201
「砧」という棒で、生乾きの布を叩くってのは古くからやってたそうな。アイロンの代わりのようなものらしい。
202
「洗濯板」は18世紀末にヨーロッパで発明されて、普及したのは19世紀、日本で一般的になったのは大正時代、実はかなり新しい道具。つまり戦国時代の生活描写で洗濯板を出すのは、考証としては正しくないらしい。雰囲気を出すなら踏み洗いとかか。
204
私の描くものはSFでいいのだろうか・・・「ハードSF」って言葉はきくけど、「ソフトSF」ってあまり聞かないしな・・となるとやっぱ「すこしふしぎ」かな・・(SF者にありがちな葛藤)
205
ありがとうございます! これで我々もSFです! クラークやハインラインやアシモフや小松左京と同じ分類です!(ちがうんじゃないかな) twitter.com/ogakirokurou/s…
206
受賞のあいさつでも書いたけど、いまやってる『異伝・絵本草子 半妖の夜叉姫』もだいぶSFやで・・・タイムトラベルがどうとかより、高橋留美子先生のネタをアレンジして展開するというひねった感じが、ごっつSFマインドという気が(SFとはいったい)
207
『絶対可憐チルドレン』が星雲賞コミック部門いただきました。ありがとうございます! ついにSFと認定されました!! 今後は「SF作家」と名乗っても大丈夫になりました!(それはどうなのか)
208
209
#なんかちょっと怖い話
当時2~3歳だった息子が誰もいない部屋を見て「だれ?だれなの?こわ!」と言い出した。「なんかいるの?」「うん」とのことで、部屋に向かって「ここは息子くんの家だ、出てけ!」と一喝したら、”それ”を見ているらしい子供の目線は窓の方にゆっくり移動した。
211
居間に行ったら息子が『薔薇の名前』見てた。名作。ショーン・コネリーがかっこいい。「この映画見たあとってさあ、本を読むとき・・おっと!」とモゴモゴ言いながら立ち去るお父さんである。
212
異世界おじさんがエルフを連れ込みそうになった宿屋の廊下が昭和の貧乏アパート風にデザインされてるとこにマジ感動した。あとエピローグがエロいが俺はとまっちゃんボイスでエロい気持ちになるわけにはいかないのにエロい。
213
「キャラが立つ」というのはどの漫画家も日常的に使う言葉なのだけど、こないだ高橋先生にネーム見てもらったとき「セリフがちゃんと回ってる」という言葉をいただいてハッとした。
214
「結局、キャラクターって…」高橋留美子と“ヒロインの笑顔の背景” 〈『うる星やつら』36年ぶり再アニメ化〉 #文春オンライン bunshun.jp/articles/-/559…
215
『半妖の夜叉姫』のコミカライズは椎名高志が描いてます。椎名が自分から「やりたい」と高橋留美子先生とサンライズさんにお願いした趣味企画です。単行本2巻まで発売中、最新話掲載のサンデーSは本日発売。アニメとはちょっとだけストーリーが違います。読んでね!>RT
216
兵部京介フィギュアのご予約は、7月27日 23:59まで!
union-creative.jp/goods/detail/?…
217
219
キングは自分の無意識を「地下の男たち」と呼んでて、船底のボイラー室とか溶鉱炉のイメージ。頭でよくわからないネタは、彼らに預けて放置する。ときどき「地下」から「こないだのアレから、すげえネタが出ましたぜ!!」と警報が返ってくる。私もある。あの興奮は最高に気持ちいい。
220
意図せずになぜか浮かんだネタは、無意識下にある何かとつながってる。そのつながりを断ち切らないように、そーっと周辺を発掘すると、次々出てくる断片から「ああ、俺はこういうことを言いたいのか」「これはこういう物語なのか」という、全身骨格が見えてくる。それが創作かなーと。
221
私も漫画描くのを「化石発掘」に例えてて、キングが同じこと言ってたので「アプローチは同じなのに!! この差は何!!」ってなったな(笑)。「化石」というのは才能とかテーマとかのことじゃなく、「降ってくる電波の断片」「不意に浮かんだアイデアのかけら」のことだと思ってる。
222
とり・みき先生が「オジギビト」研究を発表していたのは、私が大学生の頃だったと思う。いまそれを知らないらしい人たちがその概念に気づいて「工事現場によくある謝ってる人の絵、面白れえ!」つってる記事を読んで、失われた古代の英知の再発見を感じた。
223
横島が文殊に初めて込めた文字・・・まったく思い出せないですすいません(笑)。 >RT
224
でも甥っ子の見たところおじさんはものすごくいいとこまで行ってて、だからしばらく休んだらまた異世界に復帰して最後まで才能にふさわしい世界でがんばって欲しい。そこではおじさんが思っているよりもおじさんを認めている人がたくさんいる。
225
『異世界おじさん』は単に社会性のダメなオタクのお話というだけでなく、「だからそっちの業界でかなり頑張ったのだけどそこでも持ち前のアレさでいろいろうまくいかず17年でリタイヤ、スキルはけっこうすごいのに現実社会では無名で役立たず」って構図だと気づいて泣いてる。