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見終わった後、あれこれ感想を話していたのだが、(明示されてはいないけれども)電話受付のオペレーターはおそらく非正規で、なおかつ大した給料をもらえていないはず、みたいな話になった。この映画の肝ってそういうところなんだよ。「安楽死」ではなく「安楽死を望む社会」というものを描いている。
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少し前、モーリーさんにインタビューした際、ナイキのCM(当時やってたのは大坂なおみのやつ)について聞いてみたことがある。曰く、「ナイキはミレニアル世代を意識していて、今は反発が多くとも、将来的に主流となるであろう価値観をCMに反映させている。そもそも今は誰からも批判されないビジネスは twitter.com/nikejapan/stat…
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あまりに見苦しい言い訳だが、仮にそれが本当だとしたら、事前に一切読まず「その場で初めてめくった」ということ。なにが「完全に事務方のミス」だよ。
首相の原稿、のりでめくれず 広島式典の読み飛ばし | nordot.app/79635121701294…
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いずれにしても、今回の完全試合は高校野球における育成や勝利の捉え方に強烈な一石を投じることになると思う。
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「このままいくといずれこうなる」と突きつけられる気分になるから。残酷な内容なのに、パッケージはやたら優しい感じも非常に現代的。これは映画内でテレビから流れてくるCM(予告編の1バージョンとして公開)。世田谷自然食品みたいなノリで安楽死が推奨されている。
youtu.be/coMGYea1vBM
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ホームレス期間にはネットカフェ生活も含まれるから、野宿の期間だけだったらもっともっと短いはず。その数年間だけのことが彼女の人生のメインキャラクターみたいになってしまうのは、殺人の悲しさとはまた別の悲しさがある。
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今回の完全試合で、おそらく國保監督はあちこちで賞賛されるだろうが、ネットの意見はともかく身近な人間が一斉に手のひら返しで賞賛したら、それはそれで人間不信になりそう。
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新井紀子氏の危機感、かなり同意。
「ChatGPTをすごいと感じてしまう現象は、受け答えの正しさよりも、自信満々かつスムーズにウソをつく“サイコパス”っぽさに起因していると思います」
「ChatGPT」に浮かれる人が知らない恐ろしい未来
toyokeizai.net/articles/-/656…
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いろいろ言い出したらキリがないけどさ、安楽死を決めた人に政府から支給される支度金の金額も絶妙なんだよ。架空の制度なのに、異常にリアリティがある。こういうテーマの映画は他の監督も考えてそうだけど、この監督に撮られて本当に良かったと思う。リアリティに雑さがない。
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国葬の具体的な根拠、結局「最長政権」以外に示されてないよね。それも一つの評価軸ではあるが、でも「政治的成果」ではない。佐藤栄作に匹敵するような政治的成果はない。実は賛成派もそのへんは認識していて、その欠落した部分を「俺たちの安倍晋三!」という思いだけで埋めているのかもしれない。
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これは想像の範囲でしかないが。死んだ大学生は闇バイト先に「1ヶ月だけ」と何度も強調していた。ということはその危険性は多少認識しつつ、それでも金がほしかったわけで。その直前までやっていた、ホストのバイトで何か金銭トラブルを抱えていたんじゃないかと想像してしまう。売掛金とか。
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大変な力作である。編集者の労力をたたえたい。
キムタク「ちょ待てよ」集 youtu.be/QhdG2nX6IQg
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先輩格の「個別の案件についてはお答えできない」は、すでにあちこちで猛威を振るっている。
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藤子F不二雄「定年退食」や浅野いにお「TEMPEST」で描かれているテーマと近いのだが、それをより高い解像度で描いた感じ。監督の、現代に対する認識具合と、「PLAN75」によって起こりうることへの想像力が非常にきめ細やかで、とても憂鬱な気持ちになる。描写で憂鬱になるというよりは、
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うっすら感じてはいるけど、なかなか明確に表現できなかったことを、ネットがパキッと言語化してくれることがあって、これはまさしくそれ。
世界がこんな2chみたいになるとは思わなかった
anond.hatelabo.jp/20221006071821
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Eテレ「地球ドラマチック」における渡辺徹のナレーションは本当に名人芸で、近年の彼の代表作だといっていいし、この仕事なら多少足腰が弱っても長く続けられそうだなと思っていた。本当に残念です。
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佐々木朗希「衝撃の登板回避」 大船渡・國保監督が真相初告白|NEWSポストセブン
news-postseven.com/archives/20200…
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"私は2019年4月、川崎市内の整形外科医を取材していて、國保監督と佐々木朗希が診察室から出てくるのに出くわした。その医師からは「書くなよ」と言われたが、この時期、國保監督は佐々木の肘、肩がどんな状態なのかをチェックして「投げさせる限界」を決めていたのだ。"
baseballstats2011.jp/archives/59203…
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伸びているので、上から二つめのツイートに書いた類似テーマの作品、藤子F不二雄「定年退食」/浅野いにお「TEMPEST」の紹介記事を貼っておきます。
manba.co.jp/manba_magazine…
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客が未成年だからです。 twitter.com/Frozen_Sealion…
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千羽鶴ってもともと「祈り」の行為で、つまりある施設で折ったのなら、その施設内に平和祈願として飾るようなものだと思うのだけど、いったいいつから「祈りの対象に送りつける」という習慣が定着してしまったのか。
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わりと近いのだと思うが、実際は「個人が安楽死を望む世界」というより「社会が安楽死を望む世界」を描いているのだと思う。安楽死そのものはちゃんと議論されるべきだと思うが、それは前者の前提での話で、後者は完全に否定されるべきだと思っています。
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念のため調べたらマジだった。SNSにアップするのはNGだけど、「香川1区」では指定された場所に行って投票報告していたわけで、絶対写真確認するようになると思う。
city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kuseizyoho/…
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「安楽死を選べる社会がいいかどうか」で語られがちな映画だけど(そう感じるのは普通だと思う)、でもあの映画で主軸になっているのは「安楽死を選べる」ではなく「安楽死を選ばされる社会」だと思う。もちろん強制はしていない。最終的に安楽死を決めるのは自分の意思だ。しかしそれは本当に