1
随分と自信なさげだな。良いと思ってこの誕生日ケーキを贈ったんだろう。まさか、毒でも入っているのか？ふっ、冗談だ。俺を想って選んでくれた、その気持ちごとありがたく貰うとしよう。だが、ひとりでは多すぎるな。お前も隣へ来て、食べると良い。その後で、たっぷり礼をさせてくれ。
2
だいぶ暖かくなってきたな。先程空気の入れ替えで窓を開けたら、お前の香りがした。お前への想いを手紙に認めたばかりだからかもしれない。ふっ、楽しみにしているといい。
8
先程から、俺達を先導するように蝶が飛んでいる。何か言いたいことがあるのだろうか？いや、少々夢見がちな考えだったか。家畜に毒されたようだ。
#ディアラヴァンパイアカフェ
9
夏祭り？ああ、楽しんで来い。……俺と行きたい？ふっ、少し揶揄っただけだ。その日は空けておいてやるから安心しろ。
12
お前が俺のために誕生日の準備をしていたことを知る度に、幸福を感じるようになった。今の俺は、お前とこの日を過ごさないことには未来に進むことはできないだろう。だから伝えておく……ありがとう。今日は最後の瞬間までお前を感じたい。この腕から放すつもりはないが、いいな？
13
この部屋は散らかっているのではない。最適な効率を求めて、あるべきところに置いた結果がこれなんだ。
#エイプリルフール
#ドSヴァンパイアが絶対言わなそうなこと
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今日が何の日か？数日前から期待の眼差しでこちらを見ていれば、嫌でも忘れないさ。だが、教えたはずだろう。主人から施しを受ける時には、どう振舞えば良いか……家畜なら当然分かっているな？
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主人に貢物とは良い心がけだな。これも日頃の躾の賜物か。さぁ、この後はどうすれば良いか分かるな？ただ渡して終わり、というわけはないだろう？家畜自ら、俺に食べさせてみせろ。
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今回のクリスマスはなかなか段取りよく進められたからな、満足している。だが、俺が満足している一番の理由はそれではない。お前が隣で嬉しそうにしていたからだ。
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記念となる日が近づいているだろう。贈り物のひとつでもしてやろうと思ってな。そのリボンは、お前を手放したりはしない、そんな思いを込めて選んだ。さあ、手に取ってみろ。
無神ルキだ。
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