🧜‍♀️Dr. サキ🐛(@SakiMDCtropMed)さんの人気ツイート(古い順)

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またとても稀ではありますが、10代から30代の若い男性において、心筋炎の報告があります。報告されている例は殆どが軽症で回復しています。ワクチン接種後、一週間以内に呼吸苦、胸の痛みなどの症状が出た場合は心筋炎を念頭に、速やかに医療機関を受診してください。 covnavi.jp/category/faq_p… 12/n
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12歳未満はまだ接種対象ではありません。6ヶ月-11歳以下の臨床試験は、年齢の段階に分けて行われ、安全性の評価をしています。mRNAの投与量も異なります。ファイザー社では4500人規模の臨床試験をしていますが投与量は5-11歳では大人の1/3のmRNA量(10mcg)、6ヶ月から5歳未満は1/10の3mcgです。  13/n
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海外で行われているファイザーの5-11歳の臨床試験の結果は、9月末に米国のFDAに提出され、問題がなければ年内に緊急使用許可が降りると予想されます。段階的に行っているので、6ヶ月-5歳の臨床試験結果の提出はその後、秋以降です。  14/n
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モデルナ社のワクチンも同様のプロセスで、現在12000人規模の臨床試験が11歳以下のお子さん行われています。ファイザーと比較して、時期の遅れはあります。15/n
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現在、接種対象ではないお子さんに関しては、感染対策を続けて、ワクチンの接種対象となる周囲の大人が接種をし、お子さんを守ることが大切です。(周囲の大人とは、保護者だけではなく、学校や塾、学童の先生、習い事のコーチや先生、保育園や幼稚園の先生、ベビーシッターなどを含みます。) 16/n
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子供の感染は家庭内で大人からうつるケースが最も多いです。しかし感染力の強いデルタでは、学校や学童、部活動等でのクラスターも増えています。 学校では引き続き、マスク、換気、距離を保つ、手指衛生等の感染対策を行い、教師をはじめとした職員のワクチン接種が推奨されます。  17/n
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12歳以上に関しては、感染した場合、12歳未満と比較して他者に感染させやすいです。感染力の高いデルタが流行しています。安心して集団生活を行うためにも、自身の健康を守るためにも、接種対象年齢の方は接種を検討しましょう。 18/n
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学校に関しては、さまざまな議論があります。 社会として、保護者としての目標は 『子供達が健やかでいること』 『子供達が健やかに成長すること』だと思っています。 19/n
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デルタ前の話になりますが、米国でコロナが流行している地域では、他のシチュエーションと比べ、感染対策を行っていた学校内での感染者が増えていたという報告はありません。むしろ少なかったという報告があります。日本でも同様です。 20/n
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闇雲に学校を休校をするというのはお勧めできません。 爆発的に感染者が増えている地域では感染者が減るまで一時的に休校することも必要となります。 その判断や基準値には透明性が欲しいです。そして学びが中断されないようオンライン化を最重要課題の一つとして一刻も早く行なって頂きたいです。21/n
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長い休校の弊害も大きいです。私のような片親は他の大人のヘルプがないと仕事を続けられません。私には幸い仕事がありますが休校で働けなくなり仕事を失った方もいます。テレワークできても、負担は大きいです。児童虐待が増え、貧困で頼りにしていた給食から栄養が取れず困るケースもあります。22/n
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そして子供のメンタルヘルスにも影響を与えます。休校が、特に10代のメンタルヘルスに影響を与えているというデータがあります。 日本の未来を背負う子供達が心身共に健やかに生活できるような判断と支援が必要です。23/n
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繰り返しになりますがオンライン教育もできる体制は、今後どうなるか分からない現在、とても重要です。 学力格差が広がっています。必要に応じてオンラインや人数を減らすためのハイブリッドにもできる準備が大切です。症状がある児童や隔離された児童も、家で授業が受けられるようになります。24/n
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また、学校では感染しやすさのリスク分けをし、地域の流行に応じてリスク別に制限することも大切です。例えば、室内での部活動や合唱、宿泊のある修学旅行などは感染リスクの高い活動となります。 25/n
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切ない… 日本で毎年1万人が新たに子宮頸がんになり、3000人が死亡。HPVワクチンで予防できる。 科学的根拠に基づき、一刻も早く積極的接種推進にして下さい。若い女性の命を軽んじてるのか?と悲しくなる。 コロナ対策で大変だと思いますが、未来ある女性の命を守るためリソースを割いて欲しい。 twitter.com/mph_for_doctor…
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12歳未満を新型コロナウイルス感染症から守る最も効果的な方法は、12歳以上の人々がワクチンを接種をすること &感染対策を引き続き継続
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尾身先生がインスタを始めたらしいです。尊敬。 こびナビとインスタライブをしてくれませんか? twitter.com/senmonka21/sta…
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皆さん小児COVID-19関連多系統炎症症候群(Multisystem inflammatory syndrome in children/以下、MIS-C) という子供に起こる新型コロナの極めて稀な合併症を聞いたことはありますでしょうか? 川崎病に似た合併症、と聞いたことがあるかもしれせん。極めて稀ですが【注意喚起】として記載します。1/n
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アメリカでは感染者増加の波があるたびに、全体の感染者のピークに数週間遅れるように、MIS-Cの患者が増えていました。 人種や肥満率などのリスクの差はありますが、日本でもこの感染者のピークに遅れて、小児のMIS-C患者が増えてくる可能性があると思います。 2/n
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MIS-C(小児多系統炎症性症候群)は新型コロナに感染後数週間以内に、身体の様々な臓器(場合によりますが心臓、肺、血管、腎臓、消化器、目、皮膚、脳など)に強い炎症が起こる病気です。 3/n
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症状はどの臓器が影響されているかによります。お子さんに、数日間続く熱と 腹痛、目の充血、唇の赤み、手足の腫れ、咳、胸痛、息苦しさ、頭痛、血圧の低下、首の痛み、発疹、嘔吐、疲労感、痙攣などなど。 4/n
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特徴的なのは(発熱と共に) •心臓の機能の低下による症状(血圧低下、息苦しさ、気の遠くなる感じ) •皮膚の症状(発疹など) •消化器症状(腹痛、嘔吐、下痢) です。 MIS-Cは深刻な合併症で、死に至ることもありますが、殆どのお子さんは病院での治療(機能の低下した臓器のサポート)で改善します。5/n
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MIS-Cは新型コロナ感染から2~6週間の間に発症します。 お子さんは新型コロナの感染の時は無症状だったり、軽症な事が多いです。 ですので既往がなければ、周りにコロナの診断を受けた人はいなかったか(濃厚接触種ではなかったか)や血液の抗体検査で新型コロナにかかった証拠の有無を調べます。 6/n
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CDCによる診断基準はこちらの写真の通りです。 cdc.gov/mis/hcp/index.… 7/n
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残念ながらどうして子供たちに新型コロナ感染後、MIS-Cが起こるのか、詳しく分かっていません。おそらく感染後に異常な免疫応答が起こるからと考えられていますが分からないことが多いです。川崎病とは別の疾患ですが目の充血や発疹等似たような症状が出て川崎病の診断基準を満たすこともあります。9/n