Mitsuyoshi Numano(@MitsuNumano)さんの人気ツイート(古い順)

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愚行、蛮行を「感動」の美名によって正当化したとき、歴史的惨事が起こる。ヒトラーは感動によってドイツ国民を団結させた。そもそもemotionは「感動」ではなく、情動、感情である。組織委は英語を母語とする知識人に意見を聞かなかったのか? 世界が団結するならば理性によってでなければならない。
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私も人並みに、長嶋が王と松井に支えれて聖火台に向かい、大阪なおみが点火するのを見て、感激しないわけではない。しかし、その感激は汚辱にまみれた五輪を正当化できるものではないし、世界には共有されないだろう。むしろ自己正当化のために何でも利用する演出法に、暗い顔になる。
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五輪が終わったら(無事終わるかな?)直ちに「東京オリンピック検証国民委員会」を結成し、スポーツ専門家、医学者、政治学・経済学者、歴史家、法律家などが総力を結集して、この空しく危険なイベントの功罪を徹底的に究明し、隠されたすべての情報を明るみに出すべきだ。後世のため、世界のために。
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事前に大きな決断をして五輪を中止し、感染を徹底的に抑え込み、少し収まったころにパラリンピックだけは安全な体制できちんと開催する。そうなっていたら日本は世界から少しは尊敬されただろう。実際にはその逆になりそうだ。
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重症患者は入院、それ以外は自宅療養、などと言えばなにか医療体制を整備しているように聞こえるが、姑息な言いつくろいに過ぎない。重症患者が入院できるのは当然だし、それ以外が「自宅療養」というのは病院できちんとした医療が受けられないということではないのか。 news.tbs.co.jp/newseye/tbs_ne…
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恥ずかしい。史上最多の金メダルは、日本が史上最も有利な状況下の大会でのこと。こんなとき日本人は少し恥じらい、不利な状況下での他国の健闘を称える美徳を持っていると信じていたのだが。 東京オリンピック 大会8日目 日本の金メダルは史上最多17個に | NHKニュース www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
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いよいよ第1回は、8月9日(月)午後10:25~10:50 名著112アレクシエーヴィチ「戦争は女の顔をしていない」 案内役沼野恭子。古今東西の「名著」を、25分×4回、つまり100分で読み解く新番組。 nhk.or.jp/meicho/famousb…
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こういうタイトルの本が本当に出るようだ。われながら驚く。 ヌマヌマ  はまったら抜けだせない現代ロシア小説傑作選 沼野 充義,沼野 恭子|河出書房新社 kawade.co.jp/np/isbn/978430…
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「野戦病院」とは、「戦場の後方に設け、戦線の傷病兵を収容・治療する病院」(広辞苑 第七版)のこと。政治家たちによる不適切な使い方を黙認してはならない。
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忘れてはならない。新しい首相が決まったら、まず、学術会議会員への任命を拒否された6名をきちんと任命しなおすことを新首相に要求しよう。学術会議はもちろんのこと、抗議した多くの学会は全部、改めて一斉に声明を出そう。このことはまだ終わったわけではない。
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濱口竜介監督、村上春樹原作の『ドライブ・マイ・カー』を観たら、村上以外にチェーホフが強く出ているうえに、レム『ソラリス』のモチーフが埋め込まれていることに気づいた。一般公開されていないが、濱口監督は芸大大学院時代にじつは『ソラリスを映画化している。
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この人が辞めさえすれば、後任が誰でもよくなるだろう。と思ったら、かえって悪くなった。その人も辞めることになったので、今度こそ少しはよくなると思いきや、なんだかもっと悪くなりそうな気配。どこまで下があるのだろうか?
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ついに出た!スタニスワフ・レム『インヴィンシブル』国書刊行会、レムコレクション第2期の最初を飾る。奥付はレムの誕生日の9月12日。従来『砂漠の惑星』として広く読まれてきた作品の、ポーランド語からの関口時正による目の覚めるような新訳。拙稿「稼働する物語装置、星の啓示」を解説として収録。
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難解なだけの文学じゃない 夫婦ではまった「ロシア沼」の魅力と強さ:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASPDP…
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ロシア語では「世界」も「平和」も同じ「ミール」мирである。革命前は綴りで区別したが、これは人工的な区別で、発音は完全に同じ、語源も一つだ。古代のスラヴ人にとって、「世界」とは「戦争のない状態」のことだった。なんという素晴らしい世界観だろう。現代のロシアは恐ろしく退化してしまった。
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ソ連時代に吟遊詩人オクジャワは戦争を「卑劣なやつめ」と非難した。人々を戦争に駆り立てる権力者が卑劣な奴らだというのは当然だが、このように戦争そのものを卑劣と言い切ったのはオクジャワくらいだろう。当時のソ連でよくこんな大胆な言葉が使えたものだ。
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プーチンは冷徹な優れた頭脳の持ち主だった。今回の言動は明らかに常軌を逸している。病気説もあるが、長く絶大な権力の座にあって諫言できる側近も排除した結果、理性が麻痺したのではないか。ロシア語でこういう人物のことをсамодурという。「暴君」の意味だが、語源的には「自分勝手な痴れ者」。
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プーチンは言論統制をますます強め、いまの状況を「戦争」と呼んだだけで逮捕(メディアの場合は閉鎖)されうるようになった。戦争はもちろん恐ろしいが、戦争を戦争と呼べないことのほうがもっと恐ろしい。
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言葉の虐殺 Истребление слова A Genocide Words プーチンのウクライナ侵略をめぐって О вторжении Путина в Украину. On Putin's Invasion of Ukraine 沼野充義 Мицуёси Нумано Mitsuyoshi Numano
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ウクライナ支援の機運に水をさすつもりはないが、ワイドショーでも盛んにプーチンのウクライナ侵略が取り上げられている。背後には<プーチン=ロシア=100パーセント悪の帝国>対<ウクライナ=100パーセント善>という単純化がある。大衆が好む、視聴率の取れる分かり易い物語が紡ぎ出されている。
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プーチンによるウクライナ侵略戦争の「おかげ」で、ロシアの威信も人気も地に落ちた。4月には全国の大学でロシア履修者は激減するだろう。しかしロシア人はこういった逆境の中でこそ、素晴らしい芸術。文学を生み出してきた。むしろ今こそロシアの謎を根本から理解するためにロシア語を勉強しよう。
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戦時中日本では英語は敵性語として禁止された。アメリカは敵を理解するために日本語を重視した。逆説的だが、キーン、サイデンスティッカーなどの最高の日本文学者はそこから生まれた。彼らは軍の語学将校を務めたが、決して軍国主義者にはならなかった。語学に対する態度から既に日本は負けていた。
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ロシアで悪いことがあると、日本ではロシア語学習者は激減する。嫌なものからは逃げるのが国民性だ。アメリカでは逆に学習者が増えるという。ロシア語の重要性が増し、その知識がキャリアにも有利になるというポジティヴ思考というべきか。日本ではロシア語をやっているだけで、変人扱いされかねない。
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ロシアの「学長連盟」という組織が、モスクワ大学総長サドヴニチーを筆頭に、何十人もの学長の連名で「大統領支持」「大学の第一の目的はロシアに奉仕することだ」という声明を3月4日付で出している。素晴らしいロシアの学問の歴史上大きな汚点、学問教育の自殺行為である。rsr-online.ru/news/2022-god/…
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今日テレ朝の池上彰出演のワイドショーでセルビアが話題になっていて、ある女性ジャーナリストがセルビアとは「スラヴ人の国」の意味だと得々として言ったので、唖然とした。よくもまあ、こんな出鱈目を! セルビアの語源に定説はないが、少なくともスラヴ人の国という意味ではない。LとRが違う。