1
先ほどまで食器磨きをしていました。
2
やはり、美しい食器はいいものですね。
3
目覚めの紅茶は、やはり格別です。
4
うるさい兄弟たちが起きてこないこの時間は、至福のひと時ですよ。
5
このまま静かに紅茶を楽しみたいものです。
6
今すごい物音が……。
7
残念ながら、ティータイムはここまでのようですね……。
8
少し様子を見てきます。
9
私以外誰も乗車していないリムジンは、心安らぎますね。
10
何故か、ブラームスが流れていることだけが癇に障りますが。
11
運転手に止めさせましょう。たまにはひとり快適な時間を過ごさせていただきたいですからね。
12
せっかくの静かな休日が、アヤトたちが戻ってきた途端騒がしくなってしまいました。
13
たこ焼きを作れだのスコーンを焼けだの、うるさいことこの上ない。
14
はあ……。
15
ここで文句を並べても解決はしませんね。早く作ってしまいましょう。
16
結局、全員分の食事を用意することになりました。
17
全く……あの人たちは私のことをなんだと思っているんでしょうか。
18
ライトが戻ってきませんね。
19
頭が痛くなってきました。
20
ライトの携帯を取り上げました。
21
逆巻家の一員だという自覚もないようですし、当然の結果でしょう。
22
ホワイトデー本来の意味を、今一度考えて欲しいものですね。
23
知っていましたか?
24
軟水で紅茶を淹れた時は、長く蒸らすほど美味しくなるんです。
25
……騙されましたね。だから貴女は教養が足りないと言っているのですよ。