「腹をたてたら元気が出たみたいね」とソフィーが言っていますが、絵コンテによると実はハウルの魔法の力で元気が出ていたそうです。 #ハウルの動く城
寝ているときのソフィーは、若い姿に戻っています。 これは、心の年齢を表していると思われます。原作では、ソフィーは小さな魔力を持っています。彼女の言葉が、そのまま実現してしまうという設定があり、眠ったときや、素直な気持ちで行動しているときは、自己暗示が解かれて、若返ります。
絶望したハウルが体中から出している緑のネバネバは、絵コンテには「セロリのソース」と書かれています。 #ハウルの動く城
ハウルの寝室はガラクタに埋め尽くされています。 宮崎駿監督は、「今の若者たちがフィギュアを集めて飾るのと同じ感覚」とスタッフに説明しています。 #ハウルの動く城
ハウルが「面白そうな人だと思って僕から近づいた」と言っている通り、ハウルは少年時代に荒地の魔女と生活しています。 『星をかった日』という短編は、少年時代のハウルと若き日の荒地の魔女を描いています。ハウルは荒地の魔女に童貞を奪われたのだとか。 youtube.com/watch?v=5ubqOh… #ハウルの動く城
宮崎駿監督は、『ハウルの動く城』の準備稿のなかで、ハウルのキャラクターについてこう説明しています。 「バーチャルリアリティ(つまり魔法)の中にいて、おしゃれと恋のゲームしかできないハウルは、目的とか、動機が持てない若者の典型ともいえるでしょう」 #ハウルの動く城
当初、階段を上るシーンは、ソフィーが先に上り荒地の魔女に手を貸すというシーンを考えていたそうです。ところが、このシーンを大塚伸治さんが担当することになり、「大塚さんなら、そんな説明的な芝居はいらない」と予定を変更。細かな芝居は任せて、競い合って上がる名シーンが誕生しました。
荒地の魔女を取り囲んでいるのは、マンダラケ人間といいます。サリマンが魔法で、星の子と同じタイプの精霊を呼び出しています。 白熱灯の光の力で、パワーも増すようです。 #ハウルの動く城
サリマン先生の声を担当したのは、加藤治子さんです。 ジブリ作品では、『魔女の宅急便』で老婦人の声も担当しています。 #ハウルの動く城
『ハウル』制作時に宮崎駿監督は、こう話しています。 「自分にもそういう経験があるけども、人と話していて、自分が20代の若者になっている時もあるし、少年になっている時もある。そうかと思えば、自分がまだ達していない80のおじいちゃんになっている時もあって、それを絵にするとこうなるんだ」
「かごめかごめ」をするこの星の子は、宮崎駿監督が描いたイメージボードでは「ほっといて ほっといて ぼくにさわらないで 死にたいのに 死にたいのに」と言っています。 #ハウルの動く城
このシーンで流れる曲は、ブルガリアの音楽『Trendafilcheto』がベースになっています。 youtube.com/watch?v=bOQiM8… #ハウルの動く城
サリマン先生の世話をする小姓たちは、少年時代のハウルとよく似た顔をしています。
この洞窟は、ハウルの心象風景です。 現実のものではなく、ハウルの少年時代の記憶が見えています。 ぬいぐるみなどのオモチャは、ハウルの記憶の表れです。 #ハウルの動く城
ハウルがくるっとふり向くシーンは、絵コンテには「まるでシャンプーのコマーシャルのよう」「カミの毛よろしく」と書かれています。 本作では、ハウルの髪の毛に、かなり力が入っています。 #ハウルの動く城
ハウルは、魔法を使って引っ越しをしました。 これまでとは、ドアの4色円盤の色も変わっています。 黄色で元ハッター帽子店に、ピンクでお花畑に繋がるようになりました。 ハウルは廃屋にドアを繋げるので、この時点でハッター帽子店は無くなっていたことになります。 #ハウルの動く城
このときハウルは、「なんてガンコな呪いなんだ。もうソフィーの呪いはとっくに解けているのに…」と考えています。 #ハウルの動く城
荒地の魔女が吸っているのは、ハニーが置いていった巾着にあった葉巻です。 煙には、カルシファーの魔力を弱める効果があります。 #ハウルの動く城
このときソフィーが、城を一旦壊すのは、ストーリー上はハッター帽子店との繋がりを解消し、ハウルが戦わないで済むようにするためです。 しかし、作画上、描きやすくするために壊した、という証言もあります(笑)。 #ハウルの動く城
ソフィーの髪の毛を食べて、力が増すカルシファー。絵コンテによると「ヒロイン ようやく登場!!」と書かれています。 『天空の城ラピュタ』でもシータが終盤でおさげを切って、ショートカットになりましたね。 #ハウルの動く城
こんなとき、どんな顔をしたら良いかわからないヒン。 #綾波レイ #ハウルの動く城
星の子は、落ちては消える運命にあります。 ハウルは、その星の子と契約を結び、飲み込みます。 そして、炎に包まれた自分の心臓を取り出し、その火がカルシファーとなりました。 #ハウルの動く城
「未来で待ってて」と伝えるソフィー。 物語冒頭で、ソフィーとハウルが出会ったときに、ハウルは「捜したよ」と声を掛けましたが、本当に捜していたのだと思います。 #ハウルの動く城
原作小説では、ソフィーは魔法の力を持っていて、生命を吹き込む力があります。 映画では、説明が意図的に省かれていますけど、その設定は残してあるようです。 #ハウルの動く城
映画では、ハウルは「ソフィーの髪の毛、星の光に染まっているね」と言っていますが、絵コンテの段階では「ソフィーのカミって赤かったんだね。きれいだよ」と言っています。 当初は、髪の色が元に戻すことを考えていたようです。 #ハウルの動く城