Hiroki Gotoh@静大3年目(@Cyclommatism)さんの人気ツイート(リツイート順)

数年前、某カブト研究者のフィールド調査に連れていってもらったとき、「あ、向かってきてるわ、オス」とか「お、メス来るわ、向こうから来る」とか言うと、しばらくしてその通りに個体が飛んでくるのを目の当たりにして心底仰天した。恐らく羽音を聞いてるんだろうけど、検出距離と精度がエグかった。
「トンボをミキサーにかけたらそれで死ぬだろ!終わりだろ!植物はなぁ!ミキサーにかけて培地に撒いたらそっから生えてくるんだよ!どうだ!すげーだろ!!」って学科の同期が言ってて、確かにそれはすげぇ、って思った。
そろそろ「修論」の足音が迫ってくる季節ですね。何から始めたらいいのかわからない人は、とりあえずWordを立ち上げて「修論原稿_221104」と名前を付けて保存しましょう。これで10%くらいの進捗達成です。「まずファイル作る」というのは出身ラボの貴重な教えです。みんな、まずはファイル作ろ。
昆虫の呼吸が気門から直接空気を取り入れて、全身に気管で酸素を送っている、というのは多くの人が知っていると思うんだけど、この呼吸方法が昆虫のサイズの限界を規定していると考えられている。というのも、こういう酸素分子の拡散に頼る受動的な呼吸では、体積が大きくなると間に合わない。
確かに慣れてくると、視認できる距離くらいまで来ると、羽音で雌雄がなんとなくわかる。もっとも、「視認できる」のは、その研究者の方が、「真っ暗闇を飛んでいるカブトムシをピンポイントでライトで照らすことができる」からなんだけど。
科研費をもらっていてもそれは研究目的に厳格に使途が限定されているんよね。僕にも「科研費は○○○万円持っているけど、失職してしまって生活費は無いので失業保険で生活しながら研究」という年があった。 twitter.com/kamefuji/statu…
大学院生時代、僕の市民向けトークに質問してくれた小学生がいたんですが、12年の時を経て、彼の一般口演に今度は僕が質問する、という体験をしました。エモくない? #動物学会
みんな!選挙いこうぜ! という学食からのナイスなメッセージ。
チェコといえばさ、「アフリカでも東南アジアでも、南米でもいい、ジャングルで捕虫網を持ったヤツと出くわすだろ。いいか、もしそいつがアジア人なら日本人だ。もし欧米人だったらチェコ人だ」という昆虫を趣味とする人の多さを喩えた小噺を聞いたことあるんだけど、出典はをご存じの方います?
この前の高校での職業講話で、「なぜ大学で(みんながみんな研究者になるわけでもないのに)卒業研究/卒業論文あるのか」という文脈で使ったスライド。こういう汎用スキルを身に着けるために「卒業研究をして卒論としてまとめる」というトレーニングがある、と個人的には考えている。
「論文を出版するとお金になる」というのも良くある誤解。 「論文の印税が~」ってのはよくゲームとかドラマで見るシーンだけども、論文を出しても1円も懐には入らない。むしろ投稿料として数万~20万円かかる(投稿料は科研費から出せるが、研究費が無い場合は自腹になることもある) twitter.com/C_floridanum/s…
deepLを使って論文読むの、(特に博士課程を考えてる人には)あまりおすすめしないです。というのは、まんま本文ぶち込むと訳文には相当な問題があります。その訳の正否を判断できる力が付くまでは、従来通り単語を調べつつ、一文ずつ読んでいく方法で「論文英語の読み方」を学ぶ方が良いと考えます。
いつだったか、北大のラボメンバー数人で登山したときに細長くてうねうね動く謎の何かを見つけ、「ヒル?」「ミミズ?」「コウガイビル?」「ナメクジ?」と「やべー、Phylum(門)すらわからん」となったんですが、最終的に「トカゲの尻尾」であることが分かったこととかありましたね。懐かしい。
卒研発表や修論発表の難関の一つが「質疑応答」だと思うのですが、いろんな場面で多くの学生さんを見ているとなんか「質問は『凌ぎ切らないといけないもの』」と思っているきらいがあるように感じます。別に「わかりません」「おっしゃる通りですがやってません」でもいいんやで、と言いたい。
生物学用語の「進化」の誤用には敏感ですが、別に一般用語として「進化」という言葉を使う分にはあんま気にしません。筒香が進化したっていいし、回転ずしが進化したっていいです。ポケモンも言わずもがな。 でも、それを生物学用語の「進化」と混同したらダメです。
卒研テーマにツノゼミを選んだ学生が、今日遂に、とあるツノゼミのヘルメット形態について「先生の解釈、違うんじゃないですか(大意)」と言ってきた。しかもなかなか説得力のある代替解釈を提示してくるじゃない。分かる人はわかると思うんですが、これ無茶苦茶嬉しいんですね。
思いがけずバズってしまったので解説します。 彼が言った「ミキサーにかける」というのは比喩的な表現で「個体を細胞レベルにまでバラバラにする」ことを指すと思われます。植物はその状態からでも適切に培養すれば個体を再生できますが、(ほとんどの)動物はそこまでの再生能を持ちません。
こないだのツイートのエピソードを、取り上げていただきました。 「的外れな質問かもしれませんが」 クワガタ研究の大学院生に臆せず質問した小学生 12年後、研究者の卵に(まいどなニュース) news.yahoo.co.jp/articles/73d5f…
全国津々浦々のホームセンターに昆虫飼育用品コーナーがあるのって普通のことだと思うじゃないですか。 そんな国、日本だけです。 #意外にこれ知られてないんですけど
とはいえ、果たして自分は本当に正しく「進化」という用語を理解しているのだろうか。「選択」という用語を理解しているのだろうか…。 この前の論文演習の中で進化について解説したスライド置いておくので、もしお気づきの点があれば…。さすがに大ハズシはしてないとは思うのですが…。
引っ越しシーズンですね。実家を出てからかれこれ、7回の引っ越し経験を持つ僕がおすすめする引っ越しテクは何と言っても「宅急便の活用」です。段ボール箱に詰めてしまえば一箱2~3000円で送れるし、発送も受取もかなりの自由度で自分で指定できます(1/n) twitter.com/Cyclommatism/s…
学生の時は、文章修正で細かいミス(タイプミスとか半角スペース抜けとか)を逐一指摘されるたびに「まずは内容にコメントくれよ」って思ってたもんです。でも、考えて。「横浜ベースターズの大ファンです!」とか「オリックスバッファローズ命です!」て言うやつ、信用ならんだろ。そういうことです。
…と、思うじゃないですか。生物学者なんだから生物の名前くらい大体わかるだろ、と。そうなんです。そう思いがちですよね。 でも実際は、そこらへんで目にする生き物を「属まで落とせる」(属までは分かる)ってものすごい能力と知識量なんです。出来る人をほんと尊敬します。 twitter.com/Commonrabbit/s…
「進化思考」について、他の方々や僕が懸念している「権威の盗用」「誤った科学知見の教育への導入」について警鐘がならされています。問題の存在を多くの方に知ってほしいと思っております。 twitter.com/ciotan/status/…
「博士は国際資格」 博士課程を考えている学生にはこれをよく伝えている。 数年前までは基本的に博士課程への進学は勧めていなかったが、最近は、「迷うなら行ったらいいんじゃない?」という気持ちに変化してきた。これは支援が充実しつつあることと、世界が不安定で流動的になっているから。 twitter.com/KeikoUTorii/st…