ムラマツ@StudioZOON(@yogoharu5535)さんの人気ツイート(新しい順)

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久しぶりにnoteを書きました。先日の「面白い漫画はキャラを描いていて、面白くない漫画はストーリーを描いている」というツイートについての補足になります。 作家さんが「キャラを掴む」まで押したボタンを列挙してみる|ムラマツ note.com/mi_muramatsu/n…
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優秀な新入社員に「漫画の話、色々聞かせてもらっていいですか?」と言われて1時間くらいダラダラ話していたら「なるほど、面白い漫画はキャラクターを描いて面白くない漫画はストーリーを描いてるわけですね!」とスパッとまとめられてスゲーとなりました。
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後輩に「展開が早いってどういうことですか?」と質問されて必死こいて説明してたんですが 「展開が早いっていうのはたくさんの出来事が詰めて描かれてるってことじゃない。たくさんの出来事がちゃんと調理されず描かれてると、むしろ中途半端な出来事続きで展開は遅く感じる。↓
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1100年: "十字軍の冒険!お宝発見、みんなでシェア!" ↑ ただの略奪。このサイコパス感、最高。
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ChatGPTに「ヨーロッパの歴史を西暦1000年から2000年までを20年ごとにキャッチコピーをつけていってください。キャッチコピーは小学生でもわかる笑えるものにしてください」と入れた結果。 「1040年ノルマン人襲来!イングランドがワクワク大変身!」は笑った。今までで一番面白い出力だった。
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ChatGPTがすごすぎて「将来、AIによって無限に作品が生成されてコンテンツ業界自体が成り立たなくなるんじゃ…」という不安に襲われたので、まずはどんなもんか知るため新連載の打ち合わせしてみました。 ChatGPTと新連載企画を真剣に打ち合わせして気づいたこと。|ムラマツ note.com/mi_muramatsu/n…
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STUDIO ZOONに参加して1か月。原稿料も契約も作家さんに堂々と提示できるものができました。たくさん企画もご提案いただき、その内いくつかは連載に向けて動いてます。システムや環境の整備も進み、映像化のルートまでできました…が! 全局面で人が足りません。 以下、募集している人を列挙します⇩
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と言ってたのがわかりやすいな、と。 (ちなみに「間違ってる」と書いたのは「作家さんにとってしっくりこない」くらいの意味なんですが、この「間違い」が発覚した時こそが、双方の目線を揃えられて作品理解が深まるチャンスと思ってます)
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昔、先輩が新人さんに「これから僕はあなたの作品に色んな意見を言う。けど、僕のことを資料本の1冊と思ってほしい。本の言われるままに作品は描かないですよね。同様に僕の意見も使えるものは使って使えないものは使わないでOK。ただこういう意見を言いたくなる何かがあるのだな、と思って下さい」↓
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が、ここで作家さんが「編集の提案」を「編集の要望」と取り違える、というすれ違いがママ発生します。その結果、作家さんは「言われた通り直したのになんでNG!?」となり編集は「提案の形だけ取り入れて要望や感想に応えていない…」となる。これは単純にレギュレーションの確認不足、と思っています↓
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その要望に基づく「提案」は更に間違っている可能性があります。多くの編集は「代案まで出してナンボ」と教わるので「提案」を言わなくてはいけないと思っていることが多いです。提案がハマる、もしくは提案通りでなくても面白くなればOK、くらいの気持ちで「例えば〜」と色んな提案をしたりします↓
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編集は今自分が言っていることが「感想」「要望」「提案」のいずれなのかを伝えつつフィードバックする。作家さんも編集者に都度確認する。もしくは提案の裏にある「感想」や「要望」を読み取る…みたいなことが必要なのですが、それは作家さんに甘えすぎなんで編集が気をつけた方がいいのかな、と↓
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「感想」は「自分はこう感じている」という事実なので基本的に間違いはありません(締め切りが迫ってて、気になる所があるのに面白いと思い込む…みたいなことには気をつけないとですが)。なので、大衆の一人である自分がこの作品を読んで今こう感じてます、と編集は率直に伝えていいと思います↓
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ある作家さんが昔、ネーム打ち合わせする時は「感想」「要望」「提案」を分けて話すと良いよ、と教えてくれました。例えば 感想=なんか物足りない 要望=主人公を活躍させてほしい 提案=主人公が仲間を助けるシーンを入れてはどうでしょう? みたいな感じです↓
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ただ感想だけだと状況を打破できないことも多いので、その感想に基づいた「要望」も言います。が、「要望」は間違っている可能性があります。上の例で言うと、物足りなさの原因は主人公が活躍していないことではなく、主人公の気持ちの変化が描けていなかったからだった、という様なことはあり得ます↓
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5年ほど前。講談社に韓国の修学旅行生が見学に来ていたので「おっ、これはWebtoonネイティブと話すチャンス!」と日本のマンガを数ページ読んでもらいました。それは「昼の室内で男女が会話しているシーンが続いた後、ページをめくると夜の夏祭りに場面転換しているシーン」だったのですが→
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講談社を退職しWebtoonに挑戦する旨をnoteに書いたところ、複数の企画のご提案をいただきました。が、マンガとWebtoonは状況も違い、企画の考え方も変わると思いましたので、そのことをnoteに書きました。何卒。 Webtoonとマンガ、企画の考え方はどう異なるのか?(前編) note.com/mi_muramatsu/n…
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【ご報告】今年末をもちまして講談社を退職いたします。20年間マンガ編集者だけを続けて参りましたが、今後はWEBTOONに挑戦したいと思います。退職までの経緯とこれまでを振り返りました。 20年間勤めた講談社を退職しました。|ムラマツ #note #退職エントリ note.com/mi_muramatsu/n…
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一致させるよう気を配っていても、「特に」描きたいことはついつい読者の読みたいと関係なく捩じ込んでしまいがちになるので、「特に」描きたいことこそ慎重に、もしくは胸に秘めたまま作品を通じて読者に届くことを祈るのが吉なのでは、と。 結論:MYWAY歌うタイミングにはお互い気をつけましょう
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というのは、ネームを読んで不要と感じる箇所を指摘すると「そこは作家さんが特に描きたいことで…」と担当に言われることが多かったからです。なぜ「特に」描きたいことが不要に感じるのかというと、その時点で読者が読みたいことではないからではないか、と思います。→
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もう少し正確いうと、読者と信頼や関係を構築する前に、やりたいことをねじ込んでいるから。例えると数十年苦楽を共にしたパートナーのMY WAY絶唱は泣けるかもですが、スナックでたまたま隣になった人のMYWAY絶唱はキツいってことなんじゃないかと。普段は「自分の描きたい」と「読者の読みたい」を→
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「確かにこれはおっさんがカラオケで気持ちよくMY WAY 歌ってるようなパートで、ない方がいい」と思えて削った…と仰っていて(うろ覚え)、「作家が一番お気に入りのシーンを削るのが良いってことある?」と長年謎だったのですが、連載ネームをたくさん読む立場になって「確かにあるな…!」と。→
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昔テレビで見た話で、ある有名作家がアマチュア時代にヒット編集者に原稿を見てもらったところ「ここを削った方がいい」と1番のお気に入りの箇所を指摘された、と。作家が抗議するも、その編集者が「こういう部分を削れるようになれば君は大物になれる」と言うので、後で見返してみたら→
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新連載準備中の新人さんと「漫画の連載をするとはどういうことか?」という話になり面白かったです。 ①まず1〜2話で世界観とキャラと物語の方向性を決める。これさえできれば企画は飛び立てるけど、ここが一番大変だし、ここで失敗しているとその後どんだけ頑張っても取り返せない。
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近所の健康ランドがまさにこの状態。極道の皆さんがひな壇のように居並ぶサウナに座って金曜ロードショーを凝視していたら「兄ちゃん、ニュースステーションにしてええか?」と聞かれたり、着替え場で携帯が鳴って「うわびっくりした、カシラと同じ呼び鈴や」と言われたり。 comic-days.com/episode/326975…