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幾つか質問があったので追加説明します。代理出産で生まれた後、依頼者から引き取り拒否される事例はしばしば存在します。その様な子は孤児として施設で育ちます。引き取り距離されるのは障害児に限りません。健康でも、依頼中に離婚したので子供がいらなくなったというケースもあります。
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@tenantshitoshi @bu6nyDmIxzuCWkZ 遺伝子を引き継げる事も利点ですが、最大の魅力は、お金さえあれば確実に子が手に入る事です。養子と違い、厳しい審査や、長いウエイティング・リストがあるとか、母親が心変わりして養子に出すのを拒否するといった不確定要素のないことが、依頼者にとって大きな魅力となっています。
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@qFEIjgfMu64v0aQ @saraniwasima もともと代理出産は1976年にビジネスとして発明されたサービスですからね。なお日本では2000~2014年まで、長野県の諏訪マタニティクリニックで親族間の無償代理出産が行われていましたが、今は中止されています。
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今日の最後にもう一つ。臓器提供源として代理出産で子どもを作った例も既に存在しています。自分の病気の子に提供する臓器を調達するため、外国人夫婦が、インドで代理出産を行った例も報告されています。このような悲惨な例もあり、インドは2015年に外国人の代理出産を禁止するに至っています。
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発展途上国の女性を利用する「生殖アウトソーシング」の場合、代理母はほぼ100%、帝王切開での出産となります。その方が、赤ちゃんを安全に取り出せるからです。
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発展途上国の代理母たちは、先進国から来た依頼者に対し、フレンドリーに接することが求められます。なぜなら依頼者達は、自分が女性を買っているのではないかと罪悪感を持っているので、代理母がその罪悪感を払拭してあげなくてはならないのです。
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発展途上国の女性を、代理出産の可能な国に連れて行って、そこで代理母として働かせる形態も、既に存在しています。
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またアメリカに限らず、好みの卵子、精子、代理母をそれぞれ発注して子を得る形は2000年代から存在します。日本にも10年くらい前から、このような形で発注され、生まれた後にアメリカで依頼者が引き取り、日本に実子として連れ帰られた子がいます。
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このような場合、もちろん売れ残りの赤ちゃんが生じるので、その様な子は格安で売られることになります。
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アメリカでは赤ちゃん工場が出来ています。代理出産の注文が来る前に、既に良さそうな卵子と精子を用いて、赤ちゃんを仕込んでおくのです。発注がきたら、リストから好みの胎児を選び、生まれ次第、依頼者に引き渡します。
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もちろん如何なる性行為も許されません。また代理母は、契約期間中、風邪薬ひとつ、自分で飲むこともできません。食べ物も指示されます。
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何だかまだ現実をご存じないまま、キラキラしたイメージで代理出産を語る方がいるようです。いくつか、既に起きている事を述べます。まず米国の代理出産契約で一般的な事ですが、代理母は中絶権を依頼者に握られます。中絶したくとも出来なかったり、意志に反して中絶させられることもあります。
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これは当初の学会報告から6年かけて書き上げ、さらに投稿から受理まで、査読者との1年に亘るやり取りを経て、丁寧に仕上げました。クオリティの高い論文になったと思っています。抜き刷りがありますので、ご覧になりたい方はnosurrogacy.lib.i.dendai.ac.jp/jp/2017/07/19/… のメールアドレスへご連絡下さい。
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Veryの対談のような、社会階層の高い人(あるいはそう思い込む人)が、自らの生殖のためには、他者の身体を用いることを当然視する考えが生じる文化的背景について、論文「生殖技術における生政治の作動─その権力構造と議論に表れた概念配置の分析」で説明しています。jssts.jp/content/view/3…
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代理母が被る問題については、こちらの映像をご覧下さい。 youtu.be/2L0QkA0XcEE
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「2003年、タレントの向井亜紀さんが米国で米国人女性を代理母として双子を出産。」していません。向井亜紀さんは、米国人女性を雇い、雇われたシンディさんが出産したのです。Very編集者の方、虚偽の記載は止めて下さい。
@VERY_web
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日本の女性の貧困率、実際におかれた現実を前に、Veryの記事を書いた方が、何を伝えたいのか分かりません。あの富裕層向け記事が売れるほど、日本女性って豊かでしたでしょうか?統計を見る限り、今の日本人女性の収入では、代理母になる可能性は増えても、依頼する側に回るのは困難ですが。
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スプツニ子!さんの男性中心主義は以下にも。「そもそも男性って女性のパートナーに代理で産んでもらって、親として認められているのに、女性だけが自分で産まないと認められない、なんておかしいですよね」これほど強烈な男性目線かつミソジニーを女性誌が掲載する事に嫌悪を覚えます。@VERY_web
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サラ・ジェシカ・パーカーも、キム・カーダシアンも、代理母で「出産するセレブ」ではありません。出産したのは彼女らが雇った代理母の女性です。この記事では、このような微妙に間違ったりミスリードを誘う表現を重ねることで、卵子凍結や代理出産に関する印象操作がなされています。
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ここで語られるのは、女性の解放ではなく、男性中心的な社会に、女性の体を、技術で加工するか、経済力を用いて、無理矢理当てはめていこうという試みです。ついでにいえば記事の中に「入籍」という表現が。元々家父長制の文脈で語られているのでしょう。
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周回遅れのリベラリストの意見で気分が悪くなりました。卵子凍結は、女性の体を(生殖可能時期の長い)男性に近づけようとする、男性中心のテクノロジー観の中にあります。アーティストとしては言行不一致。veryweb.jp/life/106461/
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「代理母という経験」。フランスの団体が制作した、代理母の抱える問題を説明する動画の日本語字幕版を制作しました。どうぞご覧下さい。youtu.be/2L0QkA0XcEE @YouTubeさんから
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このコロナ騒動の中、NY州知事が商業的代理出産法を成立させたとのこと。これ、昨年はフェミニスト達の大反対にあい成立しなかった法律だったのです。あとコロナで3月中にNYの国連本部で行われるはずだった会議(そこで代理出産を批判する部会があった)が延期されたのも何気に効いているのかも。 twitter.com/StopSurrogacy/…