彩サフィーヤ(@Agiasaphia)さんの人気ツイート(リツイート順)

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しかし、白人が白人の肌の色が白いと考えているかどうかは時代によって変わります。欧米人が肌を焼くのをよいことだと考えていた時代(第二次大戦くらいまで)の小説を読むと、ユダヤ人やスペイン人といった彼らが白人ではないことにしたい民族の人たちは黒髪であっても肌の色は青白いとされています。
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個人情報を暴かなければ親しみとやらが持てず、親しみが持てなければ排斥に走るというのは多数派の側の問題なのに、少数者を晒しものにして解決とはひどい。そもそもアンタら、日本人(に見える)の店員に親しみが持てるかどうかなんて考えたこともないでしょうに。 togetter.com/li/1366356
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これは出身地を知りたいのではなく、言わせたくて執拗に聞いているのです。「本当は」イギリス人ではないと認めさせようとしている。どう見ても聞いている側が過剰だけど、それも執拗に出身地を隠そうとしている、意地になっていると見る人がいる。
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外国人に見える人にいきなり出身地を聞くことの暴力性を訴えたらわたしも言われたもんね、自意識過剰だと思いまーすって。出身地が重要な情報でないというなら聞くなよって話だし、実のところ本気で知りたいわけではないのよね。重要なのは「本当は」この国の人ではないと言わせることだから。
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人種だけではなく、階級にも言えます。煤けた工場街の労働者階級の肌は不健康に青白く、郊外でスポーツを楽しむ上流階級は日に焼けて褐色と描写されます。いやしまれる労働の場が屋外から炭坑や工場に移ったとたんに労働者階級の肌の色が変わり、上流階級の肌の色もそれで決まったのです。
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海外のムスリマのサイトの「ヒジャーブについて失礼なこと言われた時の言い返し方」という記事に「暑くないの?」があって、やっぱり失礼なんだと初めて思えたくらい、悪気なくカジュアルに言われる。回答は「暑いよ、夏だからね。みんなそうでしょ、あなたは暑くないの?」。こういうことだよねー。
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理工系の大学に進学して技術者になった娘が「工場で自分が何を作っているのかもわからずに手だけ動かしている母を見て勉強の大切さを知りました」と語るのが正しい進歩なのは知ってる。でもわたしにとっては正しくない。それが"正しい"だけではなく、より実現可能な方向だということも知っていても。
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「普通の人」にそんなこと言わないでしょう、対等な扱いをしてやったなんて対等だと思っていないから出る発想でしょうと、いくら言っても通じませんでした。マイノリティは失礼な扱いを親しみの表現とみなして喜んで見せるか、さもなくば無視や攻撃といった露骨な差別を受けるかしかないようです。
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この先生はけっこうなお年だったので初めて話した英語は「ギブミーチョコレート」に違いないと思ってわくわくして(今思うとだいぶセンシティブな話だけどまあ高校一年生ですから)話を聞いていたら、敗戦時にはもういい年だったからそれは恥ずかしくてできなかったと。思ったよりすっとお年だった。
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「私たちの世代はタフになることばかり考えた。今の若い世代は公平であることばかり考える。私たちは大都会の生活に憧れたが、彼らはより良い世界に憧れている」……? これが事実なら、「私たちの世代」より「今の若い世代」のほうがずっと良くない? newsweekjapan.jp/stories/woman/…
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本当に男が冒険を愛するなら、女は三界に家なしなどと言って三界を又にかける冒険者の称号を女に譲ってくれたりはしないでしょう。生まれた家を離れただ一人他人だらけの婚家に乗りこむという大冒険も男のものになっていたでしょう。
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ヒジャーブをめくられたことが何度かあるのですが、これを重大なマナー違反だと相手が考えていないらしいのはこちらの服装こそがマナー違反とみなされたのではないか、とでも思わなければ説明がつかない。
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キリストの肌は褐色だったはずだ、と言ってしまうことには危機感があります。しょせん肌の黒いユダヤ人の宗教、白人にはふさわしくない、という反キリスト教言説があるからです。反セミズムは初期はユダヤ人差別思想でしたが、現代は反キリスト教思想にも拡大しました。