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危機の次元が変った為、この所再びコロナ対処で連日心労がかさむ。
アメリカの国立感染研所長は、米国人死者が20万人に達する可能性を警告した。日本でも、欧米型が蔓延し始めている以上、今、徹底的な対処をしないと、同じ現象を後追いする事になる。
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武漢型を抑えられていた従来とは全く違う次元に入っている。
政府は欧米、東南アジアを始め、感染国との渡航をほぼ全面的に禁止する見通しだが、政府の警告に先立ち、皆様におかれては、国内移動も極力止めてほしい。
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大都市部から地方への感染拡大→地方で蔓延、医療崩壊が日本中で生じるのは大変怖ろしい。他の重篤者に医療資源が回らず、死者が急増する可能性が出る。密閉空間を避け、対人距離を充分とることなども当然最優先に。地方在住の方も同じ。
次元が変ったので、次元の変った行動を。
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【日本人は最大警戒を】
志村けんさんが新型コロナ肺炎で亡くなった。喫煙、基礎疾患あり、70歳とは言え人並み外れた体力気力で活躍中だった。
日本最高の医療機関、しかも既に2ヶ月近くの治療経験値があっても陽性確認後6日での死去だ。
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武漢型ウイルスⅬは日本では感染も治療も、高水準で乗り切れたが、推定欧米型の変異Ⅼは凶悪化している。医療崩壊して居なくても治療できない場合が大学生のクラスターも確認されている。クラスター規模も従来より大きい。
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治療法が確立していない以上、感染しない、させない努力を当面続けるしかない。
医療関係者の危険も武漢型より格段に上がる。できるだけ不要な負担を医療機関にかけない事も必要だ。
今ならば欧米化は防げる。
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外出、移動を極力控え、対人距離を開ける。
うがい、石鹸手洗い、マスク。
部屋の除菌。
危険度が各段にアップしている事を皆で伝え合う。
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【厚労省、政府系専門家は欧米と日韓の死者数の異常な相違の原因を全力で究明せよ】
新型コロナの怖さはどこにあるか。
これが難しい。
武漢で爆発したのに中国全土は基本的に封じ込められた。
イタリア、スペイン、アメリカを始め、欧米で爆発しているのに、日本、韓国では封じ込められている。
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しかも差が大きすぎる。
現時点で死者が日本で59人、イタリア1万人、スペイン7千人、フランス、アメリカ3千人、イギリス1400人、ドイツ600人。
同時にはやり始めた同じウイルスとは思えない。
日本はゼロが2つ、いや3つ違う。
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先進国間での極端な差異の原因を究明しない限り、日本政府は終息の基準を見出しようがないからだ。日本の感染、死者数は、欧米の後を追うのか、追わずに済むのか。追う可能性があるなら断固とした答申を政府にせよ。
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もし追わずに済むというなら、欧米に合わせていたらいつまでも社会は動かせないのだから大丈夫な根拠を示せ。
厚労省、政府系専門家は、「ギリギリ」とか「瀬戸際」と抽象的な形容詞を官邸に入れ続ける暇があったら、その点に関してもっとまじめに取り組んでほしい。
ずっと言ってる。
全く糠に釘。
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中国の感染爆発の直近に日本には武漢、中国からの入国が180万人、世界で一番です。2月に入っても日本の警戒レベルは低く、総理の集会自粛、休校要請で社会に緊張が走ったのは2月下旬です。なぜ、その我が国が真っ先に大爆発しなかったんですか? 何故一番遅れて今更? ちょっと変だと思いませんか?
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そこを真剣に検討するのが政府系専門家の責務だと、私から再三政府に申入れている。
しかも日本のエピカーブの変化は、厳密には3月15日から始まっている。3月25日には専門家なら明確に把握できたはずだ。
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それが今になって、目の前の感染者数で大騒ぎを始める「専門家」を見ていると、指数関数も分らないのかと驚いてしまう。
ちなみに、イタリア、スペイン、アメリカもピークは越え始めている。ただしスケールが大きすぎるので死者のピークは1~2週間先になる。
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日本はここで最大の警戒をしつつヒステリックにならず、かからない、うつさない、医療崩壊させないよう心してゆきたい。(日経新聞:チャートで見る新型コロナウイルス感染)
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【感染爆発が起きる数値とは考えられない】今日の東京の感染者が143人、微増だ。指数関数化していない。感染拡大が動き始めた3月25日新規感染41人から11日間で3.5倍だ。ニューヨーク市が非常事態宣言を出した3月18日新規感染35人が11日後には新規感染者4000人と実に110倍、累計で30000人越えだ。
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感染爆発の場合、NYに限らず初期にとんでもない倍々ゲームが起きる。逆に今の東京のようなちんたらした推移からある日突然感染爆発する事は考え難い。
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私に助言してくれている専門家ネットワークは広い。新型ウイルスの恐るべき性質について最も早く情報を皆さんに提供できたのは武漢、アメリカとのルートを持つ専門家、ウイルス学、獣医学などの全て世界水準の研究者のお陰だ。
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そうした中で、予測について最も信頼している専門家は、3月3日に「日本は小規模で済むが米国はこれからかなり大荒れになります」と予測、3月5日に「ニューヨークは武漢のようにパニックになる可能性があります。」3月7日に「ニューヨーク、カリフォルニアで大混乱、閉鎖がある可能性が高い。
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米国では死者が万単位になるかもしれない」とサイエンティフィックに予測している。3月冒頭に「日本では小規模、欧米は感染爆発」を予測しており、その後もこの専門家の見立ては欧米日中について全て精確だった。
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今の山は前回より大きいので感染者は倍になり、死者も増えるが、4月上旬を踏ん張れば、欧米より桁2~3つ少なく抜ける公算が大きい。ただし子供、若い世代も重症化リスクがある事がはっきりしたので全世代が慎重に行動すること。
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【若い世代の警戒レベルを上げてほしい】連日投稿で注意を促している事だが改めて書いておきたい。若い世代の感染と致死率が世界的に上がっている。欧米などでの変異の急激で異常な状況は既にお知らせしている。
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感染カーブが変化して日本で増加しているのはそちらの方だと考えられるので、3つの密を避けるなどの措置に対しては、依然として最大の警戒を緩めてはならない。とりわけWHOが数日前に警告しているように50代以下の致死率が上がっている。日本でも乳幼児の死者があったが、例外と見るべきではない。
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継代を経る事での劇症化リスクは当初から指摘してきたが、感染拡大は変異を促進する。若い世代がスーパースプレッダーになると収まるはずの終息も収まらなくなる。
若い世代の自覚が強く求められる。