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1960年代教育論の大ベストセラーが石原慎太郎氏『スパルタ教育―強い子どもに育てる本』。
なかなか刺激的な内容で「子どもをなぐることを恐れるな」「子どもの可能性を信じるな」「いじめっ子に育てよ」「男の子を家事に参加させて、小さい人間にするな」「子どもに、戦争は悪いことだと教えるな」→
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「親は自分のいちばん軽蔑する人間の話をしろ」「先生をむやみに敬わせるな」「人間の進歩や飛躍は、戦いの中にある」「浪費こそ最大の貯金」などの記述が溢れる。拙著『市民社会の家庭教育』に詳しいです。
kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-97847…
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91年ソ連の消滅後にロシアとなったけど、ソビエト教育学の日本への影響はとても強い。
今でも学校では「学級づくり・仲間づくり」という言葉が残っていて、これはソビエト教育学の影響。ソ連をつくったレーニンの妻で教育学者のクループスカヤによる「集団主義教育」を70年前後から日本の教育学は→
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積極的に取り入れてきた。
管理教育的に使われる傾向があることと、クループスカヤの<全面発達の教育思想〉は現代の教育現場や社会に悩ましい影響をもたらしているよ。
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@naitoasao 本当に少ないですね。ズバリではありませんが、尾崎ムゲン『戦後教育史論』3章がよいでしょう。
資料としては矢川徳光や『資料ソビエト教育学』『資料戦後教育労働運動史』等。全国教育研究集会の報告テーマ分析がほしいですね。それらを繋ぎ、内藤さんか私が書いておいた方がよいかもしれません(笑)
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「生きづらさ」という表現は、問題が個人に返ってきてしまう言葉になっています。結果、生きづらさの背後にあるものは変わらず続いてしまう。
例えば、以下のようなことを話しました。
(耕論)「生きづらさ」言葉の功罪 光武克さん、桜井智恵子さん、貴戸理恵さん:朝日新聞asahi.com/articles/DA3S1…