2026
あとは花火の「ドン」っていう音で全身が揺さぶられる感じを味わった事のある方も多いのではないでしょうか?アレこそ花火の鳴っている空間の複雑な「響き」で20Hz以下の超低音を体感しているいい例だと思います。
2027
ライブハウスにはウーファー(超低音を再生するのに特化したスピーカー)があるので行った事ある方ならバスドラの「ドッドッ」という音がお腹に響く感じやベースの「ボンボン」いう音が髪の毛を揺らす感じを味わった事があるのでは。それなら音の聞こえない人にも音を体感させる事ができるかもです。
2028
可能かもしれません。人間の聴覚は個人差はありますが周波数が20Hz(低音)〜20kHz(高音)の音しか聞こえません。でもベースやドラムの音だと20Hz以下の超低音の成分も多く含んでるので大音量であれば、その振動はカラダ全体で感じる事ができるのかもしれません。音は空気の振動なので。
2029
“@Fleafrou_Ba: @Nakajin_sekaino ベースやドラムは音を聴くことができない人にも音を届けることができると聞いたことがあります。とても興味深いです。「響き」を利用すれば聴覚障害を持っている方々に音を感じてもらうことが可能でしょうか?”
2030
心臓に近ければリアルな心臓の音が録れる訳でもなく、(先日の無響室のピストルの話だと)部屋の響きを取り去ればリアルなピストルの音が録れる訳ではないんです。僕らが日常で耳にする音は何かしらの空間や物体を通して伝わってくる。だから音を考える上で「響き」は大事なんです。
2031
音響研究所で、医療関係の資料かなにかで、血管の中にマイクを入れて(怖!)心臓の音を録ったものも聞いたんですけど、これまたすごい音でした。でも僕らがよく知る「ドックン」という心臓の音とは少し異なる代物で、何も知らされずに音だけ聞いて「心臓の音!」と当てられる人は少ないと思います。
2032
やばかったね。ベースアンプから心臓の音を出した時は、いまにもアンプから巨大生物が孵化して来そうでゾクゾクした。ゾクゾク。“@fromsekaowa: ナカジンが、音響研究所さんと作った「Fukase心臓ドラム」がヤバイ。”
2033
あ、コイツっていったのはさっきの写真の人の頭の形をしたバイノーラルマイクのことです。ツイッターまだ不慣れだから「写真見れない」という声を聞いたりするとなんか不安で(´・_・`)さっきの写真は見れてるんでしょうか?みなさん。
2034
こいつはダミーヘッドといって耳の中に入れたマイクで録音します。原理は昨夜紹介したRolandのと同じ。こいつを持って商店街や公園を歩いても良かったけど、街の目線に耐えられるメンタルを持ち合わせていないので断念。あとコイツこう見えてかなり重たいです。ま、持ってないんですけどね。
2035
こいつの事ですな! @某スタジオにあって試したことがあります。“@x0nz__: @Nakajin_sekaino 耳にはめるタイプではなく、人間の頭の形をしたタイプのバイノーラルマイクもあると聞いたことがあります…!”
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m.youtube.com/watch?v=IbMfLB…
バイノーラル、この動画もわかりやすいですね。リアル過ぎて怖いところもあるので、念のため視聴注意です。聴く時はイヤホンもしくはヘッドホンの方が面白いです。
2037
なかなか言葉だと難しいですよね。僕が使ってるマイクはRoland社のCS-10EM。よくわからん!という方はメーカーサイトでサンプル聞いてみてください。「交差点」「旅客機」あたりがオススメ。
roland.co.jp/recorder/CS-10…
2039
耳の中にマイクを突っ込んで、その位置で録音することによって、リスナーが2つだけのスピーカーできいても、あたかもそこにいるかのような立体的な音響を楽しめる。という技術です。イヤホンやヘッドホンで聴くと特にわかりやすくて、実際にその場にないものもあるように錯覚してしまうほどです。
2040
バイノーラルレコーディングについてもう少し。人間は耳が2つだけなのに左右だけでなく上下や前後も精確に聞き分けられますよね?この原理を逆手にとったのがバイノーラルレコーディング。
2041
しかし!ただ単にレコーダーを持って歩いてきたわけではなく今回はバイノーラルレコーディング(擬似立体音響レコーディング)をしたので、音のリアリティが普通のステレオレコーディングとは段違いでございます。
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銀河街の悪夢に入ってる足音、ドア、子供の声、カラスの声、幹線道路の喧騒、にぎやかな商店街、電車の近づく音、踏切の警報機、は全て僕が自分の足で東京中を歩き回りながら集めてきた音です。
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あと武蔵小山商店街も。平塚公園はカラスの声が絶品。いろいろ探したけどあそこがベスト。“@fromsekaowa: クラシックホールと戸越銀座商店街(?)だっけな。 あと、近くの踏切と、自宅の玄関かな。 RT@mio_1103 銀河街の悪夢はどこでレコーディングしたんですか??”
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そうだと思います。緊張した時に動悸がしたという経験を身体が覚えていて、心臓の音によってそれを思い出すのかも。“@DotourOOR: @Nakajin_sekaino 緊張したら心臓の音が聞こえるほど脈拍が上がったりするからその逆で心臓の音を聞いてたから緊張したのでは?”
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心臓の音だけをヘッドホンで大音量で聴いてたら、リラックスして作業してるはずなのに知らぬ間に自分に緊張感が宿ってるのに気づいて。レコーディングエンジニアさんに話したら「俺も」って。人間の動物としての本能に訴えかける音なんだろうか。曲に入るとどうなるんだろう。楽しみ。
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心臓の音といえば。いまレコーディング中の曲で心臓の「ドックン!」ていう音をバスドラ(ドラマーが足で叩いてるおっきいやつね)の代わりに使いたいと思っていて、こないだ音響研究所さんと一緒に録った深瀬の心臓の音のデータを自分のPCで編集してた時のこと。
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そうそう!無響室入ると、無音すぎるゆえ、すぐに自分の心臓の音が聞こえ始めて、早い人だと30分で発狂してしまうらしい。怖い。怖いけど興味深い。“@shiratammaaaaa: @Nakajin_sekaino 人って無音の中に居たら発狂するらしいですね!”
2049
去年、初台のICCでやってたPerfumeセンセーのライゾマティクス展行った時に、常設展のひとつで無響室があったんだけど、予約制かなにかで入れなかったんだよな。味わってみたい。。
2050
なにげに初、引用ツイート!…だよね?あってるかまだ不安。