半年間室内で飼われ、妊娠出産後の昨年の暮れ、衣装ケースに入れて捨てられた三毛猫です。急に寒い屋外に出され、しかも食事も貰えず。一週間鳴き続けているところを保護されました。里親募集中です。拡散お願いいたします。
精油という名前で販売されているただの合成香料と浴室洗浄剤で、猫の肺に水が溜まり、心不全になりました。 私はこの事件を多くの人に知ってもらいたくて症例検討会に出しましたが、皆さまあまり関心が無いようで…#香害
消臭芳香剤も、揮発性有機化合物です。 某病院待合室で飼っていたインコ。業者が定期的に消臭芳香剤の交換をしていました。ある日、蒸散量を最大にしてしまった翌日、インコは亡くなったそうです。 これは鳥だから…ではなく人にも有害だというメッセージだと思います。 #香害
今年もまた、来ました。 毎年、寒い冬に外飼いしている犬が、凍死寸前で来院します。 飼い主さんは、昨日までがっついて食べていたのに今日は食べないとおっしゃいます。 寒くて寒くてお腹がすくので頑張って食べていたのが、遂に力尽きたのです。 高齢犬は、どうぞ室内に入れてください。
ひとりで猫の爪を切る方法をご紹介いたします。 ① 膝の上で猫をひっくり返します。 ② 素早く猫の首を、自分の身体と腕で挟みます。きつ過ぎず緩すぎず、抜けないように… ③ 首を押さえている手で、爪を切る猫足を持ちます。このとき、腕は緩めません。 ④ 爪を切ります。 #猫の爪切り
高齢でこれまでとても元気であった猫が突然、昼間でもクリクリの黒目になり物にぶつかる… 典型的な高血圧性網膜症です。高血圧により眼球内の細い血管が壊れ、目が見えなくなり光を感じなくなり、瞳孔が開きっぱなしになります。 高齢猫は、血圧測定を! チロちゃんは収縮期血圧が270mmHgでした。
ツバメの巣を壊す人には、ツバメがただの糞製造機にしかみえないのでしょう。 それは理解できます。ただ、地球上の生物は皆、地球の健康のために役立っています。ツバメは夏の虫が異常に増えすぎないように、数を調整しています。ツバメがいなくなったらどうなるのか?結局は人間に跳ね返って来ます。
猫にアロマはあかんよね〜 という理由が理解出来ていれば、香り長持ち柔軟剤がもっとあかんことは明確です。応用編です。 アロマ→ほぼ人工香料→分解しにくい揮発性有機化合物 24時間365日この物資が部屋空間に漂えば、イソシアネート等の単語を知らずとも、体に悪影響なのは明確です。
多くの人が、匂いには形や重さががあるとは思いません。でも匂いには形があり重さがある微小な粒です。気温が下がれば液体になります。 多くの生物が呼吸をするとき、匂いの粒は肺に入り血流に乗って全身へ運ばれます。 さらに、猫では体表に付着した匂いの粒を舐め取り、消化管に取り込みます。#香害
香害が単に過敏症の話ではないことを、症例を集めて報告しようと思いたちました。 身近に香害被害に遭ったと思われる犬猫、その他の小動物がいましたら、是非データを共有させてくださいませんでしょうか?メールをお待ちしております!数が集まればまとめるつもりです。 #香害 #ペットの香害
犬の熱中症… 口が酸っぱくなるほど言われているかと思います。黒い大型犬は特に、注意してくださいね。黒いと熱吸収が良いので重症になります。 スパニッシュオムレツを一枚盗み食いした黒ラブがお仕置きに外に出され、ほんの数時間で真っ黄色の尿(肝臓を傷めたための黄疸)をして救急来院しました。
無麻酔で犬の歯石を取ります!というトリミングサロンがありますが、これは危険です。 自身の歯石除去をされた方はご存知と思いますが、痛いです!犬は痛いと暴れて咬みつきます。暴れると歯肉が傷つき、歯周病の進行に拍車をかける結果にもなり兼ねません。 日本小動物歯科研究会の公式文書です。
これは保護されたトビのレントゲンです。胸に写る白いものは釣り針です。 彼は釣り針を飲んでしまい、それに繋がる釣り糸が身体に巻きついて弱っていました…安楽死しかありません。そのための注射は翼の内側に打つので探っていると、傷にウジがいました。こうなるまでの数日間、辛かったと思います。
お宅のフライパンは、テフロン加工ですか? テフロン加工のフライパンは、温度が上がると有害な粒子が空気中に放出されます。これを吸入すると、小鳥は身体も小さいためすぐに危険な状態になります。でも、猫も、犬も、そして人間にも有毒なのです。2017年の学会で犬の中毒死亡例が報告されました。
保護猫活動をしておられる方が、寄付された香り付きペットシーツを使って子猫数頭をひとつのサークルに入れたところ、ほとんどの猫に嘔吐下痢、食欲不振、体重減少が現れたそうで。 ただのペットシーツに替えたら、たちまち全頭の症状が消え、体重も増えたとのことでした。 合成香料…恐るべし!
猫に限らず、人間も犬も、血液中に入った化学物質は主に肝臓で代謝されます。化学物質とは、柔軟剤に含まれる香料、洗剤に含まれるマイクロカプセル、フードに含まれる防腐剤、などなどです。 代謝されて水に溶けやすくなればオシッコから出せますが、そうでない場合は体内の脂肪などに蓄積されます。
#香料 は、天然であろうが合成であろうが、揮発性有機化合物です。 これらの中には、アレルギーの原因になるもの、喘息を引き起こすもの、神経障害を引き起こすもの、体内のホルモン作用を狂わせてしまうもの、発ガン性の有るもの、などがあります。 この香料の負の側面は、CMでは教えてくれません。
特に猫は… 空気中に拡散している次亜塩素酸ナトリウムが身体の被毛に付くと舐めてしまい、飲んだのと同じことになります。 吸い込みと飲み込みのダブルの被害です。 浴室でお掃除をしているお母さんを見学していた三毛ちゃんが、翌日からぐったりして肺の機能不全となり、胸に水が溜まりました。
猫砂に関して… 鉱物系の猫砂に使われるベントナイトは、毒性があります。 ベントナイト採掘に携わった人は、慢性閉塞性肺疾患などに罹る確率が高かったと報告されています。 猫の場合、トイレで排泄後に前足で砂を掘り返し、巻き上がる微小なベントナイト粒子を吸入してしまうので、なおさらですね。
冬になると、『防水スプレー』を使う頻度も増えるかと思います。室内でたっぷり防水スプレーを使った後、猫が亡くなった事例があります。 猫がそうなるということは、人間にもダメージがあるということです。 空気中に漂う化学物質は、呼吸器などの身体を傷つけるものだという認識を持つべきです。
クリスマス近くなると…動物病院では、『鶏の骨問題』が頻発します。 鶏の骨を呑み込んだ!はよくありますが、写真の猫の上顎には、鳥の骨ではなく小枝がぴったり挟まっていました。去年のクリスマスには、これと同じ状態で鶏の骨が挟まったダックスが来院しました。注意しましょうね!
もし、あなたの飼っている猫が突然、後ろ足が動かなくなり、写真にあるようなどす黒い肉球になり冷たくなっていたら… それは一刻も早く病院に連れて行った方が良いサインです。夜間であれば夜間救急に連れて行ってくださいね。 血栓症の可能性があるのです。
生後4カ月齢のときある動物病院で心不全を指摘され、8年間に渡り薬を飲んでいた犬が飼い主さんの引越に伴い、別の動物病院に来院。 獣医循環器認定医が診察した結果、心臓に異常は見当たらず、服薬を中止したところ、元気になりました。 一生に関わる病気と診断された場合は是非セカンドオピニオンを!
飼い主さんも犬も、ものすごいファ◯臭がする患者さん。 なんにでもシュッシュするそうです。咳が止まらないとのことで受診され…ステロイドが処方されました。 私の心の声『あ"ー違います!ステロイドの前にまず、ファ◯をやめないと!ファ◯の健康被害について勉強をしましょう!』 #香害 #消臭剤
犬がお菓子の袋に入っていた乾燥剤を食べてしまった!大丈夫ですか? というお電話はよくあります。 透明なつぶつぶが入ったものは、シリカゲルなのでほとんど無害です。 ただ、袋ごと食べた場合、小さな犬では腸の途中でひっかかるという可能性はあります。大きな犬では、便に出てくるでしょう。