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小さい頃、私は従姉のお姉さんに恋をしていた。10年後、久々に親戚一同が集まる事になり、お姉さんと再会すると「私のこと大好きでよく後ろ着いてきてたよね、覚えてる?」と言われ、「お、覚えてるよ」と返すと、「…じゃあ、私とキスしてた事も覚えてる?」と耳打ちされ、赤くなった顔を笑われる百合
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親友から「今年から友チョコは受け取らないから!」と急に宣言された。「…分かった」と言うと、「本当に分かってる!?」と詰め寄られ、「本命なら受け取るって事だよ!?」と鼻息を荒くする。その姿が面白いので「勝手にしたら…?」ととぼけると、「やっぱり分かってない!!」と発狂されて笑う百合
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有名な占い師に、親友と占ってもらった。
今後とも親友でいられるか面白半分で聞くと、「近々、御二人の関係は破綻します」と断言される。予想外の結果に2人で驚くと、占い師が続けて「友人関係は終わって、恋愛関係になるようですね」と微笑んだ。その日からお互いに意識して、ギクシャクしまくる百合
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洗ったアダルトグッズを浴室に忘れる。慌てて向かうと、意地悪な姉に丁度見つかっていた。「これ、アンタの?」とニヤニヤしながら言われたので、咄嗟に「は?お姉ちゃんのでしょ、キモ…」と擦りつけようとすると、「お母さ~ん!」と大声を出され、「ごめんなさいごめんなさい!」と足に縋りつく百合
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男と付き合っては「なんか違った」と速攻で別れる先輩に「女性が好き説、あるんじゃないですか?」と言うと「それは無い」と一蹴された。数年後、三年記念日に「やっぱ女性が好きだったんじゃん」と元先輩の現彼女に言うと、「…性別は関係ないよ。ただ、君は他の人となんか違った」と照れ笑いする百合
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赤点の補修で、新米教師の私をナメてる生徒と2人きりになった。「分からない事があれば何でも質問して下さいね」と言うと、「先生って彼氏いるの~?」とか「どんな人タイプ?」等、くだらない事ばかり聞いてくる。「真剣に質問して下さい!」と注意すると、「…私は真剣だよ」と迫られ、動揺する百合
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1人で過ごすのが何よりも好きな女の子。3連休前、週末は1人で過ごそうと浮かれていると、友人は何故か浮かない顔をしている。「連休前なのに元気ないね」と聞くと、溜息混じりに、「…だって、3日間も君と会えないんだよ?」と言われた。何故かキュンッときて、「…泊まりくる?」と誘ってしまった百合
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友人達と恋愛話になり、友人が幼馴染に「てか、浮いた話一つもなくない?」と話を振った。平静を装い、耳を傾けると「…誰か分からないんだけど、小さい頃に告白してきた子が忘れられなくて」と話す。乙女か!と笑う皆を他所に、(それ、私じゃん!)と幼馴染の顔を見ると、赤面した彼女と目が合う百合
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クラスのはぐれ者同士で仲良くなった不良女と地味子。ある日、不良女の家でテンションの上がった地味子が「これ飲みましょうよ~」とお酒を発見した。「ほんとガキだなぁ…」と呆れながら付き合った数時間後、「ほんと子供ですねぇ…」と酔っ払った地味子に押し倒されメチャクチャにされる不良女の百合
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奥手でうぶな可愛い彼女。ある日のお家デートで「し、したいこと、何でも言ってくださいね…」と緊張しながら言ってきた。頑張る姿に愛おしくなり「大丈夫だよ、ありがとね」と頭を撫でると、ぎこちなく押し倒され、真っ赤な顔で「わ、わたしにも、性欲、ありますから…」と伝えられキュン死にする百合
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夏休み明け、密かに想いを寄せている友人が垢抜けていた。彼女の幼馴染である男子と仲良さげに話してるのを見て、心が苦しくなる。(…忙しいからって会うの断られてたけど、そういう事ね)と涙を堪えると、幼馴染に肩を叩かれた彼女がやって来て、赤面しながら「ど、どうかな…?」と照れ笑いされる百合
288
放課後、図書室でいつも本を読んでいる容姿端麗な後輩に話しかけたい図書委員の先輩。あまりの顔の良さと独特な雰囲気に話しかける事が出来ない日々が続いていたある日、珍しく後輩が本を片付け忘れて帰ってしまったので、代わりに片付けようとすると、『好きです』と書いたメモが本に挟まっていた百合
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終電を逃したので親友の家に泊めてもらい、ソファで寝ようとすると「一緒にベッドで寝ようよ」と誘われた。しかし「私、レズじゃん?だから、一応さw」と断ると「意気地なしだね~」と電気を消される。一瞬、思考停止したが慌てて「やっぱベッドで寝ていい!?」と聞くも「だめ~」と笑われる百合。
290
私が片思いしてる美少女が「好きな人いる?」とギャルに聞くと、「■■ぴ!」と私の名前を挙げた。更に美少女が「え、ライバルだ…」と言い始め、急なモテ期に困惑してると、美少女が私の耳元で「…私のギャルさんに手出したらぶッ○す」と囁く。美少女のライバルは私で、見事に三角関係を形成した百合
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夕食後、家を抜け出して近所の小さな公園で親友と待ち合わせる。ベンチに並んで座り、他愛もない会話をしていると、肌寒さを感じた親友が「夏、終わっちゃったよぉ~」と泣き真似をして、私に抱き着いてきた。「あんた、寒いの苦手だもんね」と笑いながら親友を抱きしめる。私の好きな季節が訪れる百合
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皆でキャンプをしていた深夜、怖がりの親友に起こされ「一緒にトイレ行こ…」と頼まれた。仕方なく手を繋がれ着いてくが、まさかの個室にまで連れ込まれる。全力拒否するも「怖い怖い!」と泣きそうな親友に折れ、狭く静かな空間で、手を繋がれたまま、親友から出るおしっこの音を顔を赤くして聞く百合
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深夜の急な呼び出しに応じてくれる幼馴染。「なに?」と聞かれたので、「いや、会いたかっただけ」と言うと、「私のこと好きすぎかよ」と笑ってくれた。だから私は、たっぷりの“呪い”を込めて「うん、好き」と答える。貴女に届かない“呪い”を掛け続ける、哀れな私にお似合いの深夜2時、丑三つ時の百合
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“友達以上恋人未満”の友人からドライブに誘われた。助手席から「2人で出掛けるのいつぶり?」と話題を振ると、「あのさ」と遮られ、「わ、私ら、そろそろ付き合った方がよくない?」と言われる。耳を真っ赤にしながら前方を見て運転する友人に「…夜ごはん奢ってくれたらいいよ」と照れ隠しで返す百合
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放課後、急に雨が降ってきた。密かに想いを寄せている幼馴染がいつも傘を持ち歩いている事を知っていたので、相合傘のチャンスだと思い、自分の傘を友人に貸し出した。いつも通り玄関前で待ち合わせた2人はぎこちなく声を揃える。「「傘、忘れちゃって…」」。ずぶ濡れなのに幸せそうに帰る2人の百合。
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イケメン集団との合コンに、とんでもなく顔の良い後輩が珍しく参戦した。案の定、イケメン全員が後輩狙いとなり、誰でもいいからおこぼれを貰おうと考えていると、まさかの一人で総取りしそうな勢いに。慌ててトイレに連れ込み「誰か一人にしてよ!」と頼むと「じゃあ、先輩がいいです」と迫られる百合
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陽キャ達に遊ばれている陰キャちゃん。「私たちが男だったら、誰と1番SEXしたい?」としつこく迫られ、陽キャ達の中でも1番清楚で優しくしてくれるお姉さん系の子を選ぶ。「陰キャっぽいわ~w」と笑われていると、後ろからこっそり「女でもいいなら本当にシてあげよっか?♡」と囁かれちゃう百合。
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バイト先によく来る、常連のお姉さんに恋をしている女子高生。ある日、お姉さんが男性と一緒に来店し(そりゃ彼氏いますよね…)と気落ちしてると、わざわざ「こいつ弟だからね!?勘違いしないでね!?」と焦り気味に言われて、(これって脈あり!?勘違いしちゃってもいいんですか!?)と悶々とする百合
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百合界隈で常にフォロワー数やRT数でいがみ合う作家2人。ある日、出版社から書籍化を打診され、すぐに『書籍化決定wごめんねw』とDMすると、『私もです。貴女より発行部数多いと思います』と返信がきて火花を散らす。まさか原作・作画で“色々”と協力する事になるとは、この時はまだ知る由もない百合