desean takahashi(@desean97)さんの人気ツイート(古い順)

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今期、数年ぶりに文学の授業をしているが、事情がだいぶ変わったよなあと。つまり、作者の属性がより重要になっている。たとえば、小説中に「酷い女性」が出てきたとして、女性作家が書いたものなら「新しい女性像」といわれるが、男性作家が書いたとなると「偏見だ」といわれる、みたいな。
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現在行われている「SDGsに関する授業」においては、その多くは「SDGsは素晴らしいので進めるべき」が前提、すなわち事実となっているだろう。その授業のレポートで「そもそもSDGsは本当に正しいものなのか」というそもそも論を書いたら、下手すりゃ不可になりそう。
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娘を撮ろうと思ったら拒否られてなぜか私だけで撮ることに。
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撮ってくれた他の保護者も笑ってた。
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「情報漏洩が不安な人のための専用ダイアルを設置し、対応にあたる」ってどんな対応するんだろう。「すみませんでした」しかいえないような。 news.yahoo.co.jp/articles/dfec9…
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「ま、キミら下々の者にはわからないだろうけど」という態度を取ったらそりゃ怒られたりオモチャにされたりするのは当然で、そこまで織り込み済みで「ま、キミらにはわかるまい」という態度を取るのだろうと思ったらいちいち反論するので「え、あれ本気だったの?」と思ってしまう。
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哲学者とか現代思想系の人に目立つのだけど、「この境地には自分しか到達できていない」みたいな態度をとりがちで、でも書かれたものを見ると「え、それ普通じゃね?」と思うものも多く、それを指摘されてなおさら苛立って、みたいなパターン。
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大学教員アカを見てると、「大学入学前に学びたいことを熟考して大学や教員を慎重に選んで入学後は選考をわき目もふらず勉強して」というのを理想にしてる人が多いようなのだが、私はもっと軽くしたいのだよな。「適当に選んでなんか違うと思ったらすぐ変えて」ができるようにしたい。
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昨日の文化人類学者たちとの飲み会、「人類学のフィールド調査は「この社会はこれで上手く回ってる」ということを前提にしたものが多いが、社会学の調査は矛盾を前提にしたものが多い」という話になってなるほどだった。社会学系の人から「人類学はどうして矛盾に触れないんだ」といわれると辛いと。
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ご多分に漏れず、私も学生から腹の立つメールをもらうことが多いが、一番ムカッとくるのは「バイトなので休みます」だな。これを送ってくるやつ、いったい何を考えてるんだろう。
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「娘に理系に進むことを許さない親」よりは「息子に文学部に進むことを許さない親」のほうが多いだろうなあとは思うけど。
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昨日見たツイで一番しょんぼりしたのは「国立大の助教の研究費、年20万ないんだってよ。終わってる」である。私は教授で年11万。もっと終わってるってことか。
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何度か書いてるが、私の父は私と姉の高校の弁当を作るという、当時としては超最先端の父親であったが、結局姉には嫌われ、妻(私の母)には離婚された。「あれでダメなら何やったってダメな時はダメじゃん」という諦めが、私の中にあるのである。
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面接では愛読書を聞いてはダメ、ということになっているが、面接官が言う分には問題ないだろう。 ワイ「私の愛読書は蟹工船です。それでは面接を始めます。」
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現行の日本の大学教育、「18歳ぐらいの日本人の若者」しか学生として念頭に置いてない面が多々あるしな。例えば現行のキャリア教育なんてそうで、「リタイア組」が入学してきた時には一体何を教えればいいの?となるし。
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もう本当にぶっちゃけていってしまうと、同僚の研究能力は二の次であることは間違いない。何より校務をやってくれるかどうか。これがトップ。
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「真面目にやっている人を茶化してはいけない」はメッセージとしてはありだと思うが、それこそまさに、最近の若者が野党に批判的な理由となって返ってきてるんじゃなかろうか。真面目にやってる首相を茶化すなよ、と。
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今日、2年生ゼミである学生が「スマホやネットのない時代にみんながどうやって過ごしてたのかに興味があります」といって、そうかもうそれが研究対象になる時代なのかと。
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マズローって名前が悪いよな。スシローの不味い版みたいな。
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マンモス私大の社会系学部の卒業生と話す機会があったが、「ゼミは20数名」「ゼミは出ても出なくてもよく、常時出てるのは8名程度」「卒論は何か質問があったら教員に連絡。自分は一度もなし」「指導教員とサシで話したのは謝恩会が初めて」とのことであった。
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娘と妻が言い争って、「えっ、ママは私に将来働けっていうの!?」とかいっとる。
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「一生学び続ける社会」って、私にはある種の地獄に思えるのだが、そういう社会になってしまうのなら仕方がない。まあどの道、「死ぬまで働き続ける社会」にはなってしまいそうだし。
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日本の大学のシステム、人文系には有利にできているのですよ。なにしろ、「大学で学んだこと」が就活ではあまり考慮されず、「卒論では中国のホラー映画を研究しました」「へえ、面白そうじゃないか」ということでIT企業に就職できたりするし(注:あくまでも譬え話です)。
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大学に来なくなったり指導教員と音信不通になったりするのはある意味生真面目な学生が多く、そういう教員は同じく生真面目な教員を選びがちで、却って衝突が多くなる。一方淡泊な学生は淡泊な教員を選んで大過なく卒業していく。という仮説。
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年内最後の院ゼミで、授業後にある中国人留学生が「今年は本当にありがとうございました。私が今あるのは先生のお陰です」と深々と挨拶していった。中国人、こういうセリフを本当に衒いなく言うのである。私も常々、見習おうと思っている。