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こないだ奢りにきた人に「賢いひとって、どんな人だと思う?」と問われたので、「なんでもすぐ信じず、なんでもすぐバカにせず、なんでもすぐ理解できると思わず、まずは何でも、じぶんの手で触れてみようとする人、なんじゃねえかな?」と言ったら、ヘぇ〜、と反応があって、賢いひとだな、と思った。
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こないだ奢りにきた鬱ウーマンが「キツい時、どんな相手の言葉も私を責めるように感じる」「でも療養して、私が私に優しくしたら皆も優しくなった」「じつは私を責めたのは私で、振り返れば皆ずっと優しかった」と言っていて、ひとの優しさを力に換える力すらないと、ひとは卑屈になるんやなぁ、などと
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こないだ奢りにきた事故物件住みマンが「幽霊とか怖くないから事故マンション住んでみた」「家賃安いし最高、とか思ってた」「けど、しばらくして事故物件で怖いのは幽霊じゃなく『事故物件?別に平気』的な発想の人間が密集することだと気づいた」「人間いちばん怖い」と言っていて、本質情報だった、
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こないだ奢りにきたLCC航空勤務マンが「日本人は大した金も払わないくせに過剰なサービスを要求する」「サービス料を差し引いてるから格安なのを理解してない」「サービスされたきゃファミレスに行くな、料亭に行け」などと言っていて、確かに日本ってサービスをタダだと思ってる人多いよな、などと、
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こないだ奢りにきた中国のヲタク事情に詳しい人が「中国人はひとりっ子政策の影響で兄弟がいない人が殆ど」「つまり、みんな妹がいない」「その結果、『妹系アニメ』の人気が爆発的に高い」などと言っていて、まさかその点と点が繋がることになるとは、当時の政府も思っていなかっただろうな、などと。
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こないだ奢りにきた予備校の教師が「知らない知識と出会ったとき『恥ずかしい』と感じる人は全体的に成績が伸びやすい」「逆に『嬉しい』と感じる人は好きな科目の成績はグングン伸びるが、苦手な科目は伸びない」と言っていて、自尊心V.S. 知的好奇心って感じで、人間もやっぱり動物やなあと感じた、
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エリート高卒で受験失敗し自殺未遂マンが奢りにきて思ったが、「低学歴に価値なし」的なストイックな考え方で努力した人ほど失敗の反動がすごい。これまで投げてきた尖った言葉が全反射してじぶんの喉にブッ刺さる。尖ったものはあんま投げない方がいいので気をつけよう。みんな小学校卒業してえらい。
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こないだ奢りにきた65歳オッサンに「歳を取ると新しいこと学ぶのが難しくなる、ってマジ?」と聞いたら「完全なウソ。それは若いころから学ぶことを拒否してたアホウが老いただけ。新しいことは変わらず楽しい。実際それでプロ奢ラレヤーを見つけられた」と言っていて、イカしたオッサンだな、などと、
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「アサガオ症候群って知ってますか?」おれは仕事柄、いろんな人に会ってきた。そのせいか、何か強いトラウマを持つ人に会うと、『ああ、この人はこの辺になにか隠したいものがある』と、霧がかかって見える事がある。彼女のそれは肩より上にあった。静かな個室の居酒屋で、酒と魚を奢られた時の話だ。
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こないだ奢りにきた婚活クリア女が「婚活してる時点で男も女もジャンク品」「だから『奢らない男』にキレてる場合じゃない」「むしろ奢れ」「婚活市場は新品が買える店でなく秋葉のジャンク屋」「完璧な人を探すな、買ってから修理しろ」と言っており、すごい勢いで全額会計して颯爽と帰っていった。
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こないだ奢りにきた超高級ソープ嬢が「その人の1番気持ち悪い部分を見るのが私たちの仕事」「社会でどんなに褒められるような立場にいる人にでも、かならずといっていいほど気持ち悪い部分がある」「みんな一生懸命に気持ち悪い部分を隠して生きてる」「みんな違って、みんなキモい」などと言っていた
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こないだ奢りにきたパパ活女子大生が「何度も何度もヤバい値段の寿司とか、おしゃれなフレンチなどをパパと食べてきた」「その結果、どうでもいい人と高くておしゃれなものを食べるより、好きな人とコンビニの肉まんを割って食べるほうが美味い、ということに気づいた」と言っていて、真理情報だった、
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数年前までは「ひとは遺伝や環境で8割決まっており、どうにかできるのは残り2割」の認識で生きてきたのですが、ホモサピ図鑑コンプ率98%を上回るホモサピマスターになってからは「どうにかできる領域をどうにかしようとする能力も、遺伝や環境で決まっている」という感覚に到達し、人生の10割は酒
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こないだ奢りにきた丸の内OLが「上司のハラスメントで鬱に」「薬では治らなかった」「だけど、どうしたら上司を完全犯罪で殺れるか綿密に考えて、『その気になればいつでも殺れる』と想像するようになってから鬱が治った」などと言っていて、このツイート、全国の上司に届いてくれ、頼む、と思った、
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こないだ奢りにきたサラリーマンが「会社でパワハラ被害に」「でも自分が猟銃所持者と公言してから上司が優しくなった」「今なんとなく生きづらいなと思ってる人はとりあえず狩猟免許を取るといい」「狩猟免許は最もコスパのいい資格」などと言っていて、アメリカ社会のつくりかた、という感じがした、
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こないだ奢りにきた肉堕ちビーガンが「親が超ビーガンで、2世として育てられた」「中1で内緒で肉たべた」「生き物うますぎワロタ」「好物はシラウオ生シラス丼アユの塩焼き」「個体数と生物感に比例し旨さが増す」と言っており、罪なきを願われ育てられた結果全反転して罪を食って生きる妖怪になってた
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「悲しむべき時に悲しめて、喜ぶべき時に喜べる。忙しいっていうのは、それすらできない状態なんじゃないですか。」「たしかに。わたしはなんとなく、お金を求めていた当時の癖で、感情的になっている暇はない、と考えているかもしれない。」「でも、感情的になることくらいしか、人生に遊びはない。」
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「忙しさ、ってなんなんでしょうね」という話になった。「そうだな、感情をネグレクトしてる状態じゃないですか」。数ヶ月に一度のペースで奢りにくる、ものしずかな資本家の男だ。
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こないだ精神科医が奢りにきたので、「なんかみんな病んでるけど、極端に言ったら何が原因なの?」と聞いてみたら「仕事。だいたいの精神病は仕事を辞めればだいたい治る」「退職は頭痛・肩こり・吐き気・動悸・息切れ・発熱・食欲不振・不幸に効く無料の万能薬です」と言っていて、極端すぎてウケた、
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こないだ奢りにきた高級ホテルマンが「理不尽な常連客は沢山いる」「当時はそれが原因で鬱だった」「けど、理不尽な客リストに載ってる客に対応するとボーナスが出る仕組みになってからは『おっ、今日のボーナスはよく喋るな』と考えるようになり、鬱が治った」などと言っていて、設計の妙だ、などと、
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5000人に奢られて分かったこと
・たいていのひとは「10代のころに渇望していたこと」への欲を拗らせたまま生きてる
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こないだ奢りにきた男嫌い女が「男に媚びる女も嫌いだから『サバサバ女子会』を開いた」「そしたら『ただ性格が悪いだけの自称サバサバ女』が集まってきて絶望した」と言っており、まあ人との距離が掴めず嫌われやすい割に傷つきやすい人が自衛のため開発したのがサバサバ女子という枠だからな、などと
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5000人に奢られてきた経験上、自身のことを自己肯定感が高いと思っているひとは、たいてい『他者否定感』が高いだけ。他人を強く否定することで、じぶんを間接的に肯定している。マジで自己肯定感が高いひとは、そもそもだれかを否定することがほとんどないので、じぶんを肯定する必要性もあんまない。
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こないだ奢りにきたホリ●モンのオンラインサロン所属マンが「ここにはカーストがある」「神に近ければ近いだけ、カースト下から慕われ、サロンから旨味を吸える構造」「だからメンバーは神に無償で貢献するし、実際にそれで得することもできる」などと言っており、ちゃんと宗教やっててえらかったな。
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こないだ奢りにきたマッチョが「年収が多い奴よりも、学歴がある奴よりも、とにかく『肩幅のデカい奴』が一番えらい」「だから、誰かに偉そうにされると、基本的に『こいつ、俺より肩幅ないのに、偉そうに生きれてすごいな』と思う」などと言っており、昆虫みたいな価値観で好きだな、と思うなどした。