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誰だ貴様は。
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絵というものは素晴らしい。作者そのものだ。我々から見れば人間という一括りの生き物でも、感じるもの考えることがそれぞれ違うということを教えてくれる。芸術品は人の無限の可能性を感じさせる。私はそこに惹かれるのかもしれないな。
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いいだろう。私は生ハムを所望する。楽しみにしているぞ。
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先程、我が屋敷に大量の献上品が届いた。先日の怪しい男の仕業か。あまり期待はしていなかっただけに、完璧に用意できたことには少し驚かされた。
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とても質の良い生ハムだ。これは、その取材とやらに応じないわけにはいかないな。
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本当にあの者は記者なのか?それにしては質問の内容が絵画とは関係の無いものばかりだったが。
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貴様が欲しい。
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来い。血を吸わせろ。貴様も、私から与えられる痛みと快楽を求めているのだろう?
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今夜は人目を憚らず、思うがままに声をあげ私に抱かれるといい。貴様の全てを受け止めてやろう。
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会議の時間だというのにリビングに誰の姿もないとはな。アズサ、これはどういうことか説明しろ。
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俺は始祖王
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シュウ
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これは貴様が全て用意したのか?必要ないというのに、そうやって嬉しそうに私を祝うのだな。そのせいか、しばらく貴様に触れられなかったが、準備が済んだとあればもう遠慮する必要はないな?何を呆けた顔をしている。貴様こそが最高の贈り物だろう。これからも共に寄り添い、私の隣にいることだ。
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またしてもマフラーが、ない。
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いや、発見した。騒がせてしまったな。
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名を書く、か。考えておこう。
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逆巻カナト、逆巻シュウ。届いた書簡にはそれ相応の返事を出すのが礼儀というもの。貴様らは一族からそのようなことも教わっていないのか?ヴァンパイア王の息子ともあろう者がこれとは嘆かわしいな。
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Q.いい子にしてたらクリスマスにサンタさんとして来てくれますか?
A.いいだろう。この私を納得させられるよう、せいぜい励むといい。
#ドSなのに答えてくれるのか
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Q.シンくんと2人で最近お出かけしましたか?
A.先日装飾品を豊富に取り扱っている店へと連れて行かれた。シンに勧められた品もあったが断っておいた。どうやら私に似合うものは限られているようだ。
#ドSなのに答えてくれるのか
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Q.カルラさんはどんな時が幸せですか?
A.あの女が優しい瞳で私を見つめる、その瞬間だろうな。
#ドSなのに答えてくれるのか
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始祖一族の繁栄を願う。
#七夕の願い事
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明日からの予定を空けておけ。貴様には私の連れ添いとして、とある祭典へと出席してもらう。その時は決して私の傍を離れるなよ。
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行くぞ。胸を張って私の隣を歩くといい。
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今私は混沌とした集団の中にいる。
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いや、これは列に並んでいると言ったほうが正しいか。いつの間にか迷い込んでしまっていたようだ。