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暇を持て余したアヤトのせいで、屋敷は既に修復不可能です。今すぐ学校を再開して頂きたいものですね。
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夏休みというものは、なぜ1ヶ月以上もあるのでしょう。
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静かに食器でも洗っていようと思っていたのですがね。毎度毎度、アヤトには手を焼かされます。
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見つけ次第すぐに学院へ連行します。大体のアタリはついているので。
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アヤトはどこへ?
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次はなんの教科の先生でしょうか。
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休みの初日だというのに、学院からの電話が鳴り止みませんね。
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今夜は長い夜になりそうですね。
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私のものであることを理解するまで、嫌と言うほど教え込んで差し上げますから。
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まあ、構いません。
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自分が誰のものであるのか、いい加減に理解していただきたいものですね。
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まったく、貴女という人は……。
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例えば……無神家の長男などでしょうか。
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まあ、貴女がほかの男性に色目を使うために、わざとそうしているのかもしれませんが。
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最近、襟元が乱れがちなことが気にかかっていたのですよ。
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もちろん、貴女のことですよ?
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今日は特別に、私が身だしなみの指導をして差し上げましょう。
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先が思いやられますね……。
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どこかの暴力的な弟が校長先生の像を壊してしまったので、その罰を兄である私達も受けることになりました。
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学院所有の海岸をこれから掃除しに行くのですよ。
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必要なのは、トング、軍手、ゴミ袋、それとジャージです。
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遊び道具は全て処分してきました。
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やはり私はチェスのほうが性にあっています。
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まるで手応えがありませんしね。
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あんなものの何が面白いのか理解できません。