Hiroki Gotoh@静大3年目(@Cyclommatism)さんの人気ツイート(新しい順)

「先生、あれなんですか?」 「うーん、鳥 sp. 」 って生物学者ギャグ言いません?言わない?
このパターン、甲虫だとめちゃめちゃよく見られる模様で、出る位置も同じ。恐らく進化の過程で何回も独立に獲得されている。いくつか可能性があって、1つは「何か有毒で不味いモデル種がいて、それに似せてる種が多い(あるいは有毒のものが互いに似る)」という可能性 (1/2) twitter.com/ganyujapan/sta…
「博士は国際資格」 博士課程を考えている学生にはこれをよく伝えている。 数年前までは基本的に博士課程への進学は勧めていなかったが、最近は、「迷うなら行ったらいいんじゃない?」という気持ちに変化してきた。これは支援が充実しつつあることと、世界が不安定で流動的になっているから。 twitter.com/KeikoUTorii/st…
昆虫ブリーダーの難しいところは、肝心の顧客パイが小さいところ。少し古いデータだがクワカブ業界全体の市場規模は100億円程度(Goka et al. 2004)とされており、現在もたいして変わらないだろう(1/n) 目指すは「昆虫ブリーダー」 日本初の専門学校、仙台に誕生 | kahoku.news/articles/20220…
で、「わからなかったこと」について、自分の中での仮説やその根拠は何なのか、とか、やら(れ)なかった実験について、なぜその実験をやらなかった(テクニカルに難しいなど)のかの理由説明などを足してやれば立派な質疑応答だと思うのよ。少なくとも卒研ならそれで充分、、、って思ってます。
卒研発表や修論発表の難関の一つが「質疑応答」だと思うのですが、いろんな場面で多くの学生さんを見ているとなんか「質問は『凌ぎ切らないといけないもの』」と思っているきらいがあるように感じます。別に「わかりません」「おっしゃる通りですがやってません」でもいいんやで、と言いたい。
この問題、検証がかなり厄介で、どちらが正しいのかは当面はわからないです。しかし、僕は今までA or B の二択だと思っていた解釈について、彼は、第三の解釈を提示してきて、その根拠はそれなりに説得力あるんすよ。新しい説が出てくるとワクワクしますね。
卒研テーマにツノゼミを選んだ学生が、今日遂に、とあるツノゼミのヘルメット形態について「先生の解釈、違うんじゃないですか(大意)」と言ってきた。しかもなかなか説得力のある代替解釈を提示してくるじゃない。分かる人はわかると思うんですが、これ無茶苦茶嬉しいんですね。
ついでに宣伝します!ドラクエ呪文の「ルカニ」と「スカラ」の元ネタはクワガタムシ科(Lucanidae, ルカニーデ)とコガネムシ科(Scarabaeidae, スカラビーデ)だという説を唱えています!どなたか真実をご存じありませんか? twitter.com/Cyclommatism/s…
思いがけずバズってしまったので解説します。 彼が言った「ミキサーにかける」というのは比喩的な表現で「個体を細胞レベルにまでバラバラにする」ことを指すと思われます。植物はその状態からでも適切に培養すれば個体を再生できますが、(ほとんどの)動物はそこまでの再生能を持ちません。
「トンボをミキサーにかけたらそれで死ぬだろ!終わりだろ!植物はなぁ!ミキサーにかけて培地に撒いたらそっから生えてくるんだよ!どうだ!すげーだろ!!」って学科の同期が言ってて、確かにそれはすげぇ、って思った。
大学院は「学び、研究する意思があり、大学院試験の受験資格があり、大学院試験に合格すれば」万人に対して門戸が開かれています。年齢、性別、来歴や国籍などあらゆる属性を問わず、積極的に学び、研究する大学院生(およびそれを目指す人)を僕は応援します。
みんな!選挙いこうぜ! という学食からのナイスなメッセージ。
「生物の種類を正確に当てる」(≒同定)のは一般に思われているより、実はもっと難しいものです。対象とする種類が何種類ぐらいいて、それぞれどういう姿でどんな特徴を持っているかをだいたいでも把握しておかないと正確な同定はできません(1/n)
「クワガタを研究しているという男性とマッチングしたんです。初めてお会いしたとき、クワガタのツノと私が言う度に男性から 大顎 と訂正されるやりとりが三回発生したのですが私何か気分を害する発言をしてしまったのでしょうか…?」
出身研究室では年に一度屋久島にシロアリをサンプリングしに行っていた。ラボメンバーは三々五々、シロアリを探しに山に散るが、山の中では携帯の電波がない。そこで我々が通信に使ってたのがこの裏声。うちでは「ホゥオ!!」に近い音だった。もちろんインドネシアの山の中から輸入された物。 twitter.com/dantyutei/stat…
この文言をとてもポジティブな広告と捉えます。未来でもウナギが食べられるよう、適切な資源管理が行われるこたを望みます。もう10年以上ウナギ食べてないんだけど、また食べられる日が来るといいな。
遺伝研のゴミ捨て場で拾った岩波生物学辞典の第一版(1960)と二版(1977)。こういうのの楽しみ方は、特定の項目を比べて、その研究の進展を見ることですね。例えば、幼若ホルモンの構造決定は1967年なので、第一版と二版で記述の充実度が全く違う。うーん、最新版まで全部揃えたくなってきたぞ。。。
新しく研究室立ち上げるにあたって、「やっぱ最初は研究計画ゼミっしょ」って思うじゃないですか。でも、いわゆる「ラボの先輩」が存在しないから「去年の先輩のやつ参考にして~」というわけにいかない。という事で、ヒナガタ的なのを作ってみました。改善案などあったら歓迎です(対象は卒研生)。
全国津々浦々のホームセンターに昆虫飼育用品コーナーがあるのって普通のことだと思うじゃないですか。 そんな国、日本だけです。 #意外にこれ知られてないんですけど
昆虫の呼吸が気門から直接空気を取り入れて、全身に気管で酸素を送っている、というのは多くの人が知っていると思うんだけど、この呼吸方法が昆虫のサイズの限界を規定していると考えられている。というのも、こういう酸素分子の拡散に頼る受動的な呼吸では、体積が大きくなると間に合わない。
この前の高校での職業講話で、「なぜ大学で(みんながみんな研究者になるわけでもないのに)卒業研究/卒業論文あるのか」という文脈で使ったスライド。こういう汎用スキルを身に着けるために「卒業研究をして卒論としてまとめる」というトレーニングがある、と個人的には考えている。
「論文を出版するとお金になる」というのも良くある誤解。 「論文の印税が~」ってのはよくゲームとかドラマで見るシーンだけども、論文を出しても1円も懐には入らない。むしろ投稿料として数万~20万円かかる(投稿料は科研費から出せるが、研究費が無い場合は自腹になることもある) twitter.com/C_floridanum/s…
科研費をもらっていてもそれは研究目的に厳格に使途が限定されているんよね。僕にも「科研費は○○○万円持っているけど、失職してしまって生活費は無いので失業保険で生活しながら研究」という年があった。 twitter.com/kamefuji/statu…
確かに慣れてくると、視認できる距離くらいまで来ると、羽音で雌雄がなんとなくわかる。もっとも、「視認できる」のは、その研究者の方が、「真っ暗闇を飛んでいるカブトムシをピンポイントでライトで照らすことができる」からなんだけど。