最前線の現場で働く知人の医療者の中には、念のために遺書まで書いて新型コロナウイルス患者の治療に当たっている者もいます。 彼らの負担を少しでも減らすために、皆様何卒、何卒、可能な限りの外出自粛をお願いいたします。 最小限の被害で、このウイルスとの戦争が終わりますように……
首都圏の大病院で働いている医療関係者の知人たちのSNSがcovid-19の感染再拡大で限界に近いという悲鳴で溢れかえっている…。 4月のときよりは体制は整っているけれど、半年以上すさまじいストレスに晒されている医療関係者の心身は限界に近づいています。 そろそろ何らかの政治的介入をして欲しい……
現在の外来では、単に発熱しただけでは一般的な処方で様子を見るけれど、数日以内に飲み会等に参加をしていたらPCRにまわしている医師が多いです。 それだけ(特に大人数での)飲み会での新型コロナ感染のリスクは高いとされています。 感染者拡大している現在、大人数での飲み会はお勧めしません。
・マスクをする。 ・手を洗う、消毒する。 ・顔を出来るだけ触らない。 ・他人と近くで話すときは必ずお互いにマスクをする。 ・(特に大人数での酒が入る)会食は可能な限り避ける。 ・三密になる場所は出来るだけ避ける。 これを心がければ、日常生活で新型コロナに感染する確率は劇的に減ります。
そろそろ医療現場が阿鼻叫喚の地獄絵図になりつつあるんだけど…… 新型コロナって感染者全員を原則、入院か隔離しないといけないし、院内感染のリスクが極めて高いしで、医療に対する負担がものすごく高いんです。 重症者がまだ少ないから大丈夫ってわけじゃ、全然ないんですよね。
ひとつ大切なことを呟き忘れてました。 イソジンガーグル(ポビドンヨード入りうがい薬)は甲状腺疾患を持つ方の病状を悪化させることがあります。 また妊婦さんも胎児に影響がでる可能性があるので使用を控えた方が良いです。 妊婦さん、甲状腺疾患を持つ方はくれぐれもお気をつけください。
この数時間、大量の医療関係者が『イソジンが新型コロナの重症化を抑止するかも』というメチャクチャな発表に対して、SNSでお気持ちを表明している。 ただでさえ非常事態で医療従事者は疲れ切っているんだから、これ以上よけいな負担を増やさないで欲しいんだけど。
これでこの件について最後にしますが、 医療現場においてイソジンは手術の際、術野の消毒に使う大切な消毒薬です。 万が一、イソジンが不足して現場に回らなくなったら手術に支障がでかねません。 医療の質を守るためにも、マスコミ、政治家の方々には慎重な行動をお願いしたいです。 切実に。
今回のイソジンの件で面白かった(?)のは、普段は読書とか映画とかアニメのことなどしか呟いていないフォロワーの方が、いきなり今回の騒動に対して専門家の立場からの見解を述べていて、 『ああ、この方って同業(医療従事者)だったのか』 とはじめて気づくということが何件もあったことです。
そういえば、いまのうちから言っておきますけど、今年の秋には、皆さんぜひインフルエンザワクチンを打ってくださいね。 新型コロナが流行している状況で、似た症状を引き起こすインフルエンザまで流行したら、大変なことになります。 ご自身の身を守るためにも、医療現場を守るためにも、ぜひ接種を。
メトホルミンは糖尿病に対して効果的だけど、乳酸アシドーシスという致死的な副作用を起こすことがあるんで、患者さんの状態をしっかり把握しないと処方できない薬です。 これを容量を守らずに大量内服して死亡した人を見たことあるんだけど… この動画、薬事法とかに引っかから無いのだろうか? twitter.com/repezennti9/st…
最近、新人作家さんへのアドバイスを求められることが多いのでまとめてみます。 ・厳しい世界なので死ぬ気で執筆しましょう。 ・天狗にならないように。謙虚になりましょう。 ・もし売れたら税理士を雇いましょう。 ・今の仕事を辞めないように。 ・絶対に間違っても今の仕事を辞めたりしないように!
素晴らしいニュースです❗ ファイザーが承認を目指している新型コロナウイルスのワクチンの最終治験の暫定結果が発表され、90%以上という極めて高い有効性(感染防御作用)が確認されました❗ 日本はこのワクチンを来年前半6000万人分提供を受けることが決まっています。 cnbc.com/amp/2020/11/09…
ここから説明が必要なのか……
外来終了。 最近はフェイスガードが新しくなって、こんな感じで外来しています。 ちなみに勘違いしている方もおおいですが、フェイスガードは主に飛沫感染から目を守るためのもので、それ単体ではあまり感染予防効果はありません。 マスクと併用するのが基本的な使い方です。
なんか、新型コロナについてのツイートをすると、時々『新型コロナなんて本当は存在しない。あなたは騙されている』的な指摘を受けるんだけど、私、医者をやっておりまして、発熱外来でコロナ患者を診察しているんですが…… 存在しなかったら、私が診ているあの厄介な感染症はいったい何なの……?
コロナ禍で『自称専門科』の皆々様が 「私が考えた(何の根拠もない)コロナ論」 を得意げに語ってますが、尾身先生、忽那先生をはじめとする 『本物の専門家』 は一貫して同じことを発信しています マスク、手洗い、三密回避、体調が悪かったら自宅待機 です。 皆様、ぜひそれを心がけて下さい。
今年は普段から同居する人以外とのクリスマスパーティーはできれば避けて下さい。 特に大人数のパーティーは。 そこで新型コロナに感染すると発症する頃には年末年始で、切迫している病院機能がさらに落ちていて、なかなか受診が難しいかもしれません。 パーティーを予定している方は、ぜひご再考を。
政治家の皆々様、『病床』というものは、医師、看護師、臨床工学士などのスタッフがそろって、はじめて『病床』としての機能が果たせるんですよ。 建物作って、ベッド並べただけでは、それは『寝床』でしかないのです。 そこのところ、何卒何卒ご理解ください。
この記事には明らかな誤り(デマ?)が含まれています。 2回目のワクチン接種から1週間しか副反応の観察をしていないと書かれていますが、実際は2ヶ月観察しています。 早期承認を求めるトランプ大統領の圧力に屈することなく、FDAは安全性確保のために接種後2ヶ月の観察が必要と譲りませんでした。 twitter.com/asahicom/statu…
@sekkai (承前)なぜFDAが2回目の接種後、2ヶ月間の観察にこだわったかというと、ワクチンの場合、副反応のほとんどが2ヶ月以内に生じると分かっているからです。 なにゆえ、朝日新聞とこの教授が、こんな不正確な情報を世間に向けて発信するのか、私にはまったく理解できません。 極めて不誠実な行為です。
そんなわけないでしょ。 医療現場の実態も知らず伝聞で適当なこと言わないで。 そもそも、今期インフルエンザでの死亡者なんて全国的にもほぼ0ですよ。 twitter.com/OdNezu/status/…
アメリカでもファイザーのワクチンでアレルギー反応を起こした人が出たというニュースが大々的に取り上げられていますが、これは既存の全てのワクチンでも一定の確率で起こることです。 ですから、どのワクチンでもはじめての接種後は15分ほど帰らずに、病院にいてとお願いしているのです。
決して『急造』ワクチンではありません。 治験の第Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ相すべて、正式な手順で行なっており、有効性と安全性を数万人のボランティアによって確認しています。 早く出来たのは国家から多額の資金援助があり、経営上のリスクを考えなくて良かったからです。 asahi.com/articles/ASNDL…
本当に! 今年だけは! 今年だけでいいから! 大人数での! クリスマスパーティと! 忘年会は! お願いですから控えて! もう医療現場は限界です! 新型コロナの診療にかかわっている全医療関係者の心の叫びです❗