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先日の悲しいニュースが公開される前日のこびナビスペースで、妊娠中のコロナ状況やワクチン接種についての議論した内容が文字起こしされました。
最後に谷口先生が亡くなってしまった赤ちゃんの話をして下さいました。(そこは一部文字起こしカット)
是非多くの方に読んで頂けたらと思います。 twitter.com/covnavi/status…
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私は1月から妊婦の感染の重症化リスクや早産リスク、また高いワクチンの安全性についてお話ししてきました。発信の目的はこのような件を一例でも減らすためです。😔
何度でも情報を繰り返します。
先週の件以降、たくさんの医療機関や自治体が既に動いてくださり、感謝の思いでいっぱいです。 twitter.com/frau_tw/status…
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アメリカ在住日本人医師👩🏻⚕️ワクチン接種後に出産しました🤰🏻💉
私自身妊娠中にワクチンを接種した経験や理由、不安で接種しない場合に重要な感染対策などに関して、今わかってることと分かってないことの科学情報と合わせて発信しています。もしよかったらコラボしましょう🤱🏻
gendai.ismedia.jp/articles/-/865… twitter.com/nyonyo_ka/stat…
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また、お子さんの接種に関しては、12歳以下の治験が今正に行われており、この秋その結果を見て緊急使用許可が承認される見込みです。アメリカではコロナで亡くなってしまったお子さんが400人を超え、9月からの学校再開に向けて、3児の母の私もドキドキしてます。
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妊娠中は、本物のウイルスをちょこっと注射する生ワクチン(麻疹・風疹・ムンプス・水痘・ポリオ)は打てないのですが、今回のワクチンは生ワクチンではなく、mRNAワクチンという別の仕組みなんです。 twitter.com/nyonyo_ka/stat…
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mRNA(メッセンジャーRNA)は伝言が主な仕事の物質で、ずっと体内には残りません。体の中に入ると、“抗体を作るためのタンパク質を作って“とメッセージを送って儚く消えていきます。こういったしくみからmRNAが残留し続けることはなく、胎盤を通って胎児まで届くこともないと考えられます。
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母体から胎児に引き継がれるものがあるとするなら、ワクチンに反応して母親の体で作られた“感染を予防する抗体”が胎盤を通して、お腹の赤ちゃんに引き継がれます。
日常の中で母親が風邪をひいたりすると、その風邪ウイルスに対する抗体が母体で作られ、胎盤を通して赤ちゃんに渡ります。
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そのおかげで、赤ちゃんはその風邪ウイルスから身を守る術を持って生まれることができるのです。流行している感染症から乳児を守るために哺乳類の進化の過程で自然に築かれた素晴らしいメカニズムです。母親が受けたワクチンによって作られた抗体も同じように胎児に渡るのです。
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アメリカでは、乳幼児が感染すると死亡率が高い百日咳やインフルエンザを予防するワクチン妊娠後期に接種することが一般的です。生まれる前に赤ちゃんに抗体をギフトするという考え方です。
同じように、私の息子は生まれたときすでにコロナに感染しにくい体で生まれてくれました😊
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詳しくは、出産直前にインタビュー受けさせていただいたこちらの記事がおすすめです!この記事公開の数時間後にうちの三男は生まれました!😆✨今もう6ヶ月で、おかげさまで上二人に可愛がられながら、すくすく育っています😌❤️
gendai.ismedia.jp/articles/-/803…
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リプ欄を見られて不安になった方のための「妊婦のワクチン接種エビデンスツリー🤰🎄おのののかさんスペシャル」書きます。
私はハーバード大学医学部助教授の医師ですが、コロナ禍の妊娠の不安は経験しました。その経験があるからこそ噛みしめる科学情報の重要性、共有できたら嬉しい限りです! twitter.com/nyonyo_ka/stat…
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妊娠中のコロナ感染は重症化リスクが同世代女性より高いです。アメリカの研究では、集中治療、人工呼吸器、ECMOが必要なリスクが3倍近く高く、残念ながら亡くなってしまうリスクも1.7倍程度と報告されています。
cdc.gov/mmwr/volumes/6…
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ただでさえ妊娠後期は横隔膜が押し上げられて呼吸が苦しいのに、もし重症化してしまった場合、酸素が赤ちゃんに行き渡らない状況が長ければ長いほど、赤ちゃんの健康にも影響が出ます。妊婦さんのコロナ感染により、残念ながら死産になってしまった例も世界中にあります。
jamanetwork.com/journals/jamap…
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またコロナ感染は早産の確率を上げます。母子共に救うために緊急帝王切開になる場合もあります。早産は妊娠週数が早ければ早いほど赤ちゃんが一生苦しむかもしれない身体的なリスクに曝されてしまいます。もちろん早産でも大丈夫だったという例もあるのでそんな状況では希望を持って対応しましょう😊
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デルタ株の蔓延により、今まで以上に30-40代の方の感染、重症化が増え、ちょうどその年代が一番多い妊婦さんも例外ではありません。ですから、妊婦さんと妊婦さんに接する方はコロナ感染予防が超重要です。マスク、手洗い、換気、対面の交流を避けることがとっても大切になります。
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感染対策のためのワクチン接種に関して、本当に妊婦さんに大丈夫なの?赤ちゃんに影響はないの?という質問に答えてくれる研究結果がどんどん報告されています。こちらのNEJMという世界最高峰の臨床研究雑誌に掲載された論文が一番専門家が参考にしている研究です。
nejm.org/doi/full/10.10…
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米国では現在既に14万人以上の妊婦さんが接種していますが、アメリカ疾病予防管理センターCDCは接種後の妊婦さんの妊娠経過と生まれた赤ちゃんの状態を追跡研究しており、私もワクチンの正しい知識を築くために、と参加しております。その追跡研究の初期段階のデータを解析したのがこの論文です。
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この研究によると、接種後妊婦さんの流産率や胎児異常が発生する確率は、ワクチンが存在する前の全くパンデミック前と変わらなかったという結果でした。
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流産はパンデミック前より15%ほどの確率で起こっており多くの方が悲しい思いをされています。その原因は染色体異常が殆どで、妊婦さんが何かしたからではないにも関わらず、罪悪感を抱く方が多いです。ワクチンで流産するという噂は、頻度が高い悲しい事象と妊婦さんの責任感を突いた悪質な噂だと思う
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ネズミさんが犠牲になってくれた研究でも妊娠中にワクチンを接種したネズミママは通常の妊娠出産を経て生まれたネズミベビーにも異常ありませんでした。この研究では接種後の妊娠も正常だったので、不妊の不安へ安心材料を提供してくれています。ありがとう🐭🙏😭
ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…
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子どもへの長期的な影響はないの?という質問に対して、もちろんまだ接種後妊婦さんの人間の子どもの長期的なデータはありません。しかし、mRNAというのは”抗体を作るための蛋白質を作って”と伝言して儚く消えていくもので、胎盤まで行きつくことも難しいので、長期的な影響は考え難いです。
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残るのは抗体だけですが、抗体は胎盤を通り胎児に渡り、生まれたばかりの赤ちゃんをも感染から守ってくれます。子供がまだワクチンを受けられない中、この子は抗体で守られてるのでちょっと安心できます。11歳以下の治験は今現在行われておりその結果を見てこの秋緊急使用許可が認証される見込みです。
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子どもが発達障害になるのではないかという意見も目にしましたが、発達障害というのは遺伝要素が非常に大きい脳疾患であり、mRNAは我々の遺伝子に入ることも、書き換えることもできないので、このワクチンを接種して発達障害を起こすことはありません。
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小児精神疾患が母親のせいで起こるという誤情報が何百年間も語られてきましたが、今では自閉症や統合失調症などは遺伝子ベースの脳疾患で、母親の対応がどうだったから起こるというものではないことが科学的に証明されています。頻度が高い事象と、お母さん達の責任感を突いた悪質な噂2ですね。
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また、妊婦を守るのは妊婦さんだけの責任ではありません。妊婦さんの感染経路は同居者からが一番多いので、パートナーやご家族の方のワクチン接種も推奨されています。妊婦さんが接種しないという判断をした場合には、特にワクチン接種を含めた周囲の感染予防が大切です。
news.yahoo.co.jp/articles/38c7a…