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「錯乱した人物による凶行描写=スティグマ」と定義し思考プロセスを省略してるせいでしょ。ほぼ脊髄反射。
「パワハラ」という言葉が生まれたおかげで被害者が声をあげやすくなった、みたいな利点と共に、命名や定義化による思考停止の問題は常に意識したいね。レッテル貼りと言うか。
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修正された作品内容に賛否両論ある事自体は否定はしないよ。それも個々人の感想だからね。自分そっくりな犯人が出てきて穏やかならぬ気持ちになった人には嬉しいかも知れんし、僕みたいに残念がる人もいる。
とにかく僕が怒ってんのは、「修正を働きかけた」輩よ。
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基本的に引用リツイートには賛否問わず反応しないつもりだったのですが、これに関しては僕も言葉が足りなかったと思うし、類似のツッコミが多かったので補足でツイートしたいと思います。
鋭いご指摘をありがとうございます。 twitter.com/vague_flavor/s…
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そして、今回の修正を受け「修正は嬉しい。正直、自分の症状が酷い時と似てたので狼狽えてました。」と言う方はいた。それはつまり、あの症状が「安易なステレオタイプの狂人描写」ではない事の証左じゃないの?で、幻聴が聞こえようが健康だろうが殆どの人は殺人なんてしないし、殺す奴は殺す。当然。
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当事者から「アレを読んで精神疾患がある人を犯罪者予備軍と見られたら怖い」という発言もあったが、それは読み手の知能や良識への不信であって作品批判じゃない。作品批判なら「あの作品は精神疾患がある人を犯罪者予備軍扱いしてる」と言う筈でしょ。実際、作品内で犯罪者予備軍扱いしてないし。
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(それにしたって、この地球上に差別が存在する以上、差別主義の人物が登場する事そのものを規制するのは間違ってる。非難され修正されるとしたら、作品として差別を肯定している場合でしょ)
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まとめます。
差別を構成する要素は「偏見」と「権力(市民権と言っても良い)」です。女性や野党議員からの偏見に満ちた発言も糾弾されて然るべきですが、それより森さんの話が重要性を帯びるのは、この「権力」に依る所が大きい。そして、森さん自身に偏見を改める姿勢が見られない為です。
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藤野が知り得ない「犯人の複雑な心境や事情」を解説したら作品の視点がブレるでしょ。それを理解し得ない藤野がどう乗り越えようとするのかが肝なんだから。
徹底して藤野の時間に寄り添ってるからこその没入感だし、あの一日で奪われた人生にどんな積み重ねがあったのかを感じる事が出来るんじゃん。
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と言うか、僕からしたらアレでも犯人の背景は十二分に語られてる。根底にあるのは芸術で挫折した者の劣等感と嫉妬であり、統合失調症っぽい症状は原因と言うよりむしろ結果。
そして彼が屈折したであろう背景はまさに、藤野の学生時代の膨大な描写で補完されてるやん。