51
なるほど。穴が開いているおかげで被れるらしい。
52
くだらん。
53
念のため、シンに偵察に行かせたが……まるで帰ってくる気配がないというのはどういうことだ。
54
もしや、ひとりで楽しんでいるのか……?
55
どうやら逆巻の者共が祖先を崇める宴を開いているらしい。
56
父上まで受け継がれてきた血を絶やさぬよう、私も王の責務を全うせねば。
57
休日を使い、シンと下界をじっくり視察することにした。
58
たまには兄弟水入らずというのも悪くない。
59
パスを発行した。これで並ぶ手間が省ける。
60
地図など持ち歩かなくても、私は迷わない。
61
始祖の勘は外れないからな。
62
今日はどこに行っても空気が浮ついていて不愉快だ。
63
街ごと消し炭にしてやる。
64
おい女。貴様を真に満足させられるのは、この私だけだ。
65
始祖王の相手が出来るという喜びを、その身で感じるがいい。
66
ヴァンパイア風情でさえ、簡単に愛の言葉を囁ける。その程度のこと、我らファーストブラッドに出来ない訳がない。始祖たるもの、どんな時であろうと常に勝者でいなければならないのだ。
67
人間風情が、始祖王であるこの私に物を言うなど言語道断。
68
貴様に望むのはその血のみ。ただ、私の前にひれ伏せ。それが貴様のすべきことだ。
69
私は普段から他人への慈悲の心など持ち合わせていない。薬の効果などあってないようなものだ。
70
低俗な人間の好みは理解しかねるが、これはあくまで己の身をもって検証するためだ。
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串で刺して食べるなど……郷に入っては郷に従え。これも致し方ない。
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シンの奴、以前より太刀筋に乱れがなくなっていた。
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さすがは我が弟。気付かぬうちに成長しているのだな。
74
生ハム。 #ラブレターの日
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シンがやけに慌てているな。安易に取り乱すなど、我らファーストブラッドにおいてあってはならない事だ。