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今日の法廷は、“赤いヒラヒラ”氏と“青い早口”嬢の《運命の出会い》を目撃することができて、満足度が高かったかと。いやいや、ラストの“青いギザギザ”氏の恩知らずな《告発》には驚きましたが…(なんだこの無意味な匿名トークは)
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思い返せば、この《逆転のトノサマン》のエピソードは、15年前、ゲームの世界観を固めるために最初に考えた“逆転”の物語。こうして見返してみると…事件の舞台、ムジュンの作り方、ふざけ具合…などなど、『逆転裁判』の基本的な要素が凝縮されていて、感慨深い。。
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今回、オバチャンの《勇姿》を見て…制作当時、フトした思いつきで初めてあの「制御不能の早口」を試したとき、ゲーム画面を見て思わず自分で笑ってしまったときのことを思い出しました。シリーズ1作目の制作は、なにもかも“発見”の連続で、それはそれは新鮮でした。
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考えてみれば。《シメキリ》って、ものすごい言葉ですよね。なにしろ『シメられた上、斬られる』ワケですから。ある種『踏まれた上、蹴られる』ところの《踏んだり蹴ったり》にどこか近いニュアンスを感じるのは…自分自身、常に“追われる側”にいるせいなのか…
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みなさん、こんばんは。
アニメ『逆転裁判』第6話《逆転のトノサマン 2nd Trial》…見ていただけましたか。
夕方のいい時間に、ハイヒールのカカトでメリメリ踏まれながら「おしおきなんだぞぅ」と声を裏返す宇在氏の勇姿を目にする日が来るとは…妙にしんみりしているタクミです。
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さて。来週は、いよいよ《トノサマン》事件・完結編です。
真犯人との直接対決、道をふさぐ例のクビの存在を叫ぶ検事、とりあえず炸裂する異議…そして、万感をこめて大団円。
ゲーム版とはヒトアジ違う見せ場も炸裂する《逆転のトノサマン Last Trial》…どうぞ、おたのしみに!
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現在、アニメでも流れている名曲『大江戸戦士トノサマン』は、当時からチーム内でも大人気。そこで、ゲーム制作が一段落したころに、チームのみんなを笑わせようと10分ぐらいでテキトーに書き飛ばしたのですが…まさかその数年後、世間に“公表”されることになるとは思いもせず…
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さらに。思えば『逆転裁判』10周年のイベントでは、我らが“アニキ”こと、あの水木一郎先生に『♪ぶぅちィころォォせぇぇ』と上機嫌に熱唱していただいたという…なんとも恐れ多くも誇らしくも輝かしくも凶悪な1曲。
…カラオケに入らないかな。
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さて。来週からは、いよいよ“あの事件”が始まります。
『逆転裁判』の《核》ともいえるエピソード…《逆転、そしてサヨナラ 1st Trial》
これまで見え隠れしていた物語の断片が、徐々に《真実》を結び始める…
ということで、次回もお楽しみに!
…それでは、また。
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制作の終盤、スケジュールの関係で新しいキャラクターを作る時間がない!
という事態になり…それなら“アイツ”を再利用するか…という軽いノリで《リサイクル》されたのが、ヤハリサンタ氏だったのですが…
こうして見ると、彼の再登場は“運命”だったのかもしれません。
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なんと今回! アニメ『逆転裁判』とSCRAPのコラボレーションが実現!
この夏! 新たな事件でみなさんに“挑戦”します!
その名も『霊媒村殺人事件』…7月8日からいよいよスタートです!
realdgame.jp/gyakuten2016/
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みなさん、こんばんは。
“ゲームを作る人”でありながら、シナリオなどの文章を書く機会が多いせいか、たまに「小説を書けばいいんじゃないの?」なんて言われたりするタクミです。
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いやいや、そんなの書けるハズもなく…シナリオと小説は、ちょっと似ているようでマッタク違うシロモノ。
『絵や音楽のチカラに頼れない』という他力本願なウラ事情もありつつ、なんと言ってもイチバンの違いは、小説には“地の文”というヤツがあるコト。
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たとえば。
『そのとき、ゴドー検事はズボンのポケットから手を出して、椅子にかけていたチョッキをとった』
なんて文章を書こうとすると…
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あれ。今は“ズボン”じゃなくて“パンツ”だっけ?
“チョッキ”は“ベスト”かと思ったら…最近は“ジレ”らしい…なんだ“ジレ”って。この調子だと10年後は“ジレ”じゃないかもしれない…そう思うと。
…書けないッ! という事態に。
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また、なぜかぼくは文章で“略語”を使うのにミョーな抵抗があって…
『携帯電話』を『ケータイ』って…“電話”の要素はどこへ行ったんだ。10年後はコレ、通じなくなっているかもしれない…そう思うと。
…書けないッ! という事態に。
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まあ実際、“略語”を使わない方が不自然なのはわかっているのですが…
思い起こせば『逆転、そしてサヨナラ』で、ひょうたん湖のサンタ服の矢張に
「決まってんだろ! バイトだよバイト」
と言わせるまでに、しばらく悩んで手が止まってしまったり…(実話)
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しかも、そのフォローのためか、その後の会話で成歩堂に
「ここでアルバイトしてたんなら、何か知らないか?」
と、わざわざ言わせてバランスをとるという…誰もためにもならない、ムダな気づかい…(実話)
ちなみに、あのオバチャンも『アルバイト』派のようです。
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ゲームは『プレイヤーの選択で物語が進行する』という作りなので、基本的に、すべてのシナリオは主人公なるほどくんの“主観視点”で展開するのが“お約束”。今回、セッカクのアニメ化なので、その“お約束”をハズした見せ方ができないかしら…
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そこで『“成歩堂×矢張”と“御剣×真宵”の別行動』というアイデアが登場。ただでさえ処理しなければならない圧倒的な情報量の中、はたして入るかしら…と、脚本会議も白熱。その結果、あの場面が生まれたという…
アニメ“ならでは”のシーンになったのでは。。
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どこからどう見ても今回で《最終回》っぽかったアニメ『逆転裁判』は、いやいや来週からも続きます!
そして次回は、いよいよアニメ完全オリジナルストーリーの登場。
誰も見たことがない“逆転”の物語…これは見逃せませんとも!