次に流行可能性ある一つとされるBQ.1.1(ケルベロス)がBQ.1と合わせアメリカで11%以上となり2位BA.4.6(12%)に迫ったと報道 注目が高まっている BQ.1.1は免疫逃避性高く,また症状の重さの懸念も一部から指摘(確定的ではない) 一方でBQ.1.1等はBA.5近縁で新ブースターは一定の防御を提供するだろうと
新型コロナ罹患後症状いわゆる後遺症の新研究結果が発表(Nature Communications) 予防接種を受けていない人と比べて、発症する前に予防接種を受けた人は ・嗅覚の変化 ・味覚の変化 ・聴覚障害 ・食欲不振 ・体のバランスの問題 ・混乱/集中困難 ・不安/抑うつ の7症状を報告する可能性が低かった
・出典 nature.com/articles/s4146… スコットランドの研究 31486人の症候性感染者のうち ・6%は回復せず ・42%は部分的回復 としている また症状ある感染は24の持続的な症状と関連 8研究のうち6研究で、感染前の接種で感染後の後遺症が少ないことがわかっているが、それに追加する結果であるとのこと
”ワクチン非接種の人”に限定し新型コロナ感染後の病気リスクを最長1年調べた結果(eClinicalMedicine) 感染でリスク ・脳卒中     62%高 ・心筋炎等    341%高 ・虚血性心疾患  181%高  ・心不全等    130%高 ・肺塞栓等    165%高 ・死亡      60%高 ただのかぜでなかった
・出典 thelancet.com/journals/eclin… 既感染者も、長期的に心血管系の健康に注意を払う必要があるとしている オミクロン期も一部含まれるが、日本でも感染者の多いオミ期に特化した分析が待たれるところ このような結果が出るだいぶ前から、かかれば問題ない的な発信が一部から継続的にあったことは残念
最近、感染後に続発する疾病リスクをことさらワクチンと結びつける発信が一部から散見される 今回、ワクチン非接種者に限定し調査を行ったことにより、感染後のリスクは非接種群でも(当然と言えば当然だが)相当に増加する可能性が示された なお下記の結果も参考になるだろう twitter.com/shuichiotsu/st…
BA.5から派生のBQ.1.1ケルベロスがフランスでも急拡大 引用 "フランスでは、BQ.1.1の陽性例が9月末に6%であったのに対し、10月初旬には16%を占めるようになっている。 そしてその進行具合はかなり急速で、仏紙L’Indépendantは「今後数週間のうちにフランスで主流になる可能性が高い」とも伝えた" twitter.com/TsujiHitonari/…
12~15歳の新型コロナワクチン(ファイザー)接種後心筋炎の新研究(NEJM) ・頻度 4.8例/10万人 半年追跡結果 ・全例生存 ・再入院なし ・心臓超音波正常化 ・心臓MRI検査で心筋瘢痕化/線維化の証拠は最小限 ・2回後に主に男性で発生する稀な有害事象 ・軽度で良性 ・画像は良好な長期予後を示唆 と結論
10代女性、基礎疾患なし、ワクチン非接種の方が亡くなったと報じられたが 10代の重い例の抑止に接種の効果は? 12-17歳ファイザーワクチンでの結果 非接種と比較し入院予防の有効性(対オミクロン) ・2回後 75% ・3回後 94% 少数であっても若年者で重篤な経過となる場合あるが、その予防を示唆
8歳女児(基礎疾患無、接種無)の新型コロナ死の厳しい経過(急性脳症、吐血等)が報道 ワクチンは5-11歳の重い例をどれだけ防ぐか? 接種無と比べた2回後7日以降の有効性(対オミクロン) ※入院予防 82.7% と重い例の抑止への十分な効果を示唆 小児は発症から死亡まで73%が1週間未満と早く予防が大切
オミクロン感染後の罹患後症状いわゆる後遺症をワクチン接種により軽減できるか?新研究(preprint) 感染後4か月の調査 感染前に3回接種を受けた人は、2回後の人と比べ ・倦怠感 ・頭痛 ・胸痛 ・咳 など26症状のうち13の残存が少なく また ・記憶障害 ・集中障害 など3問題の新規発症が少なかった
英国の新型コロナ後遺症小児の支援団体Long COVID Kids情報 英国で ・小児は依然と再感染の影響を最も受ける年齢層 ・小児人口の約11%のみが1回のワクチン接種を受けている ・9月15日のdataによると5-14歳の感染例の「50%」が再感染 と驚く内容 低率の接種下での、小児の高率な繰り返し感染を示す
・出典 longcovidkids.org/post/ghost-chi… Long COVID Kidsは再感染と後遺症の調査も先日出していた 罹患後症状が残っている場合だと再感染で増悪する可能性高いなど気になる内容 また子どもや若年者は2回目からの後遺症が成人より多く、小児の低率の接種状況で差が出た可能性も指摘 twitter.com/shuichiotsu/st…
イングランド等で「超過死亡」を引き起こしているのは何か?(BMJ) 心血管疾患での死亡が大幅に超過 原因として二点が提示 ・新型コロナは感染後数か月であっても心血管疾患リスク高い事が示唆されその影響 ・必要なケアを受けられていない可能性 世界が超過死亡をどう分析しているかは参考になろう
子供がマスクを使うとそれでより顔面を触り感染し易くなることはあるか?(JAMA Pediatrics) 新学期にランダム化比較研究を施行 結果マスク着用の子の方が手で目や鼻などをはるかに触らないと判明 子供の感染予防のためのマスクの利点が潜在的な感染リスクを明らかに上回ることを示唆すると結論した
帯状疱疹後神経痛に関し「リリカ」(神経の痛みに使用する薬)で「治療可能」と発信が流れているが ・同薬で緩和されない痛みであることもよくある ・リリカはめまいやふらつきを出しやすい注意が必要な薬 リリカで治療できるから大丈夫等と安請け合いできるものでなく予防できるなら越したことはない
新変異株の主導権争いは予測通り ・BQ.1.1(ケルベロス) ・XBB(グリフォン) が目ぼしいかと国内報道 いずれも免疫逃避性高い シンガポールの医師の談話「グリフォンは今、コロナ感染者数の50~60%を占めている。悪い知らせだが、日本でも非常に速く拡大すると確信している」 news.livedoor.com/article/detail…
新型コロナワクチン接種回数とオミクロンに対する防御に関する新研究(NEJM) 感染への有効性を比較 ・デルタ前の感染+接種より、デルタ感染+接種の方が有効性高い ・感染歴有無を問わず未接種より2回で、2回より3回で有効性高い 今回も、接種回数が多いほうがより感染しにくいという結果だった
新型コロナ罹患後症状いわゆる後遺症の新研究(JAMA Network Open) オミクロン期でも分析 ・2か月以上の症状残存14.7% ・高齢、あるいは女性でより後遺症と関連 ・感染前のワクチン接種で後遺症リスク減少と関連 接種後の感染ではコロナ後遺症によりなりにくいことを示唆する知見がさらに追加された
新型コロナ後遺症に対し、コロナ治療薬である抗ウイルス薬「パキロビッド」を使用し治療する治験が米国で開始予定 第3相試験で来年1月から行うとClinicaltrials govに掲載 ウイルスの断片が一部の人の体内に留まりそれが後遺症の原因となっているとの理論を検証予定 有効性を示せることに期待したい
新型コロナ次の流行は?(Nature News) ・欧米はBQ.1.1ケルベロス等が拡大 ・アジアはXBBグリフォン拡大 ・ただ前より一つが圧倒的優勢でない ・優位性はXBB>BQ.1.1等か ・理由はXBBの変異が"BA.2やBA.5感染で得た免疫"をうまく回避する力で勝る為 "感染"から得た免疫を回避するものが優位との点が注目
5~17歳の新型コロナワクチン接種後モニタリング結果が公表(preprint) 300万人超調査 虫垂炎や顔面神経麻痺,各血栓/塞栓等が増えていないか監視 結果,接種に伴い増加のシグナルが検出されたのは心筋炎/心膜炎(但し5-11歳は検出なし),他は増加シグナル認めず 心筋炎等は39.4例/100万回の発生だった
小児と10代のオミクロン感染へのワクチン接種の有効性(NEJM) 【感染への有効性】 ●10μg2回 ・5-7歳 46.3% ・8-11歳 16.6% ※但し有効性早く低下 ●30μg2回 ・12-14歳 35.6% ・15-17歳 20.9% ※10μgより効果低下は遅い 小児では特に、感染そのものより重症化などの予防への企図が中心と示す結果
世界の最新変異株状況(Nature News) 「バリアントスープ」と呼ばれるほど様々なものがあったがやはりBQ.1.1ケルベロスとXBBグリフォンが主導権を握ってきたよう 下図の赤がXBB、橙がBQ.1等 欧州はBQ.1置換進み英国40%超、米国も急増 シンガポールやインドはXBB優勢 日本では双方検出済との現況
子供の新型コロナ後遺症の実態(National Geographicの記事) ・子供のよくある長期症状は頭痛、疲労、気分のむら、集中力の低下、睡眠障害、腹痛 ・感染後90日での小児の発生率5.8% ・別研究では患児の3.7% ・研究(記事にリンク有)で小児の12週超の症状の相対リスク 重症例  3.6倍 非接種例 2.44倍