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航空学校編2日目、是非別に、脚本リレーの理由、わかりやすく明らかになった。特殊な状況、専門知識と技術が雨のように降り注ぐくだりを前編の調子で乗り切るのは不可能だ。おそらくチーフ脚本の桑原さんからの要求で、受けた2人も納得ずくの構成だろう。前例ない実験。見守る価値はある。 #舞いあがれ
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みんなが船の上でパーティーしてる時おっちゃんは息苦しなる。それで冷たい海飛び込んで底へ底へ潜っていってそこに咲いてる花必死でつかみ取って船の上へ戻ってくる。そしたらしばらくは息できんねん。その花が詩ぃや。…付け加える言葉がひとつもない。 #舞いあがれ
3
絶対間違いないのは、1年に1回、テレビでも放映される「鳥人間コンテスト」、観る目がまったく変わることだ。1分1秒でも長く、と頑張るパイロット、あっという間に落ちて頭抱える部員たち。もう横目でなど観られない。笑ってなど観られない。 #舞いあがれ
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ラジオ「基礎英語講座」は真珠湾攻撃の直前まで続いていたこと、教えてくれたのはこのドラマが初めてじゃないだろうか。 #カムカムエヴリバディ
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「岡山市への空襲は…更なる警告となるべきものであらねばならない。もしもほかの小都市の住民が、自分たちの未来は灰色だと思っているのなら、この空襲はそれを真っ黒にするであろう」(米軍『目標情報票』1945年6月29日岡山空襲の「意義」)。不意打ちだったのか。描写もほぼ史実なんだ。 #カムカム
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アニーさん森山良子説急浮上で、ありがちだな、直太郎母だし、ジャズはお手のものだし。と流しかけたが、父上は米国生まれ、生のルイ・アームストロングに感動してトランペッターに、帰国後はジャズやれるならと対英米謀略放送に参加という経歴みてビビった。でも和菓子は、あ、おぎやはぎ。 #カムカム
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本放送から何年も経った再放送で、初めてこんな内容の濃いインタビューができるだけで、この朝ドラがどれほど時代に抜きん出たかよく分かる。NHKの宝だろう。 #芋たこなんきん news.yahoo.co.jp/byline/takowak…
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朝ドラお約束で譲れないのは、ご当地へのリスペクトだ。舞ちゃん疾走にインサートされる浦一家のマリア像。赤ちゃん無事誕生のあとの念仏踊り。立派なお墓にお参りするおばあちゃんと翔さん。爆竹。五島の歴史を知りたい。五島を訪ねてみたい。始まって2週間足らずで強く思えた。 #舞いあがれ
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進駐軍将校だったロバートさんがいちばん好きな日本語が「木漏れ日」だった。英語にはない言葉と言ってたな。そのロバートさん(亡くなられたのだろう)は「木漏れ日のような人だった」と安子は語った。木漏れ日。よその国との「ちょっとした壁」を越える言葉のような気がする。 #カムカム
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「君と私は仲良くなれるかな。この世界が終わるそのまえに」。森山直太朗、どこまで脚本読んだのだろう。それともミュージシャンの直感か。怖ろしい子だな。 #カムカムエブリバディ
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高畑淳子さんは11日に68歳になられたと思う。自分とはひとつ違いだ。スーパーウーマンでも、70歳近くになっても失敗はする。客に怒鳴られ平謝りする。傷つきもする。そして幼い孫娘に自分が言った言葉を返される。「失敗は悪いことやないんやろ?」救いは思いがけなくやってくる。参った。 #舞いあがれ
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とっくにトランペットのことなんか忘れて、日向ぼっこしながら生きてるみたいなジョーだけど、「トミーの新譜出るたび買ってる。一度も聴いていないけど」。ああ、ここで5連続松井を敬遠させられた投手、松井の次打者のその後の心まで浮かびあがる。ジョーも悔しさ抑え込んで生きてきた。 #カムカム
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由良さん身長155.0、体重44.1。舞は159.0、49.0。冷徹な刈谷先輩が記録可能な設計と舞の目標値を導き出すために見せただけのメモと思い込んでた。「身長155.0」にあった由良さんのどうしようもない悔しさと悲しみ。舞のトレーニングとそのフライトを見つめる眼差しの意味。一変したよ。 #舞いあがれ
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脚本の桑原亮子さんは歌人としても知られている。小学生のころから難聴に苦しみ、20歳でほとんど聴覚を失った。詩やシナリオ書き始めてから「短歌にしてみ」という声を確かに聞いたんだろうな。自分に重ねたのは貴司のようだ。すべてヒロイン軸に回さないドラマの要諦だったかも知れない。 #舞いあがれ
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佐野弘樹さんのこれほどの役柄理解と演技を、むしろ脚本と演出にしっかり活かしてほしかったよ。このコメントの方がずっと泣けるよ。 #舞いあがれ news.yahoo.co.jp/articles/4aca4…
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「ごちそうさん」「マッサン」「朝が来た」「べっぴんさん」「わろてんか」「まんぷく」「スカーレット」「おちょやん」「カムカムエヴリバディ」ウイスキーもインスタントラーメンもおはぎもみんなこの人が担当された。現朝ドラで初めて凄さがわかったよ。 #ちむどん youtu.be/jPY6nnugKGo
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そうか、山田さんのマニュキュア乾燥は、定時過ぎまで舞の帰り待ってたことの言い訳か。何て繊細な不貞腐れ方なんだろう。 #舞いあがれ
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「可哀想に ぼくはあんたの味方やで」。実話なんだね。こんな辞世の句、田辺聖子さんも長川千佳子さんも、フィクションでは創れない。先に逝く人の一言が、残されたものをずっと支えてくれるんだな。 #芋たこなんきん
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家の貯金を崩して給料を出していると聞いた悠人が一瞬見せた真顔が忘れられない。家族が壊れると直感したのだろう。親父の命にかかわるとまで見抜いたかもしれない。相当の思いで工場を売るように父に臨んだが伝わらなかった。誰よりも悔やみ絶望しているのが悠人だろう。助けてくれ、舞。 #舞いあがれ
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突然現れ、貴司が積み重ねてきた300もの短歌から、ただ1首、きわめて分かりにくい本歌取りの相聞歌をまっすぐ指差した短歌女子が局面を大きく展開させるキーパーソンだったなど、そんな連ドラ初めてだろうし、NHK朝ドラじゃないと不可能だったな、と吐息をついた。 #舞いあがれ
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こんな調子でも、悠人が心許せるのは舞だけなんだろうな。繰り出す「正論」の厳しさ同じでも、声の柔らかさがまったく違う。横山裕の演技レベルの高さなのだが。 #舞いあがれ
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#あまちゃん 再放送、朗報に違いないが、それ以上に大きな意味があるのは「のん」が「能年玲奈」の名で、半年連続ドラマのヒロインを堂々務める姿を披露することじゃないだろうか。彼女の並外れた魅力を改めて大勢の人が知り、今なお抑圧されているような異常を怪訝に思うだろう。復活のノロシかな。
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自分でもビックリするくらい読みが外れた。岡山に帰郷するきっかけは勇ちゃんの訃報とばかり思い込んでた。雉真家がずっと冷え冷えしたままだったろうな、というのも思い込みだったな。勇ちゃんは野球バカのままだったし、雪衣さんは穏やかだった。普通に歳重ねるって、そういうことだな。 #カムカム
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君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた
貴司の歌は技術のための技などでなく、本歌取りなど知る由もない舞にまっすぐ届けるために思わず出てしまった、ほんものの「本歌取り」だった。秋月さんもそれに気づいてしまった。参ったな。桑原さん「短歌づかい」の超テクニック。 #舞いあがれ
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軽くのけぞりながらも「問題は、はあかん」とひなたをたしなめ、真っ先に小夜ちゃんに「おめでとう」といい、「いちばんは嬉しいなあ」と言ってあげられる一恵ちゃん。つくづくできた子やなあ。 #カムカム