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過干渉育ちが抱える生きづらさの一つに、感情の抑圧がある。学校に通わせてもらい、生活をさせてもらい、楽しい思い出もあった。だからこそ、自分の本音と親への罪悪感の間で苦しむ。"期待に応えなきゃ"という意識で「自分らしさ」を抑えてしまう。今が苦しい人。まずは自分の本心を大切にしてほしい。
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アダルトチルドレンは「嫉妬心」を抱きやすい。幼いころから親に認めてもらえなかった影響で劣等感がつよく、人より優れることで"承認欲求"を満たそうとするから。とくに自分と同じくらいの能力をもつ同期などに嫌悪感をもつことも多い。まずは価値基準を自分の成長にすること。楽になる第一歩です。
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親に見守ってもらえる子どもは"安心感"に満たされるが、親に見張られると"緊張感"に悩まされる。愛情を受けてから自立すると自尊心が強くなるが、愛情を受けるために無理に自立した場合は自分が分からなくなる。"親子間での認識のギャップ"は生きづらさにつながる。幼少期の会話を大切にしてほしい。
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「誰かを信じられない」「甘えられない」というと、悪いことのように感じるかも知れないがそうではない。自分で自分を守るために"強くならなきゃ"と決心することがある。その環境で生きていくために、誰にも頼れず自立するしかないこともある。それほど過去のあなたは頑張ってきたということなのです。
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"自分らしさ"が分からないのは「幼い頃から周りを支える立場だった」から。本来は自分を出すべき時期に、親の事情を受け入れ家庭内のバランスを保ち、友達の"好き嫌い"に合わせて輪を守らなければいけなかった。結果、相手の機嫌をとることに価値を感じるようになる。その悩みは影で頑張り続けた証です
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"ガスライティング"に気をつけて。①舌打ちやため息、大きな物音を出し続けられる。②わざと間違った情報を吹き込まれる。③「あなたはおかしい」と否定的な言葉を浴びせられるなど精神的に追い込む行為の一つ。日常的に受け続けるとどんな人でも心が壊れます。環境を変える勇気を大切にしてほしい。
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嫌われることに過敏な人ほど"支配的な人"を引き寄せやすい。支配的な人は何も言わずに従う人を好むから。嫌われないために相手に合わせるほど相性があう。逆に、お互いの考えを尊重する人は離れる。自分の意見を言わない限り「よく分からない人」と思われるから。ACが生きづらさを抱える理由の一つです
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沈黙が続くと"急かされる"感覚を持つ人がいる。相手に「早く」と言われていないのに、過去に親に言われた「急ぎなさい」が脳内再生されて焦りが出る。幼い頃から"待ってもらえない"が根付いていると、大人になって待たせることに恐怖や不安を感じやすい。焦燥感の改善は会話の苦手意識を楽にします。
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実は悪口や愚痴が多い人は"依存体質"の人が多い。誰かの悪口を言うと快楽物質のドーパミンと、ストレスホルモンが同時に分泌される。だから、より強い快楽を求めながら脳を傷つける悪循環につながりやすい。悪口で相手を下げるよりも、自分を褒めて自尊心を上げる方が心身には健全です。言葉を大切に。
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子どもの頃から意見がいえない環境がつづくと、相反した2つの感情を同時に抱く"両価性"が強く出やすい。たとえば「仲良くなりたいけど自分のことを知られるのが怖い」「一人になりたいけど誰かに傍にいてほしい」がこれ。複雑な感情に本人も戸惑い悩む。これが"自分らしさが分からない"に繋がるのです
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家庭環境で苦しんだ人は"他者との距離感"に悩みやすい。期待して傷ついた過去が影響して自分からは近づけない。でも一度心を許すと一気に近づく。本当は誰かに受け入れてほしかった思いが溢れ、相手が戸惑うくらい自分を曝け出すこともある。単なる人見知りとは違う。失う不安とずっと戦ってきたから。
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心に限界が来た時。「何でもっと早く言わなかったの」と責められることがある。言わなかった自分が悪いのだと感じて自己嫌悪に。でも違う。言っても意味がないと思わせる環境だったり、心身が追い詰められて感情が出なかっただけ。言わなかったではなく、その環境では伝えることができなかったが正しい
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家庭問題の生きづらさに悩むあなたへ。一冊のノートを開き「苦しかったこと+本当はして欲しかったこと」を"本心"で1行毎日書き続けてほしい。幼少期に悩んだモヤモヤが可視化され、過去の自分の痛みに向き合う習慣ができます。抑え続けてきた自分の気持ちを外に出し続ける。大切な"解毒"の第一歩です。
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自尊心が強い人の特徴は、「どんなあなたも大切だよ」という環境で育っていることです。一方、「いつも会話が平行線」「過干渉が激しい」「条件付きの愛情しかもらえない」という家庭環境だと、ありのままの自分ではいけないという"自己否定"に悩んでしまう。自分を伝えることを怖がる必要はないのです
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アダルトチルドレンは"休む"が苦手。何かに優れないと周りが離れていくと感じるから、動けなくなるまで休めない。少し休んで動けるようになったらまた動くを繰り返す。それほど「休むこと」への罪悪感が強い。幼少期から常に何かを頑張るのが日常だと、"頑張っている"という意識さえない場合も多い。
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人は疲労やストレスが溜まり続けると、刺激に敏感になります。音や仕草を繊細に感じて、機嫌が悪い人がいると不安で仕方ない状態に。「普段気にならない些細なことが気になる」「ふとした優しさに涙が出る」。自分が思ってる以上に疲れてるサインです。まずは"ずっと頑張ってきた自分"を褒めてあげてね
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子どもの頃にうまく甘えられず、他人を信じられないまま大人になると大事な人との関係を自ら壊しやすくなる。大切だからこそ失う怖さも膨らんでしまうから。愛情を試す、自暴自棄になるなど"試し行動"をとることもある。自分の心を守るために「人間関係をリセットする」思考にもつながりやすいのです。
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幼少期に否定されて育つと自分の価値が分からなくなる。相手の顔色を伺い、相手のしたいことに合わせ、相手が喜ぶことで価値を見出そうとする。だから人間関係に疲れて距離をおいてしまう。頑張れない自分、そのままの自分に価値があると気づいてほしい。優しさが"自分"に向いた時スッと楽になるから。
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「あなたは何をしたい?」と質問されるのが苦手なアダルトチルドレンは多い。特に、子どもの頃から平穏に暮らすため親の意見に合わせてきた人ほどその傾向は強い。自分の気持ちよりも相手が望む回答をすることがクセになっているから、"何を答えたら相手が満足するのか"を真っ先に考えてしまうのです。
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人は疲労やストレスが溜まり続けると、刺激に敏感になります。音や仕草を過剰に感じて、機嫌が悪い人がいると不安で仕方ない状態に。「普段気にならない些細なことが気になる」「ふとした優しさに涙が出る」。自分が思ってる以上に疲れてるサインです。"ずっと頑張ってきた自分"に耳を傾けてほしい。
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実は他者否定が多い人は"依存体質"の人が多い。誰かの悪口を言うと快楽物質のドーパミンと、ストレスホルモンが同時に分泌される。だから、より強い快楽を求めながら脳を傷つける悪循環につながりやすい。悪口で相手を下げるよりも、自分を褒めて自尊心を上げる方が心身には健全です。言葉を大切に。
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幼少期に否定されて育つと自分の価値が分からなくなる。相手の顔色を伺い、相手のしたいことに合わせ、相手が喜ぶことで価値を見出そうとする。だから人間関係に疲れて距離をおいてしまう。頑張れない自分、そのままの自分に価値があると気づいてほしい。優しさが"自分"に向いた時スッと楽になります。
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親に否定されて育った人は被害妄想が強くなりやすい。『自分は否定されて当たり前』と思い込んでいるから、相手の反応が少し悪かっただけでも「避けられた」「嫌われた」と感じてしまう。その結果、"この人は私の敵だ"と認識して、八つ当たりのようにケンカをしたり人間関係をリセットしてしまうのです
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アダルトチルドレンは自分を過小評価しやすい。何かを達成しても「これくらい出来て当然」と自分を抑える。出来ないことがあると「皆は出来るのに…」と自分を責める。評価されても「上には上がいる」とさらに追い込む。"認める""休む"ことに抵抗がでるのは、誰にも頼れない中で独り努力してきた証です
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虐待育ちの人は「断る」ができない。幼少期のコミュニケーションの中で"断るたびに嫌な思いをした経験"があるから。本心ではやりたくないことを引き受けて心を壊したり、ギリギリで用事を断って罪悪感に悩むことがある。"自分の意見を伝える=悪い行為ではない"と知ること。正しい認知が心を守ります。