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Amazonに『ユリイカ 2017年9月臨時増刊号 総特集◎幾原邦彦』の目次がアップされました。私は『美少女戦士セーラームーン』における天王はるかの「改変」をはじめ、幾原監督の個性が際立つアニメシリーズをテーマに寄稿しています。amazon.co.jp/dp/4791703359/…
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北海道新聞9月22日朝刊に「氷室冴子文学賞」の続報が。アマチュアが対象で、作品は原稿用紙400字詰め100枚程度、エブリスタ受付、審査員の一人は久美沙織さんに決定、賞金は50万円。テーマや審査員は引き続き検討中とのことで、現時点での最新情報が掲載されています。
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授業の中で尋ねたのですが、コバルト文庫を知っている学生はわずかながらいる、ティーンズハートに至ってはゼロでした。ティーンズハートは2006年廃刊なので予想はしていたもののレーベルがなくなると歴史はやはり途切れるなと。コバも若い世代はレーベル名すら知らないのが現状に近いようです。
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日本経済新聞1月29日夕刊でコバルト文庫が特集されています。『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』(彩流社)の著者として私もコメントしました。「コバルト文庫40年 足跡たどる 女性の理想の居場所 今も」:日本経済新聞 r.nikkei.com/article/DGKKZO…
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昨日のトークでも言及しましたが、ある世代以降の氷室冴子受容の断絶に関心を持ち現在調査中です。私と年齢の近い方には想像がつかないかもしれませんが、かなり早い時期から若者の氷室冴子離れが起きていて名前すら認知されていません。中学校や高校の現場の状況もできれば調べたいと思っています。
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河出書房新社のHPにアップされたので告知を開始。『文藝別冊 氷室冴子』が刊行されます。8月28日発売です。私は総論の執筆と関係者インタビューを担当しています。詳しくは続報をお待ちください。ファン必見の一冊です!kawade.co.jp/np/isbn/978430…
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Amazonに『文藝別冊 氷室冴子』の目次がアップされました。「没後10年記念特集 私たちが愛した永遠の青春小説作家」。インタビューやエッセイも豪華で、貴重な資料も掲載されています。今氷室冴子を読むための作品ガイドやクロニクルも充実。ファン必見の内容です。amazon.co.jp/dp/430997953X/
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『文藝別冊 氷室冴子』の書影がアップされました。河出書房新社のサイトでも目次が公開されています。私は藤田和子さん、山内直実さん、近藤勝也さん、菅原弘文さん(白泉社)のインタビュー構成を担当しています。また総論「氷室冴子 忘れえぬ作家の軌跡」も寄稿しています。kawade.co.jp/np/isbn/978430…
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『文藝別冊 氷室冴子』の見本誌を受け取りました。隅から隅まで氷室冴子愛に溢れた一冊。こちらに関わることができて本当に幸せです。8月28日発売で目次はリンク先にあります。kawade.co.jp/np/isbn/978430…
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【重版情報のお尋ね】9月30日刊行予定の拙著『氷室冴子とその時代』(小鳥遊書房)のなかで、1984年発売『なんて素敵にジャパネスク』第1巻の重版状況を分析しています。私の確認できた範囲では1993年3月20日の66刷が最後なのですが、もしそれ以降をご存知でしたらお知らせいただけると嬉しいです。
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9月30日発売の『氷室冴子とその時代』書影が公開されました。少女小説だけではなく今日もその鋭い視点が失われていないエッセイなどにも光を当て、真正面から氷室を論じた一冊です。晩年のことも取材を通じて掘り下げています。「この本を開けば、氷室冴子にまた会える」。
tkns-shobou.co.jp/smp/book/b4583…
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『氷室冴子とその時代』見本を受け取りました。400ページのボリュームで氷室冴子を取り上げて考察した渾身の一冊です。この本が氷室読者に届きますように。フェミニズム的な視点や同時代カルチャーにも目を配り、現在にも通じるさまざまな問題系にも言及しています。tkns-shobou.co.jp/smp/book/b4583…
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『氷室冴子とその時代』はご注文のあった書店にのみ配本されています。こうした事情ゆえ、書店に行けば置いてあるとはいかない状況です。お客様の方でご注文いただくのが一番確実な入手方法です。お手数をおかけして恐縮ですが何卒よろしくお願いいたします。
tkns-shobou.co.jp/smp/book/b4583…
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氷室冴子青春文学賞が起案者となったクラウドファンディングが始まりました。氷室冴子の功績を継承し、新たな才能を見出す場合である文学賞の継続のため、情報拡散のRTやご支援をよろしくお願いします。拙著『氷室冴子とその時代』のサイン本もリターンの一つです。faavo.jp/hokkaido/proje…
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note「氷室冴子青春文学賞クラウドファンディング支援のお願い/継承への危機感について」を更新。氷室冴子継承の現状について、率直に記しています。このタイミングで書かないと危機感はきっと伝わらない。覚悟を決めて書いたテキストです。note.mu/sagakeiko/n/n1…
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拙著『氷室冴子とその時代』のレビューがサイゾーウーマンにアップされました。「誰より少女の自立を願っていたのに、少女小説家の“レッテル”に悩んだ作家の苦悩 」。非常に読み応えのある記事です。個人的に力を入れた箇所を的確に拾って下さって著者冥利に尽きます。cyzowoman.com/2020/02/post_2…
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津原泰水さんのツイートを読み一読者として辛い気持ちになっています。そもそも歴史的に見た少女小説ジャンルとその書き手の地位の低さに加え、津原さんは男性作家という事情も絡む。コバルト文庫は『小説ジュニア』の時代から男性作家が活躍していたけど、80年代創刊の後発レーベルは性別を隠させた。
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少女小説作家の地位の低さは氷室冴子さんが90年代の時点で指摘しています。氷室さんの場合はそこに女である苦しみも加わる。私が『氷室冴子とその時代』で書きたかったことの筆頭は7章収録「出版業界のなかの「女」」です。少女小説研究者として、氷室さんに限らず作家への扱いには怒りをおぼえます。
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少女小説というジャンルに対する愛着と怒り。そのアンビバレントな感情がこれまでの著作を執筆する原動力でした。今手がけている編著も少女小説がテーマでもちろんティーンズハートも取り上げます。小説家ではない私にできることはジャンルの歴史化で、次は一歩進んで作品に光を当てる予定です。
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なお自分の話をすれば、私は今のように少女小説を研究する限りアカデミックでの評価や立場を手に入れることはないだろうと悟り、ライターに転身しました。アウトプットのかたちにも多少の問題はあるものの、2冊の単著を上梓したことは研究者的には何一つメリットをもたらしませんでした。
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便乗宣伝で恐縮ですが『氷室冴子とその時代』で一番力を入れた7章の目次です。立場の弱い書き手や女性が出版界で受ける理不尽な扱いは、今もなおアクチュアルな問題です。自身の体験をふまえてフェミニズムやジェンダーを語った氷室さんの言葉は今もなお鋭い視点を提示します。amazon.co.jp/dp/4909812164/
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最新刊「久遠の琥珀」で第2部が完結した『宝石商リチャード氏の謎鑑定』(辻村七子著、集英社オレンジ文庫)シリーズのレビューが公開されました。第1部と第2部それぞれの特徴や違いに着目しながら、"エトランジェ"であることに眼差しを向けた物語の魅力を語っています。realsound.jp/book/2020/07/p…