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「傍若無人なお客様が多くて接客が辛い」と漏らした私に、ニーチェ先生が「割り箸を大変腹立たしいお客様の頚椎に見立てて叩き折ると、気休め程度にはなりますよ」と呟きながら無表情で箸を折りはじめたので、可及的速やかに有給を与えるようオーナーに目配せしている。
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気の良いおっちゃんが飲料水を箱買いしたので「お車までお運びします！」と申し出た。「ありがとなぁ。助かるわぁ」との言葉にホクホクしながら「後ろに積みますね！」とトランクを開けようとしたら一変、「駄目」と重低音を轟かせながら制止されたので、あの中身が公序良俗に反する類でないこと願う。
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「つまらない」「下らない」と世の全てを見下す人が苦手だ。得意分野を磨いて自分の価値を高めることよりも他人の価値を否定して貶めることのほうが簡単なのは分かるし、「俺の方が上だ」と相対的に自分の価値が高まったように錯覚するけれど、自分の価値を泥で汚すだけで誰も認めてなんかくれない。
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読者さまからニーチェ先生に宛てた小包が届いたので「チョコかな？」と確認をしたところ、「ナイスふんどし！」という手紙と共に褌が入っており、面と向かって渡せず彼の鞄にそっと入れたら「誰の仕業だ！？」と休憩室が大混乱になり、「監視カメラの映像を巻き戻そう」との提案で私は死に至りました。
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『ドラマ「ニーチェ先生」ビジュアルファンブック』、本日発売です。原作未読でも安心な登場人物解体新書や、ここでしか読めない福田雄一監督＆豪華メインキャストの独占インタビュー、ニーチェ先生本人の反応までも掲載されていますので是非是非ー！
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接客中は感情を殺してるのでお客様に心動かされることはあまりないけど、小動物のような女性のお客様が小さめのコンビニスイーツを2つ購入された際、「がっつり食べたいので大きめのスプーンくれますか……？」と耳を赤らめながら言われたとき、心が溶けていくのを感じた。
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「ニーチェ先生の実在が疑われているが、自分の武勇伝を常識人に突っ込ませる形式で呟いていないか？ サイン会の馬マスクで隠したかったものは？ 呟きの文体と彼の言動は妙に似通ってないか？ 松駒こそ実在しないのではないか？」と私を問い詰める同期がいるので、哲学専攻は奇人の吹き溜まりです。
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成人式に便乗して煙草や酒を購入しようとする未成年者は案外多いです。年齢確認を怠って売った場合、「販売者に」50万円以下の罰金が科せられます。若者の火遊びをこちらが始末しなくてはいけない理不尽もさることながら、ここ数年で件数が20倍近くも跳ね上がっているのも恐ろしい話です、本当に。
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電車で隣の男性に「すみません」と声を掛けられて応じたら「僕の色は何ですか？」「見えますよね？」と畳み掛けられ、戸惑って視線を逸らしつつも「そうですね……うーん……強いて言えば、水色、ですかね」と長考の末に答えたら、既に別の車両に移られてて周りの乗客から奇異な目で見られたので訴訟。
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「ナンパ、難しくない？」と聞かれて「お茶に誘うんじゃなくて道を尋ねる。心根の優しい人なら立ち止まってくれるし、会話の糸口や間の掴み方を学ぶことも出来るし、後腐れもないかな」と教えたら感心されたけど「この方法でおっさん50人と対話できたよ！」と続けたら返信が途絶えたの納得できない。
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毎週金曜日に配信、「ニーチェ先生」おさらい編、今回は防犯週間についてです。
▼コンビニの危険に備える！ 編
comic-walker.com/viewer/?tw=2&d…
「お正月はゴミ収集が無いから、コンビニに捨てちゃお」と家庭ゴミを持ち込む不届きな輩にどうするか？ など、年末年始の勤務に役立つ(かもしれない)回です。
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「ごめんね、お正月なのにバイト出てもらって……」と謝られたので「風格ある和服を着こなすおっさんの接客ができたり、可愛らしいポチ袋を真剣に吟味する頑固そうなおじさんが目撃出来たので、むしろありがとうございます！！」と感謝の意を述べたら休憩室に隔離されたの解せない。
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今週だけでも耳鼻科、内科、呼吸器科と渡り歩いていて、病巣のMIXコーデで春を先取りしています。今回は、そんな「流行」にまつわる話です。 twitter.com/COMICBRIDGE/st…
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破天荒な後輩からの年賀状、坊主がダンクシュートを決める奇怪な絵が描かれており、「干支とは微塵も関係ないじゃないか」と呆れていたんだけど、坊主が点を取ると？ と書かれていたヒントで午年との関連を瞬時に理解出来たこの親父ギャグ感性、辛い。
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あなたの代わりなんていないという主張に「持っている役割や機能が同じであれば代用品でも構わないわけで、仕事なんてその最たるもの。人類みな歯車」と思っていたけど、夕勤の代打出場を終えて白紙の原稿を前に今「夕勤の代わりは誰でもいいけど、代筆は頼めないわけで、なるほど」と血涙垂らしてる。
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可憐な女性がペプシ×コーラの近親相姦という前衛的な漫画を描いていたり、筋肉隆々のおっさんが優しい絵柄の豆本を販売していたり、爽やかな営業マン風の男性が世界の終末について200ページに渡って説いている論文を配布していたり、同人誌即売会は人間の多様性に限界などないこと実感させられる。
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商品も買わずにレジに割り込んで「行きたい場所があるんだけど？」と道案内を強要した乱入者にやんわりと断りを入れたら「んなことも知らんのか、使えねーな！」と捨て台詞を吐かれたのですが、お客様は神様であって、神は全知全能であるはずなので、道すら知らないあの人をお客様とは断じて認めない。
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読書家は事件の犯人や物語の展開が先読みできる「物語内限定の予知」という、役に立ちようのない特殊技能が身につくと思うのですが、この現実そのものを小説に書き下ろせる文章力があれば予言者にもなり得るし、こうして日常を呟くことは自分自身の未来を予測することに繋がるのかもしれません。
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本日発売、コミックジーン7月号で「ニーチェ先生」が本編に加えて表紙＆別冊付録という形で登場です。雑誌の表紙を飾ることは長年の夢でしたので、創刊4周年という記念すべき号で果たせて大変嬉しいです……。是非、お手に取って頂ければ幸いですー！
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タクシー運転手さんのお話。終電間際、赤ら顔の男性が千鳥足で乗り込んだ。「どちらまでですか？」と何度尋ねても「聞くな」「聞くなよ」の一点張りで「行き先が分からないと困りますよ」と漏らしたところ「だから、菊名(きくな)だよ！」と痺れをきらした一言が出たので、日本語は難儀なものだなと。
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電車の座席でPCを立ち上げて作業したら想定より捗って「衆人環境すごい。でも必ず座れるわけじゃないから立ちながら作業できて、Wi-Fiもきちんと通じて、音楽も再生できて、メールの送受信など並行して出来る端末があれば良いなぁ」と思いつつ、全てを満たした片手のiPhoneと目が合って。
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大学の休講情報の理由、「台風」「本務校の都合上」「学会出席のため」と様々なものが挙げられていたけど、掲示板の備考欄に「私用（断食修行）」と一言書き残して出家していった教授の存在、記憶に根深く残っている。
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本日、『ニーチェ先生』7巻が発売されましたが、「ニーチェ先生を何巻まで買ったか覚えてない……」「この話が載ってるのって何巻？」という方々のために、『ニーチェ先生』1巻から6巻までの範囲で、好きな1ページを皆さんに紹介して頂きました！ togetter.com/li/1126513
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法律家の卵にして六法全書の規格外である破天荒な後輩から、今年も年賀状が届いた。「うまの次は……笑み！！」と殴り書きされた風変わりなもので、「笑みって何だよヒツジだろ？」「でも例年より無難だし、何も仕掛けが施されてないのは奴らしくもない……」と考えた末、五十音順に思い当たりました。
こんなはずじゃなかった