Mitsuyoshi Numano(@MitsuNumano)さんの人気ツイート(新しい順)

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五輪が終わったら(無事終わるかな?)直ちに「東京オリンピック検証国民委員会」を結成し、スポーツ専門家、医学者、政治学・経済学者、歴史家、法律家などが総力を結集して、この空しく危険なイベントの功罪を徹底的に究明し、隠されたすべての情報を明るみに出すべきだ。後世のため、世界のために。
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私も人並みに、長嶋が王と松井に支えれて聖火台に向かい、大阪なおみが点火するのを見て、感激しないわけではない。しかし、その感激は汚辱にまみれた五輪を正当化できるものではないし、世界には共有されないだろう。むしろ自己正当化のために何でも利用する演出法に、暗い顔になる。
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愚行、蛮行を「感動」の美名によって正当化したとき、歴史的惨事が起こる。ヒトラーは感動によってドイツ国民を団結させた。そもそもemotionは「感動」ではなく、情動、感情である。組織委は英語を母語とする知識人に意見を聞かなかったのか? 世界が団結するならば理性によってでなければならない。
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世界が平和になる日を思い描く。それは、たとえば、オリンピックで各国が自国の金メダルの数を競い合うのをやめ、自国の成果よりも他国の健闘を称えるようになるとき。実に簡単なことだ。でも、おそらく現状ではとうていできそうもない。
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傷だらけでもいい。何とか開会にこぎつけ、やってしまえば、やっぱりよかったね、と皆感動して支持率も回復する―ーなどと思わせてはいけない。やってしまったらおしまいではない。総力をあげて五輪のもたらした巨大な損害を正確に測り、その責任を追及すること。IOCの法的責任も問えるはずだ。
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近年やたらに使われるようになった表現で、感動をもらう、与える、などいうのがある。じつに嫌な表現だと思う。いつから感動はデパートで買えるお中元のように、手軽にあげたりもらったりするものになったのだろうか。感動は自分の心の底から湧きあがってくるものじゃないか。
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『アレクシエーヴィチとの対話』(鎌倉英也・徐京植・沼野恭子共著、岩波書店)刊行記念公開オンライン研究会 2021年7月27日(火)18:00-19:50 アレクシエーヴィチ本人も登壇し、ベラルーシの現状について語ります。 Zoom ウェビナー、要事前予約、詳細は以下のフライヤーで(露日通訳つき)
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直前ですが、本日6月26日(土)17:40-19:00 講演 『亡命・ユートピア・世界——ロシア・東欧を超えて』(ロシア文学会・スラヴ学研究会共催)をYouTubeライブ配信します。コロナのせいで一年遅れになった、実質的な東大退職記念最終講義です。登録不要、どなたでも視聴できます。youtu.be/ydwtSKuhxdU
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なんとなく、やることはもう流れとして止められないという雰囲気になっているが、そんなことはない。いまからでも、ますます止めるべきという感じがひしひしとしてくる。* キャンペーン「IOCは「まだ」止められる。補償金を払えば五輪は確実に止められる」 chng.it/5jDFTjph @change_jpより
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沼野充義東大退職記念<最新>講義第2弾「亡命・ユートピア・世界―ロシア東欧を超えて」 6月26日(土)17:40-19:00 YouTubeライブ 司会望月哲男、ロシア文学会・スラヴ学研究会共催。昨年3月の現代文芸論<最新講義>に続き、スラヴ文学での出し遅れの総決算です。youtu.be/ydwtSKuhxdU
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レム生誕100周年を記念し、彼の誕生日の9月12日に、満を持して『砂漠の惑星』の関口時正新訳(これは見違えるほどのすごい新訳です)を刊行、その後続々とレムファンが驚くような画期的なラインナップが続きます。まだこれ以上言ってはいけないと編集長に止められているので、今日はここまで。 twitter.com/KokushoKankoka…
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統計数字の見せ方で印象操作ができる。開催支持が50%といっても、その26%は無観客を求める。しかも回答の選択肢に「延期」がない。延期派もここでは「開催」に括られるのか? 延期・無観客・中止を合わせると恐らく8割近い。単純に開催を求める人など殆どいない。  yomiuri.co.jp/election/yoron…
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『犬は歌わない』という不思議な「記録映画」が近く公開される。ソ連のスプートニク2号で宇宙に打ち上げられ燃え尽きて灰となったライカの霊が地球に戻り、現代のモスクワの野良犬たちはその子孫かもしれない、というのだ。まさか! 「霊的ドキュメンタリー」だ。
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近頃は感動も「もらう」もののようだ。元気も勇気も……。感動は人からもらうものではなく、自分の心の底から湧き上がるものじゃないのかな? もらえるものなら、私はゆったりと本を読んだり音楽を聴いたりビールを飲んだり友達と馬鹿話をする時間がほしい。金はいらない。愛をくださいとも言わない。
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日本ペンクラブ史上初の女性会長誕生。ペンクラブ会長に桐野夏生さん:時事ドットコム jiji.com/jc/article?k=2… @jijicomより
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村田紗耶香さんを迎えて、国際的ベストセラーとなった「コンビニ人間」の英、ポルトガル、アルメニア、ヘブライ、ロシア、イタリア語への訳者が勢ぞろい(これは面白い顔ぶれ!)、日本語で座談する。無料オンライン企画、国際交流基金主催。沼野が司会をします。 ptix.at/4qnRzs @PeatixJP
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『ロシア文化55のキーワード』(ミネルヴァ書房)がようやく刊行された。編者の一人、沼野充義のせいで、企画から十年近く経ってしまったが、充実した内容になった。若い共編者平松・乗松さんお二人の選んだ表紙絵(レーピン「何という広がりだ!」)が、ロシアに関するステロタイプを覆す斬新なもの。
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オリンピックを行うことによって勇気と希望を与えるという。なんという詭弁だろうか! 経済的な損失は覚悟のうえで、人々の命と生活を守り感染症に打ち勝つための人類共通の戦いのために、勇気をもって中止の決断をすることこそが、人類に希望を与える行為である。祭典を行うのは克服してからだ。
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1944年2月23日、毎日新聞に「竹槍では間に合はぬ」と書いた記事が載り、東條首相の逆鱗に触れ、掲載紙は発禁、執筆記者の新名丈夫は37歳で懲罰として招集された 。新名は反戦を説いたわけではない。海軍の航空力を増強せよと主張しただけだった。この「竹槍事件」の背後には陸軍と海軍の対立があった。
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今回の五輪騒動の教訓。中止するかしないかなんて、目先の問題で終わらせてはならない。利権と金にまみれ、各国の愚かな金メダル競争の場になったオリンピックのありかたを根本から見直す議論を国際的に始めなければならない。IOCは解体してもいいのではないか。
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政治家や五輪委員会が何と言おうと、オールジャパンで対応すれば中止に追い込める。 twitter.com/NOSUKE0607/sta…
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一年も時間が余分にできたのに、中国のように感染を徹底的に抑え込むことも、イスラエルのようにワクチン接種を急速に進めることも、医療体制を充実させることもできず、それで五輪を本当にやりたいと言えるのだろうか? 本当にやる気なら、打つ手はいくらでもあったはずだ。政治の失敗、人災である。
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たとえ奇跡が起こって急にコロナが消えうせ、開催できる状態になる可能性が1%あったとしても、そんな神頼みはせず、前もって中止を決めるのが決断というもの。100%不可能という現実を突きつけられどうしようもなくなってから中止を宣言するのは、決断とは言わない。
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五輪開催に尾身会長「議論すべき時期にきている」|と言うのだが、ここまで来ていったい何を議論するのか? 中止を検討すると、なぜはっきり言えないのか。こういう日本の風土が悲しい。大事なことははっきり言わないまま終わらせる。news.tbs.co.jp/newseye/tbs_ne…
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オリンピックの聖火リレーは大昔から行われていたわけではない。1936年のベルリン大会が最初だった。ナチスドイツが国威発揚のプロパガンダのために大いに利用したのだ。写真はベルリンの会場で点火する最後のリレー走者。