くも(@mkmk____kmkm)さんの人気ツイート(古い順)

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それはそれとして、普段肩組んでゲラ笑いしてるような仲良し親友二人組の男達がふとした瞬間に恋人の顔になっちゃうのほんとに好き。ゲラゲラ笑ってじゃれ合ってたのに笑い声が止まったら急に艶っぽい空気になっちゃうのすごく興奮する。
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一見ものすごく穏やかで信頼関係が強固な理想の主従(人外)なのに、ご主人様の方にお二人のなれそめを聞くと「昔のあの子は本当にやんちゃな跳ねっ返りでね、年がら年中私の首を狙っては失敗して泣いての繰り返しだった。洗脳して魂まで堕としきるのに百年かかったんだよ。ハハッ」って言うやつ。
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本当に純粋な悪党が悪党のまま受けちゃんのこと好きになって結ばれる話もたまにはいいよなぁ。えっぐい悪党のお膝にはべってる受けちゃんかわい。
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ゾンビだらけの世界でたった一人生き抜いてきた男が、ゾンビを殺しながら世界各地の生き残りを保護して回ってる武装組織と出会う我ながら厨二病が治らない話を考えてた。生きた人間に会ったのが数年振りだったので、警戒して銃を向けてくる相手にふらふら近付いて「抱き締めてくれ」って泣く男。
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キェェェェェェェ受けちゃんがえっちのとき枕に顔埋めて苦しそうに呻いてばっかりだからてっきりえっちが辛くて痛くて苦しいのかと思って完全なる愛と善意により攻めが誘うのやめたらなんで抱いてくれないの?飽きちゃった?って激落ち込みする受けちゃんかぁぁぁぁわいぃぃぃぃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
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攻めは受けを無理矢理抱いたし俺の初恋終わったわと思って絶望してるけど受けは完全に合意でなんならお付き合い始まったと思って浮かれてる二人良くない?
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ベッドに押し倒した受けにキスするとき頭とか顔を撫でてると見せかけてがっつり額を押さえ込みながら枕に沈めるようにキスする攻めが好きです
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その土地の神様は本来とても穏やかな優しい神様だったのに、神様の力とはなんの関係もない自然災害が相次いで勝手に贄を捧げられるようになったせいで性質が悪いものに傾いちゃった話とか好き。清い神様の土地を恐怖に震える女子供の血肉で汚したから神様も穢れちゃう感じのあれ。
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酔ったふりして受けの部屋に転がり込もうと企む攻めも、酔ったふりして攻めが部屋に転がり込もうとしてることに気付いてるけど許してあげる受けも大好き。「俺があのくらいで酔うわけないじゃん」て押し倒したらその首に腕回されて「うん、知ってる」ってキスまでされるから攻めの方が顔真っ赤になる。
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ショタになった攻め、この姿なら子供好きな受けちゃんがなんでもいうこと聞いてくれるかもって純度100%の下心で誘ってみたら、いつもは塩対応で断られるようなことを「いいよ♡」「なんでもしてあげる♡」「次はなにしたい?なんでも言って♡」って快諾され想像以上に甘やかされて悔しさで泣いた
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訴えられても嫌なので店主はしっかりと、この店が曰く付きであること、夜遅くに人間ではないものが来店すること、しかしいまのところ誰かが怪我をしたり死んだりはしてないということを伝えた。男の子は怯えることもなく平然と「構いませんよ」と快諾。
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男の子のバイト初日。店主と男の子しかいない店に人間ではないものが来店する。それは黒くて、不定形で、くぐもったおぞましい声を発する。店主が店の奥から様子をみてると、男の子は怖がるどころか声ひとつ震わさずに人間ではないそれに向かって「いらっしゃいませ、お一人ですか?」と尋ねた。
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曰く付きの土地に建ってしまった居酒屋、22時を回ると必ず人間ではないなにかが来店してしまう。客は怯えて入りが悪くなるしスタッフも怖がって辞めちゃうので店主は営業時間の短縮せざるをえなくなってたんだけど、ある日ラストまで希望でバイトの男の子が入ってくる。
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返ってくるのは、やはり聞き取るのも恐ろしいざわざわとした不協和音のような声。しかし男の子はそれに対して、穏やかに微笑んだ。 「カウンター席とテーブル席はどちらになさいますか?テーブル席ですね。ご案内いたします」 他の客とまったく変わらない完璧な対応に店主は開いた口が塞がらない。
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「店長」 「ひぃ!!」 呆けている間に男の子が戻ってきて、店主に伝票を差し出した。 「オーダーです。枝豆と焼き鳥五点盛り」 人ではないその客からオーダーが来たのは初めてだった。なにせ誰もあの黒いなにかに近付けない。そもそも客だと思ったことすらないし、初めて見たときには阿鼻叫喚だった。
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「えぇと、冷酒冷酒……」 男の子は冷蔵庫を漁って冷酒の小さな瓶を取り出した。 店主も我に返り、恐る恐る焼き鳥を焼き始める。 オープンキッチンからは、テーブル席に身を落ち着けた人間ではない客の姿がちらりと見えた。 男の子は人間の客にするように綺麗な所作で冷酒とグラスを置いている。
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テーブルを離れようとした男の子だが、それに呼び止められたようだ。持ち上げかけた腰を再び下げ、うんうんと相槌を打つ。考えるような素振り、なにかを答え、そしてくすくすと肩を揺らして笑う。 店主は驚いた。なんと彼は、あのなんだか分からない化け物と談笑をしているのだ。
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そもそも大前提としてそこからなのだ。 すっかり腰の引けた店主に、男の子はあきれた様子で溜め息をついた。 「神様ですよ」 「いや、そりゃお客様は神様だけど、あれは」 「だから、神様なんです。あのお客さん」 「……………………………は?」
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「きみ、まさかあれが人間にでも見えてるのかい?」 出来上がった料理を男の子に渡しながら尋ねると、彼はきょとんと目を丸くした。 「まさかぁ」 「く、黒くて、へどろみたいな、もやみたいな」 「お客様に向かってへどろとかやばくないですか?」 「お客様、でいいのか?あれは?」
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「料理冷めちゃうんで、あとで話しますね」 男の子はトレーを持ってあの客のもとへ行ってしまう。 迷ったが、店主は男の子に着いていくことにした。自分はこの店の主なのだ。なにが起こっているのかくらいは把握しなくては。 「お待たせいたしました」 男の子が声をかけると、黒いそれは
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やはり聞き取れない声でなにかを言った。男の子のことをいたく歓迎した様子だ。へどろのようなもやのような体から無数に生えた、触手のような毛のようななにかがわさわさと蠢く。 咄嗟に口を押さえてしまった店主だが、男の子はにこりと口角を上げると客の前に恭しく皿を置いた。
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「枝豆と、焼き鳥の五点盛りです。串気を付けてくださいね。これは串入れ。枝豆の殻はこっちに入れてくださ……ああ、まるごと食べちゃった。大丈夫ですか?しょっぱくておいしい?あはは、良かったです。お好きなように召し上がってください。ええ、お客様が美味しいと思うように」
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男の子は優しく告げて離れようとしたが、また引き留められたようだ。 困ったように振り返る男の子が「すみません」と店主へ頭を下げる。 「こちらのお客様、話し相手になってほしいって……そういうお店じゃないし、お断りした方がいいですよね?」 「とんでもない!話し相手になってあげて!」
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「でも、そろそろ掃除とか始めないと」 「僕がやっておくから!もう他にお客さんも来ないだろうし!ね!」 「いいんですか?……じゃあ、お願いします」 客に向き直った男の子は「店長がいいって言ってくれたので大丈夫みたいです。ここ座っていいですか?」
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と黒いそれの向かいに腰を下ろした。 串も殻も関係なくなにもかもがそれの中に消えていくのをゾッとしながら横目に見やり、店主は逃げるように店の奥へ戻った。 「あ、お皿はダメです!ダメ!だーめ!!」 皿でもなんでも食わせていいからどうにかしてくれ。店主にとっての神はあのバイトの男の子だ。