障害者が求める配慮とは「特別扱い」ではなく、「イキイキと働ける職場」や「一人暮らしが出来る給料」ではないでしょうか。
発達障害の特性の中で「相手の言葉を字義通りに受け取る」という特性を聞きますが、他者の言葉をそのまま受け取り、意味合いを読み取れないという問題以上に、他者からの批判を100%の事実だと受け取ってしまい、感情的になって怒ってしまうという問題があります。 #ASD #発達障害
発達障害のある方の中には、これまでに他人から否定されたことが多すぎて、「自分のことを分かってもらいたい」という意識が強すぎる方がいます。 なので、仕事でミスをしても、謝る前に「こういうつもりでした」と分かってもらいたい気持ちが先に出てしまい、言い訳ばかりすると思われてしまいます。
「発達障害のある人はステータスの振り分けが極端なキャラクター」ということが事実なら、その極端なステータス(とがった強み)に合った活躍の舞台を用意すべきだと思いますが、現状は凹んだ弱みに合わせて業務が提供されることの方が多いから、給料が改善しないんですよね…。
ADHDのある方から「口頭の長い説明は理解しづらい」と聞いて、 なんとなく、自分も長話を聞いていると要点をつかむのが難しくなるしなぁ…と共感しながらも、 でも「何でですか?」と尋ねたら、 「朝に聞いた音楽が頭の中でずっと流れていて聞きづらい」と言われて、 私は全然分かっていませんでした。
発達障害者によっては幼少期から「おまえはおかしい」と自分の感覚や考えを否定されてきた人もいる。自分を否定される経験を重ねてしまうと「他人に話しても否定されるだけ…」といった思いが強くなり、「相談する」というスキルが十分に育まれず、これが職場のトラブルにつながってる印象がある。
発達障害者は「言葉を字義通りに受け止めてしまう」と言われますが、 転職した時も「あなたの視点で気付いたことをドシドシ言ってほしい」という言葉を真に受けてやらかす人は多いんです。
障害を診断されて「クリニックで診断を受けたよ」と親に伝えたら、 「おまえは障害者じゃない」「甘えている」「社会をなめるな」とか言われた話を聞きましたが、障害者にとっての障害ってこういう身内の存在もありますよね…
発達障害者は「叱責に弱い」のではなくて、 過去に家庭や学校等で否定された体験がフラッシュバックしてしまうから、 業務上の指摘に過敏に反応してしまうんじゃないかと思います。
障害者に対して「全然、障害があるように見えない。普通に見える」と言って、周りから「それホメ言葉じゃないですよ」と言われた時に「いや、良い意味なんだけど…」って言い訳の言葉が始めに出ちゃう人とは距離を置いた方が良いと思う。
「発達障害の人はコミュ力が低いから他人にヘルプが出せない」みたいなことを聞いたけど、実際には「親に甘えることが許されず失敗すると批判されるような家庭環境で育ってきた人」もいる。特性上のこだわりの強さに加えて、完璧主義&一人で抱え込んでしまうから、終わりがない。
ADHDのある社員にデータ入力のミスが無くならないので理由を聞いてみたら、 「誤字脱字を無くそうと読みながら見直しをしてると、いつの間にかチェックした語句から連想ゲームが始まってしまって…うまくできません」 と言われました。 やっぱり本人に聞いてみないと分からないことが多い。
ADHDの社員が仕事でケアレスミスした時にかける言葉は「真面目にやってください」ではありません。 「違うチェック方法を試してみますか」です。
■面接時 障害者『委縮してしまうので、高圧的な指導は控えてもらえると助かります😅』 面接官『大丈夫ですよ😄(うちは怒鳴ったりしないから大丈夫)』 ■入社後 先輩社員『なんでまたミスするの?前に教えたよね?😠』 障害者『😢』
障害者雇用の面接では「攻撃的、感情的」と感じた方は必ず見送りにします。これは既存社員を守る意味もあります。障害者雇用の職場では不機嫌な人や攻撃的になっている人を見るだけで委縮してしまう方が多いんです。だから面接で「ストレスが溜まるとイライラします」と話されると見送りになります。
いわゆる「擬態化」の辛さって「発達障害だとバレると生きにくいな。そうだ、定型発達の真似をして表情を作ったり、疲れてないフリをしよう!」って結論に達して擬態化し続けてた結果、ある日突然限界が来ちゃうとこだと思う。
ADHD、ASDの両方の傾向がある方の苦労体験として多いのが「ADHDの不注意でミスをするが、ASDで雑談が苦手だから、愛想良くしてフォローしてもらうことも出来ず、次第に追い込まれる」というエピソードですね。本当に多いです。
言語理解が高くて、知覚統合が低い人の場合、自己発信は問題ありませんが、次の展開を読むのが苦手で、発言量は多いのに行動が伴わない人が多い印象です。面接時のコミュニケーションに問題がなくて期待が大きかった分、仕事をした時のギャップが大きくて怒られやすいです。
発達障害の難しさって、同じ失敗を繰り返すこと。同じ失敗を繰り返すから、周りは「何回同じことを言わすんだ?」と怒るし、「自分は何回同じことを繰り返すんだろ…」と落ち込んでしまう。同じことを繰り返す苦しさ。同じことを指摘される苦しさ。
定型先輩「なんで口頭だと理解できないの?」 発達後輩「なんでメールやメモを使って説明できないの?」
定型上司「もっとストレス耐性、鍛えた方がいいよ?」 発達社員「もっとストレスかけない言い方を考えた方がいいよ?」
「雑談が多い職場」って、意外と離職率が高い。 飲み会の場で 「あの人は気を付けた方がいいよ」 など、陰口含めていろいろ話を聞かされたり、 既に出来ている人間関係の輪の中に入りづらかったりが心理的負担になって辞めたくなる人が出てくる。 業務上の報連相は大切だけど、雑談は結構マイナス。
障害者が伝えなくてもデフォルトで欲しい配慮は 「威圧的な言動をしない」 「ダブルバインドをしない」 です。 例えば 『自分で考えてやれ』&『勝手にやるな』 『迷ったら確認して』&『前にも教えたよね?』 『忙しいから後にして』&『なんで早く言わないの?』 こんなん委縮するし戸惑うでしょ…
発達障害のある方の中には、これまでに他人から否定されたことが多すぎて、「自分のことを分かってもらいたい」という意識が強すぎる方がいます。 なので、仕事でミスをしても、謝る前に「こういうつもりでした」と分かってもらいたい気持ちが先に出てしまい、言い訳ばかりすると思われてしまいます。
発達障害者によっては幼少期から「おまえはおかしい」と自分の感覚や考えを否定されてきた人もいる。 自分を否定される経験を重ねてしまうと「他人に話しても否定されるだけ…」といった思いが強くなり、「相談する」というスキルが十分に育まれず、これが職場のトラブルにつながってる印象がある。