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メイドインアビス10話、レグが白レグになるあたり原画やってました
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宮崎駿の「戦前で物資不足だったから竹を使っていた」という知ったかぶりを否定し、むしろ竹針の方が高価だったことを指摘したところで、宮崎駿が「もういいよこれで!どうせパクさんしか知らないんだから」とスタジオから追い出すシーンが最高に面白かった。
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かぐや姫のドキュメンタリー見てたんだけど、風立ちぬで喫茶店のレコードが回るカットを見せられて宮崎駿から意見を求められた高畑勲が、当時のSPレコードの回転数78rpmよりわずかに回転が速すぎることを即座に指摘し、当時レコード針に竹が用いられていたことに触れ、
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あのフラッシュバックには3カットだけ新規絵が入っています。ラストの泣きはれたベディの顔以外はおよそ0.08秒しか映らないのですが、よく気づかれましたね。ぜひ円盤で一時停止してみてください。
#Peing #質問箱 peing.net/ja/qs/10405090…
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原作ゲームの立ち絵でもチラッと眼が開いている描写はあったので、眼球そのものが潰れているわけではないと解釈していました。ちなみに演出担当の砂小原がやたらめったらトリスタンの目を開かせようとしてたので「目…
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#Peing #質問箱 peing.net/ja/qs/10405077…
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ラストパートの獅子王戦を筆頭に、自身の反省点を挙げればキリがないのだが、とりあえず今言えるのは、少なくとも次はもっと上手くやれるだろうということだ。次こそは……もっと上手く……。
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こうして思い返せば、自分の技量の未熟さに愕然とさせられる。舞台設定、小物、天候、あらゆるものが演出の道具になる。キャラクターのドラマを見せるのではなく、キャラが立っている世界そのものを魅せる。それが映画なのだと、当時の俺は気付けなかった。
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脚本段階の当初の俺の考えときたら「怒りのアグラヴェインの顔ドアップで、枚数多めの全身パクで、原作イラストのギザ歯でも再現しとけばいいかな」程度のものでしかなかった。まさに「キャラにしか意識が向いてない」典型で、こんな俺では逆立ちしたってあんな演出は思いつけなかった。
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こうしてアグラヴェインの怒りに「火がつき、烈火の如く燃え上がる」その感情を見事に演出してみせた。まさにこれが「画面に映るもの全てを使い倒して演出する」ということだった。
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アグラヴェインの怒りが爆発するテラスのシーン、ゴハクユは美術設定の、俺が特に意味もなく配置した燭台と垂れ幕に目をつけた。ランスロットの攻撃で燭台が倒れる→蝋燭の炎がアグラヴェインに巻き付いた垂れ幕に燃え移る→一瞬にしてアグラヴェインの周囲が火の海になる。
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ヒントはゴハクユが教えてくれた。奴は俺のコンテを「キャラにしか意識が向いてない。TVアニメのコンテだ」と言った。「画面に映るもの全てを使い倒して演出するんだ」と。その意味は奴の作った映像を見てようやく分かった。
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FGOの仕事をしている間「映画とは何か?」「何をすれば映画になるのか?」をずっと考えていた。結局それは作品が完成するまで分からずじまいだった。今でもまだ分かっていないのかもしれない。
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ラッシュチェックの時、マシュが盾を振り上げるカットをやたらと何度もリピートさせてたら、撮影さんに「どこか問題でも?」と聞かれて、正直に「マシュの脇がえっちだなと思って」と答えると、冷たい声で「はい次いきますね」と言われた。
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「描けば描くほどガウェインの肩幅が広くなっていく…」と悩んでいたみそ。俺は後ろで「いいぞもっとやれ」と言い続けた。ガウェインの肩幅はどんどん広がっていった。