上野千鶴子(@ueno_wan)さんの人気ツイート(古い順)

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相模原事件。高齢社会とは誰もが身体的・知的・精神的な中途障害者になる社会。障害を持っても安心して生きられる社会をつくることが必要なのに、自分も障害者になる想像力を持てなかったのか。加害者もまた障害者のひとりであることがあまりに哀しい。
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都知事選。今回ポピュリズムの風は「女」に吹いた。投票率が上がっても結果は同じだっただろう。組織選挙では戦えないことがわかったが、「女なら誰でもいいのか?」の訴えは浸透しなかった。
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AERA34号「子のない人生」特集。上野も登場。香山リカさん、酒井順子さんの対談も。取材されたのに記事に書かれていないことが。森元首相が「子どもを一人もつくらない女性が年をとって税金で面倒を見なさいというのはおかしな話だ」とふられたが、この認識は完全なまちがい。(続き)
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そもそも年金保険は払った人が受け取るしくみ。もとは積み立て方式だったのを原資に手をつけて拠出方式(世代間仕送り制度)に変えたのは制度設計ミス。政治の責任だ。自分で積み立てた年金を自分が受け取って何が悪い、と言うべき。そもそもそのために働いて年金を納め続けてきたのだから。
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「私たちが育てた子どもが子どものないひとの老後を支えるのか」という認識も間違い。年金保険は保険、すなわち加入者のみが受け取れるしくみ。自分の積み立てた年金を自分が受け取るだけ。それどころか、保険料の支払いなしに基礎年金を受け取る特権を無業の主婦に与えたのは保守党政治だ、
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AERA34号「子のない人生」特集。「子なし税」をシングルはとっくに支払っている。配偶者控除も扶養控除もなしに、高い税金を払っているのだから。その税金は保育所整備や義務教育費等に使われている。
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「次期NHK会長選考にあたり、籾井現会長の再任に絶対反対し、推薦・公募制の採用を求める」署名運動。署名の第一次集約は9/10! kgcomshky.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/n…
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NHKニュース。毎回安倍内閣新閣僚のインタビューが。これまでどんな組閣の後にもこんなことはなかった。NHKはいつから内閣CM番組になったのか。これなら国策放送と言われてもしかたがない。
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山梨県北杜市図書館で「政府に批判的」という理由で高速道路反対の地元住民のミニコミ掲示を新館長が拒否。館長交代までは問題がなかった。「政府批判」が偏向なのか?政府が偏向しているときはどうしたらいいのか?誰にも命じられないのに、こうやって自主規制のもとで自由な言論が封じられていく。
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『現代思想』10月号総力特集「相模原障害者殺傷事件」。うえのも「障害と高齢の狭間から」を書いた。他に森達也、最首悟、齋藤環、立岩真也さんなど。熊谷晋一郎、星加良司さんなど当事者の立場からの発言も。この問題に関心のある人は必読だろう。
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朝日新聞の女性記者から次々に早期退職の案内が届く。会社のリストラに応募したのか、彼女たちが 会社に見切りをつけたのか。
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トランプ大統領誕生。アメリカはこれからいったいどうなるのでしょう?という人にはこう答えている。アメリカの心配をしている場合じゃない。日本はとっくにそうなってる、と。
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アメリカ大統領選。年長の友人との賭けに負けた。大衆が何を望んでいるかがわかれば結果は歴然、とのこと。安倍を再選させ、橋下を押し上げ、小池劇場を作り出した力だ。
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安倍をかつては「日本のルペン」と呼んでいた。少し前から、「日本のトランプ」と呼ぶようになった。暴言、非論理、反撃、開き直り、何をしても支持率が落ちない。
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女性がトップに立つことに何の幻想もない。だがアメリカ初の女性大統領の壁がこんなに厚いとは。黒人大統領の顔を8年間見続けていたアメリカの白人有権者たちはfed upしていたのだろう。これ以上マイノリティはたくさん、と。
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ホンネがタテマエに優越する時代。差別、抑圧、排除、セクハラ…をトランプ大統領がエンドースするだろう。ヘイトスピーチもまた、安倍首相がエンドースしている。
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久しぶりにツイートに戻ってきたその日のニュースがトランプ大統領選に勝利、とは。あの顔をこれから4年間見るのか。安倍首相の顔を見るのもうんざりしているのに。
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生前退位に関する有識者会議。一見、天皇尊崇論者ほど、天皇の意思も汲まず、天皇の自由を奪う人権侵害をして恥じない。男系論者が天皇制の滅亡を早めるような逆説だ。
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生前退位に関する有識者会議。退位も認めなければ法制化も認めないウルトラ保守派が多数派。生前退位は天皇制の伝統にあったのだから彼らは伝統派ですらない。天皇尊崇の見かけの背後に、天皇とその一族が国民の犠牲になって当然という人権意識の欠如がある。
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雨宮まみさんが亡くなられました。ご本人の依頼で『女子をこじらせて』(幻冬舎文庫)の解説を書きました。その一部をWANに紹介してあります。WAN上野ゼミにもゲストとして来ていただいたこともあります。清冽で気品のある女性でした。残念です。wan.or.jp/article/show/4…
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政府が音頭をとって推進している企業婚活支援。放っておけないと反対署名が。こんな基本的なことさえわかっていないのか。「結婚しなよ」はセクハラです!goo.gl/xXPiyk
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事故の相次ぐオスプレイ。沖縄県民も不安だろうが、それ以前にオスプレイに搭乗を命じられる 米軍兵士がもっと不安だろう。こういう命令を拒否できないのが軍隊というところだ。
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企業婚活支援。反発が大きくて撤回しそう。安倍政権の初期には「女性手帖」を押し返した。声を挙げれば押し戻せることはわかったが、いちいち指摘しないとわからないぐらい、ジェンダー問題には感度がにぶいのか。
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「逃げ恥」のシナリオ作家は主婦論争の都留重人論文を読んだのだろうか?「私が自分の女中(原文のママ)と結婚したとする。私が女中に支払っていた給料を払わなくてよくなる。やっていることは同じなのに、その分だけ、日本のGDPは減る」…これはおかしい、というのが「不払い労働」論だった。
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「逃げ恥」の契約にセックスが含まれないのは不自然。結婚とはセックス契約なのに。一回当たりのセックスコストを誰が誰に支払うのか?家事と同じくセックスも「愛の労働」、しかも「無償労働」だ。こういう議論はほぼ「不払い労働論」で尽くされている。おぞましい議論だが、現実がおぞましいのだ。