オミクロンで主流となりつつあるBA.5 それに対するワクチンの現実世界の有効性データも出て来た BA.4/5期の入院に対する有効性 ファイザー2回接種後 ・1〜2か月で87% ・3〜4か月で84% ・5〜6か月で63% 3回目接種後 ・3か月で85% ・3〜4か月で88% 時間経過後の追加接種で良好な入院予防を示唆
妊婦への新型コロナ(mRNA)ワクチンの影響につき新研究 多施設後ろ向きコホート研究(preprint) 接種 vs 非接種 ・死産 0.2% vs 0.8% ・妊娠37週未満の早産 5.1% vs 9.2% ・先天性異常ある乳児の出産 2.4% vs 3.0% といずれも接種群で有意に少ない 接種が死産・早産リスク低下と関連と結論
新型コロナはただのかぜだからPCR検査不要との発信散見 新型コロナの大きな問題の一つは後遺症でインフルエンザ等と比較しリスクが高く、かぜ等と異なる 一方ワクチン未接種の対照群を1とした時オッズ比 2回接種 0.25 3回接種 0.16 と接種回数が後遺症の率低下に関連と研究もあり接種の効用の一つ
ワクチン接種をするほど感染しやすくなる/死にやすくなる等の誤情報が流れているが オミクロン期の最新研究(BMJ掲載)でも 4回接種 vs 未接種の比較がなされ有効性は ・感染抑止 49% ・発症抑止 69% ・重症抑止 86% と結果が出ている さらには有効性は追加接種ごとに増加したことも示された
10歳未満の基礎疾患なし女児が4月、新型コロナウイルス感染からの急性脳症で亡くなった 原因はウイルス感染等を契機に痙攣や意識障害を起こし多臓器不全等を伴う"出血性ショック脳症症候群" 5月も5歳未満女児で同様なケースあり体にまひが残ったと 小児神経学会が調査開始 news.yahoo.co.jp/pickup/6432570
BA.5に対するワクチン有効性につき英国の最新レポート(UKHSA) 結論として、初期データではBA.5への有効性はBA.2へのそれと大差なさそうと評価 そのBA.2への有効性(入院の予防) ・2回後  14~174日 68.7%  175日以上 49.9% ・3回後  14~34日  87.3%  35~69日  83.3%  70日以上  70%
本件に関してだと 10歳未満でもオミクロンはインフルエンザより危険と各データが示しているのは事実です insidemedicine.bulletin.com/delta-and-omic… またそれは十分な対策下のもので、もしそれらがなければインフルの何倍も重症小児が出てより多くの死をもたらした可能性が示唆されてはいます twitter.com/shuichiotsu/st… twitter.com/kumagai_chiba/…
以下、後遺症の関連資料やツイートを貼っておきます ・0〜3歳の子供のうち、2か月以上症状を経験したのは、COVID-19と診断された子供の40%、対照は27% medicalnewstoday.com/articles/how-c… ・他の気道感染症より後遺症が多い twitter.com/shuichiotsu/st… ・10代でも対照群より多い twitter.com/shuichiotsu/st…
さらには、コロナの急性の後遺症だけではなく、時間を経過して他の病気が発症するリスクも指摘されています コロナ罹患後の糖尿病発症リスク上昇が小児でも心配されています twitter.com/shuichiotsu/st…
何かと比較に用いられやすいインフルエンザですが、特にコロナ対策に反対する人達を中心に2年半継続的に「インフル並・以下」等との表現が使われてきたこともあり、影響力ある方が同疾患を引き合いに出すことがしばしば混乱につながってきた経緯があります その点、注意が必要なことと感じております
新型コロナとインフルエンザの罹患後症状(後遺症)の違いを米CDCが明記している ・インフルにかかった人のほとんどは数日から2週間で自然回復 ・コロナ罹患後症状は初感染から数週間または数か月続くか、感染から数週間後に現れる可能性 さらに年単位の報告もある この期間の違いも理解が必要だ
・2年後の症状残存例も cidrap.umn.edu/news-perspecti… なおオミクロンのコロナ罹患後症状については数万人規模調査で オミクロン 4.5% デルタ 10.8% と率はデルタの半分だが顕著な減少でもない thelancet.com/journals/lance… ・後遺症の期間の違いについてのCDC記載 cdc.gov/flu/symptoms/f…
オミクロンBA.5とワクチン接種に関し米CDCが新たな声明で言及 ・BA.2感染者はBA.5に有効な抗体を得る ・そこから考えて(BA.2からの保護が期待できる)現行ワクチンでもBA.5による重症化を予防できる可能性が示唆される 英国も初期データからBA.2への有効性と大差なしと評価しているがそれと類する見解
感染者が激増している今こそ、インフルエンザのようなものではないことを改めて周知するのが大切です。 重要な違いに下記のようなものがあります。 ・感染性が高い ・誰にも使える初期治療薬がない ・月単位や年単位で持続する後遺症が起こる場合も twitter.com/kuroiwayuji/st…
twitter.com/shuichiotsu/st… インフルエンザと新型コロナは罹患後症状の期間も異なります。 自治体の長からインフルと比較する発信が相次いでいますが、皆が聞きたい話を提供するのでなく、耳が痛いけれども正しい情報を提供し注意喚起するのが、結果的には支持と信頼に結びつくと私は感じております。
BA.5に関してBMJの最新ニュース ・重症化の抑止に関するワクチン接種の有効性はBA.5でも低下していない ・BA.1またはBA.2に感染したことがある人でも、BA.4またはBA.5の感染リスクはある可能性 ・現段階では特にBA.5などがより重篤な状態を引き起こす証拠はない
オミクロンのコロナ罹患後症状(後遺症)に関し英国より報告 感染後12-16週間に症状を訴えた割合 2回接種者 デルタ    9.2% オミクロンBA.1 4.0% デルタより率は低下したが4%は存在 症状は 倦怠感 56% 息切れ 31% 嗅覚障害 22% 筋肉痛 21% 有病率は35〜69歳、女性でより高い
twitter.com/shuichiotsu/st… コロナ後遺症の英国の最新dataによると ・オミクロンでも約4%が感染12-16週後に症状有 ・140万人(罹患後症状申告者の72%)の日常活動に悪影響 ・約41万人(21%)は活動に大きな制限 と良くない結果 インフルとの比較話ではこの観点がしばしば欠けるため注意が必要と感じます
新型コロナの塩野義製薬の飲み薬「ゾコーバ」が継続審議 承認を判断する「薬事分科会・医薬品第二部会」を私も途中からリアルタイムでYouTubeで見ていましたが、妥当な判断のように私は感じました 類似した薬のパキロビッドに対して緊急承認に足る水準の優位性を示せていないように見受けられました
5~11歳の子供の新型コロナワクチン有効性についてNEJMに掲載 オミクロン期の各事象抑止の有効性【1回接種, 2回後7日以上】は ・全感染   13.6%, 36.8% ・感染(PCR+) 24.3%, 65.3% ・入院    42.3%, 82.7% と特に2回後に良好な結果で,入院予防に関して大人の3回分に匹敵する効果と結論
・5~11歳のオミクロンに対するワクチン有効性の研究 nejm.org/doi/full/10.10… シンガポールで行われ255936人の子供のデータを分析 ワクチンはファイザーのもの 小児多系統炎症性症候群(MIS-C)が6例出たが、4例が未接種、1例が1回後、1例が2回後であったとのこと
日本での5~11歳の新型コロナワクチン接種後の心筋炎の頻度は7月8日の厚労省審議会での資料だと次のようになる ・1回目接種 2.3件/100万回 ・2回目接種 2.6件/同 これは接種後の心筋炎が多い12~19歳男性の頻度(ファイザー2回後) ・12~14歳 42.3/100万回 ・15~19歳 32.9/同 よりだいぶ少ない
news.yahoo.co.jp/articles/b7763… 東京都の新型コロナ新規感染者3万人を超え過去最多見通し 7/7予測では7/20に1万5534人だったですからその倍ですね とにかく身を守る事が肝要です 大人は追加接種で感染抑止等の効果が復しますし子供も1回目からある程度効果ありと知見が出ています 基本的対策も重要です
オミクロンは感染性が高いと書いたらかぜのほうが感染性は高いとか同じとか指摘をもらった 感染性の一つの指標の基本再生産数は かぜウイルス2-3に対し、デルタは5-8、オミクロンBA.2も8程度(Trevor Bedford氏による)に及ぶとされる かぜのほうが高感染性ということはない
2回接種者のほうが未接種者より10万人あたり新規陽性者数が多い年代がある厚労省データ ワクチンの効果なしと主張する人の根拠として使われ続けています しかしこのデータでそれは言えません なぜそれが言えないのか、接種歴不明問題も含めて、まとまって解説されています buzzfeed.com/jp/naokoiwanag…