天沢聖司は声変わり直前です。 聖司の声優を務めた、当時まだ少年だった高橋一生さんは、「ちょうど、この1週間後くらいにですね、僕、声がガラガラし始めて。2週間後ぐらいにもう、この(現在の)声になってました。本当にギリギリだったんです」と声変わり直前に収録したことを明かしています。
映画版では、月島汐に彼氏がいるのか定かではありませんが、原作では天沢聖司には天沢航司という兄がいて、月島汐と付き合っています。 #耳をすませば
聖蹟桜ヶ丘駅の電車が来るときのメロディは「カントリー・ロード」です。 1番線と2番線でメロディが違います。 #耳をすませば youtube.com/watch?v=SK-SpI…
『耳をすませば』のモデル地は聖蹟桜ヶ丘。 本作で絵コンテ・ストーリーボードを描いた宮崎駿さんは、意図的に同じ場所を最低3回出しており、街を印象付ける手法をとっています。モデル地の聖蹟桜ヶ丘が、現在に至るまで人気となっている裏には、宮崎さんの仕掛けがありました。 #耳をすませば
バロンの人形は、柊あおいさんが誕生日プレゼントに貰った置物が元ネタとなっています。 #耳をすませば
地球屋には、「Porco Rosso(ポルコ・ロッソ)」と書かれた時計があります。 ポルコは、後に時計職人にでもなったのでしょうか。「届かぬ恋」をしていた時計職人の正体は果たして……。 #耳をすませば
絵コンテによると、聖司の隣にいるのは、聖司の父親です。 #耳をすませば
杉村の告白シーンは、なぜか絵コンテだと聖司のような男前になっています。 絵コンテには、「いけ杉村!! いっちまえ!! おせっおせっ」と宮崎監督の応援コメントが書いてあります。 #耳をすませば
映画の設定上、この鉄道は「京玉線」でしたが、ここでは電車に「KEIO」と書かれています。そのまんま京王線ですね。 #耳をすませば
「エンゲルス・ツィマー(天使の部屋)」 聖司が言うには、布張りの際に職人が偶然つけた傷が、素晴らしい輝きを放つというものです。 #耳をすませば
聖司がヴァイオリンを演奏するシーンは、作画の前に録音されています。 資料用のビデオと、音のタイミングを記したプレスコシートを基に、指使いや動作などが正確に描かれました。 総動画枚数は2900枚かかっていて、この3分強のシーンに半年を要したそうです。 #耳をすませば
リュートを演奏しているのは、北さん。 声優は鈴木敏夫プロデューサーが務めています。 「聖司君に、こんなかわいい友達がいたとはねぇ」のセリフをお聞き逃しなく! #耳をすませば
「オーイ、月島 面会だぞ、おとこの!」この言葉に凍りつく杉村。絵コンテでは、ナイフが刺さりまくっています。 #耳をすませば
原田夕子の父の声は、『とんねるずのハンマープライス』という番組で、『耳をすませば』の声優の権利を落札した一般のファンが担当しています。 「おかえり」の一言で50万円となりましたが、ジブリ作品に永遠に残ることを考えたら安いものですね。 #耳をすませば
「初めから完璧なんか期待してはいけない。自分の中に原石を見つけて、時間をかけて磨くことなんだよ。 手間のかかる仕事だ」 #耳をすませば
当初、宮崎駿監督は、雫がカントリーロードを歌うシーンが映画全体のポイントになると考えていました。しかし、歌のシーンの絵コンテを描き終えたところで、原作で柊あおいさんがやめざるを得なかった主題が見えてきたといいます。それが、雫の記した物語『バロンのくれた物語』を描くことでした。
雫が終わるまで待ってるという聖司。とても集中できる状況じゃなさそうですが、絵コンテにもそのように書いてあります。 聖司には「本当に頭に入るとは、とても思えないがサッサッと読みはじめるソブリ」と、雫には「何を書いてるのか、もう判るはずもないが、二人でいるのがうれしい」とあります。
イバラードの世界で、バロンを制作するシーンに中トトロと小トトロとジジの置物が映っています。 #耳をすませば
「自分の信じるとおりやってごらん。でもな、人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね」
宝石を見つけたと思ったら屍だった、というクリエイターあるあるの夢を見る雫。 #耳をすませば
雫が食べている鍋焼きうどんは、西老人の手づくりか出前か、スタッフ間で議論になったそうです。宮崎吾朗監督は出前と予想しているのだとか。 #耳をすませば
このシーンについては、絵コンテに「仕事におわれて徹夜をした経験のある者には判るはず。窓が白々していて驚くときのあの気分。」と説明があります。 きっと、アニメーターさんはみんな経験していますね。 #耳をすませば
雫が二人乗りをするシーンは、絵コンテに「ワーーッ♥相のり」なんて、雫が思ったか思わなかったか。と書いてあります。宮崎監督は、けっこう楽しんで絵コンテを描いてそうですね。 #耳をすませば
原作では、聖司は雫に対して「君が好きだ」としか言ってませんが、映画では「結婚してくれないか」に変更されました。 これは宮崎監督の考えで、「聖司がただ雫に『好きだ』と言うだけじゃ弱い」と言い、プロポーズに変更されました。 #耳をすませば
また、最近の若者は人との付き合い方が浅く、自分の気持ちを伝えられていない、と思っていた宮崎監督と近藤監督。若者にもっと自分の気持ちを言葉に出してもらいたい、という思いを込めて「結婚してくれ」に変更したそうです。宮崎監督は、このシーンについて「おじさんの逆襲だ」と言っていたのだとか