みなし雇用」と呼ばれていて議論になっている。ソーシャルインクルージョンとみなし雇用を同じ企業が語っている例は少なくない。