601
オミクロン感染とワクチン
未接種者の場合
【2回接種者と比較し】
・発生率 2.0倍
・入院率 5.3倍
【3回接種者と比較し】
・発生率 3.6倍
・入院率 23.0倍
「オミ株は病気の重症度は低く見えるが感染の急速増加で比較的大量の入院が発生。これが人不足等を悪化させ医療負荷になる」と分析
602
新型コロナのかぜやインフルエンザとの違いの本質は「医療ひっ迫」を起こすこと
医療ひっ迫を起こすから、かぜや季節性インフルと異なった対策が必要となる
死者数の違いではなく医療に負荷をかける指標で見ないと本質を見失う
また病特性でこうなっており感染法上の位置付けでなっているのではない
603
子供を守るために親のワクチン接種が有効と新研究
2期間で実施
【子供の感染リスク】
・前期(2回 vs なし)
片親接種‥26.0%減
両親接種‥71.7%減
・後期(3回 vs 2回後5か月以上)
片親接種‥20.8%減
両親接種‥58.1%減
"親の接種は家庭内の接種を受けていない子供に実質的保護を与える"と結論
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新研究
mRNAワクチンに関して
・未感染者の3回接種
・既感染者の2回接種
・2回接種後のブレークスルー感染(デルタやオミクロン)
いずれも、免疫回避特性を備えたオミクロンのような変異株も含めた、すべての懸念される変異株(VOC)に対して優れた感染中和能力があると判明
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率を比べており関係ないと思うが、20年は新型コロナ上陸があり参考にならないとご意見頂戴
そこで前シーズンでも計算した
flu
18/19 1544393人(定点)
人工呼吸器 539人
Covid
累計 2130250人
人工呼吸器 8933人(学会把握)
それだと新コロは約12倍の率で呼吸器必要だった
609
「オミクロンは肺炎にならない」?
オミクロンが肺では複製効率が低い知見の拡大解釈等からそのような認識が散見
実際はワクチン未接種の20代男性での肺炎も報じられ
またデルタ流行期と比較して1/6であるものの肺炎例がないわけではない
肺炎がない等と過度に楽観視した解釈には注意が必要だろう
610
インフルエンザの定点での患者総数は、下記の資料の当該シーズンの報告数を総計した。呼吸器使用総数は最終週の資料の累計を使用
mhlw.go.jp/stf/seisakunit…
新型コロナ患者累計(1/22まで)
www3.nhk.or.jp/news/special/c…
新型コロナの人工呼吸器装着数累計(1/22まで)はECMOnet
crisis.ecmonet.jp
611
データの補足
インフルは定点のため完全な値が出せないが実際は9倍より大きい可能性
理由は
・インフルの呼吸器/患者数の割合は、例えば街中の診療所等より重い例の率が相対的に高いと考えられる定点病院の率で実際より高い可能性(過大評価)
・新コロの呼吸器使用数は実数の約8割程度(過小評価)
612
死亡数だけ見ると「医療崩壊しやすいから対策が必要」という本質を見失う
長引く禍で誰も疲れているだろう
だがこの病気がなぜ対策を必要としたのか、その意味や意義に関し行政や影響力がある方から丁寧に共有されるのを願って止まない
誰もが痛手を負ってやって来たことに意義があると伝えてほしい
613
インフルの方が多く亡くなるのになぜ新型コロナだけ問題視するのか
コロナ禍を通しずっとある話
医療に与える負荷が大きく異なり、新型コロナが広がると医療崩壊につながる
医療崩壊になれば他病の方や健康人の不慮の病気や外傷等での治療にも影響する
だから我々は皆で忍耐強く対策を行って来た
614
インフルエンザの時になぜ緊急事態宣言が必要なかったか
医療への影響の違いのため,例えば
インフル
19/20 1003388人(定点)
人工呼吸器 461人
新型コロナ
累計 2130250人
人工呼吸器 8933人(学会把握,実数の約80%)
新コロは約9倍の率で呼吸器必要
医療に与える負荷が異なる
615
オミクロン流行下で日本でもワクチン接種者で重症例が少ないとの話は聞くところ
それに合致する新知見
免疫は抗体だけでなくT細胞等が働く細胞性免疫がある
ワクチン由来の細胞性免疫はオミクロンに対しても良好に機能しうると判明
しかも実際の感染によるものより高いレベルで反応するとわかった
616
コロナ対策を緩めるのが経済に良いとの見解は根強く存在する
しかしそう単純でもない
緩い対策が感染を増やし円滑な社会運営を妨げ、むしろ経済に打撃を与えうるとの知見も論文等で示されている
必要なのは適切な調整であり規制か緩和かの二分法ではない
批難から入るのでない建設的熟議が望まれる
617
丼先生からの最新報告
・40度の発熱の女性が入院できず号泣
・ワクチン未接種者がCTで肺炎像があることも、これまでと同様に存在
・病棟は中等症、高齢者、重い基礎疾患がある方で埋まっている
自覚的にはかなりつらくても分類は軽症
人により強く症状が出ることもあり、過度な楽観視には注意が必要 twitter.com/sguardo_bot/st…
618
国立感染症研究所からの当該データには
「診断または症状発現から10日後に感染性ウイルスは検出されず」とあり
濃厚接触者の待機期間がこれまでの14日間から10日間に短縮されることの問題はないと考えられるが
症状がある感染者は数日感染性が高いことが考えられ、その点は引き続き注意が必要だろう
619
・引用された日本の知見
niid.go.jp/niid/en/2019-n…
「ウイルスRNAの量は診断後3〜6日または症状発現後3〜6日で最も高く、その後徐々に減少」
・BMJの論説
bmj.com/content/376/bm…
これまでのものでは発症前後などにウイルス量がピークと言われていたが、このような点もオミクロンは異なるということ
620
オミクロンに対する重要な知見をイギリスの医学誌BMJが、日本の調査結果を引用し論説
・これまでの種類 ウイルス排出のピークは症状の発症時または発症前
・オミクロン ウイルス排出のピークは発症2~3日後の可能性
症状が現れてからウイルスをより長く放出するデータから、隔離期間に注意必要と
621
news.yahoo.co.jp/articles/47346…
都内で「10歳未満」感染急増
感染経路はやはり家庭内が最も多い
12月28日~1月3日は56.8%
1月4日~10日は49.4%
「職場や会食などでの感染が家庭内に持ち込まれ、無症状の子供を介して学校や幼稚園などで広がっている可能性」
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623
たくさん感染しても許容する戦略の欠点
1 後遺症の人を増やす
2 労働力に悪影響
3 教育への悪影響
4 変異の機会を増やす
5 医療逼迫
6 経済的にも負担
"高発生率許容戦略は皮肉な事に防ごうとした厳しい制限が結果的に起こる事につながる。発生率上昇に伴い結局より厳しい措置が必要に"
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「ワクチン自体がパンデミックの原因となっているとLancetに論文掲載」との文を何度か目にした
リンクもあって見たが、そういうことは言っていない
接種をしても感染源となりうるということが書かれているが、当然、接種を無意味とするものでない
誤った説明が普通に流布する状況に注意が必要だ
625
入院患者中のワクチン接種者の率を非接種者と比較し接種は無意味とする言説が流布
英国のdata
オミクロン感染での入院815人
・非接種 25%
・1回接種 6%
・2回接種 43%
・3回接種 23%
だが国民中の非接種者割合は低く
・非接種の成人は接種者より8倍入院する可能性が高いと
捉え方に注意必要