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「酔余口号」というタイトルの漢詩が2篇あり、ひとつは、
馬上少年過
世平白髪多
残軀天所赦
不楽是如何
です。こちらは政宗公の肖像画に書かれているものもあるため有名かと存じます。
同じ題で作られたもう一つの漢詩が、
四十年前少壮時
功名聊復自私期
老来不知干戈事
只把春風桃李巵
です。
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四十年前少壮の時
功名聊(いささ)か復(ま)た自(みずか)ら私(ひそか)に期(き)す
老来知らず干戈(かんか)の事
只(ただ)把(と)る春風桃李の巵(さかずき)
40年前の若いころ
戦場での功名を自負していた
年老いてもはや戦争など思うこともない
今はただ春風に吹かれ、桃李の花を賞でながら、杯を含んでいる
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②物語のキーとなっていた梵天丸様が書いている手紙は、政宗公が5歳のときに書いたと伝えられるものです。宛名なし、年月未詳、大きさ3.7cm×27.1cm。
正室陽徳院愛姫様の御掛硯の中に入っていたのを、孫の3代綱宗公が大切に所持していたもの。
内容は、
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「わざとふみ申しまいらせ候。さてさて一日より申し候あこ、あすはいと御申し候て、すきたまはるべく候。かしく
尚々、あすは、いと御申し候て、すきたまはるべく候。よろ申したきことども候へ共、かさねてとおもひ、申さらせず候。かしく」
*一部、濁点と送り仮名を補っています
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③はじまりの部分の和歌と手紙。手紙は分かりませんでしたが、和歌2首と連歌の発句(五七五)1首。
ほの見れば それとも分けて 別れにし
いる方いづこ 三日月の影
花や花 それとも飽かぬ ながめして
ながき日影も ゆふ暮れの空
暮れわかぬ 月になる夜の 道すがら
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④原田左馬助宗時のために政宗公が詠まれた和歌。原田左馬助は朝鮮出兵の際病に倒れ、帰国途中の対馬で死去。若き日よりともに戦ってきた政宗公の落胆は大きかったようで、左馬助を悼んで和歌を6首詠まれています。
舞台では1首だけが使われていましたが6首がセットになると一つの言葉になります。
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なつ衣 着つつ慣れにし 身なれども
別るる秋の ほどぞ物うき
虫の音は 涙もよほす 夕まぐれ
さびしき床(とこ)の 起伏(おきふし)も憂し
あはれげに 思ふにつれぬ 世のならひ
馴れにし友の 別れもぞする
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見るからに 猶あはれそふ 筆の跡
今日よりのちの 片見ならまし
たれとても 終には行かん 道なれど
先たつ人の 身ぞあはれなる
ふき払ふ 嵐にもろき 萩の花
誰しも今や 惜しまざらめや
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なつ衣
虫の音
あはれげに
見るからに
たれとても
ふき払ふ
↓一句目を縦読みすると
な
む
あ
み
だ
ぶ
と、南無阿弥陀仏になります。
政宗公は、原田左馬助への弔いの心を6首の和歌に込められました。
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いずれの署名も、通常の「松平陸奥守」ではなく、「伊達陸奥守」と政宗公の署名があります。
そして、日付は慶長十八年九月四日。そう今回の #伊達双騎 の大千穐楽の日だったのです。
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配信見納めました。円盤買おう。
拙者支倉常長がローマに到着した場面を描いた大作が仙台市の光明寺にあります。#伊達双騎 観た方はこれみんなが「Oh Happy Day!」って歌ってるように見えるかしら😆
野望、希望、マンボー!ウッ😙
#刀ミュ #春風桃李巵
「ローマ法皇謁見図」浜哲郎作、光明寺所蔵 twitter.com/hasekura6emon/…
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#中秋の名月
仙台城大手門脇櫓にて
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